【サイゾーオンラインより】
ABEMAオリジナルドラマ『死ぬほど愛して』で、8年ぶりに俳優復帰を果たした成宮寛貴。2016年12月に芸能界を電撃引退して以降、表舞台から遠ざかっていた成宮だが、今作の演技について視聴者の反応は概ね好評だという。
目次
・成宮寛貴、俳優デビューから芸能界引退までの経緯
・成宮寛貴、『死ぬほど愛して』で俳優復帰がかなったワケ
・成宮寛貴、原作者が“推した理由がわかる”演技の魅力
・成宮寛貴、「JUNON」でも『相棒』待望論に自ら言及
成宮寛貴、俳優デビューから芸能界引退までの経緯
オーディションを経て、2000年上演の舞台『滅びかけた人類、その愛の本質とは…』で俳優デビューした成宮。以降はドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系、02年1月期放送)、『ごくせん』第1シリーズ(日本テレビ系、同年4月期放送)、『オレンジデイズ』(TBS系、04年4月期放送)などの話題作に続々と出演してきた。
そして、水谷豊主演の人気ドラマシリーズ『相棒』(テレビ朝日系)では、主人公・杉下右京の3代目相棒・甲斐享役を好演。12年10月期開始の『相棒 season11』から約3年にわたって甲斐を演じ、『相棒 season13』(14年10月~15年3月)の最終回をもって卒業した。
一方、成宮に関しては16年12月2日発売の「フライデー」(講談社)が薬物使用疑惑などを報道。同誌発売の前日、当時の所属事務所(トップコート)は「事実無根」と否定し、法的措置をとる可能性を示唆した。成宮自身も「非常に憤りを感じます。私、成宮寛貴は、薬物を使用したことは一切ございません」と反論のコメントを発表したが、同9日には突如として芸能界引退を表明。その後は海外で暮らし、近年はアパレル事業なども手掛けるようになっていた。
成宮寛貴、ABEMAドラマ『死ぬほど愛して』で8年ぶり俳優復帰がかなったワケ
そんな成宮が、今年3月27日に初回を迎えたABEMAのドラマ『死ぬほど愛して』で8年ぶりに俳優復帰。原作は漫画『金田一少年の事件簿』(講談社、以下『金田一』)で知られる天樹征丸氏による同名漫画(光文社、作画・草壁エリザ氏)で、企画・監修は樹林伸氏、樹林ゆう子氏が務めている。
物語は「愛」と「狂気」にまみれたラブサスペンスで、成宮演じる主人公・神城真人は「一流企業に勤めるエリートサラリーマン」でありながら、「殺人鬼役」だと公表されており、真人をひたむきに愛す妻・澪には瀧本美織がキャスティングされ、細田善彦、片桐仁、山口馬木也、松井玲奈らが脇を固めている。
なお、3月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)のインタビューで成宮本人が語ったところによれば、4年前に海外から帰国した後は「芸能界とは距離を置いていた」(原文ママ、以下同)という。
しかし、『金田一』の原作者(『金田一』の名義は天樹征丸)である樹林伸氏と、『死ぬほど愛して』の企画・監修も担当するゆう子氏と3年前に食事した際、「やってほしい役があるんだよ」と言われ、原作をもらったんだとか。
成宮はそこで俳優復帰を現実的に考え始め、一昨年にはマネジャーが見つかり、「成宮寛貴」の名前も使えることになったそう。準備が整う中で、あらためて『死ぬほど愛して』の話が舞い込み、「お受けすることにしました」と、経緯を振り返っていた。
成宮寛貴、『死ぬほど愛して』原作者が“推した理由がわかる”演技の魅力とは?
こうして、成宮の復帰作となった『死ぬほど愛して』の第1話は、2人の幸せな結婚生活の裏で起きた「女性記者殺人事件」や、周囲の登場人物の不穏な動きを描くなど、気になる展開が続いていた。
ドラマライターの北村有氏は、1話での成宮の演技の魅力を以下のように解説する。
「『死ぬほど愛して』で成宮さんが演じている真人という役は、妻の澪を誰よりも大切にしている優しい夫という裏で、実は殺人鬼である役柄。その二面性を表現するのは難しいニュアンスが必要とされると思いますが、成宮さんの持ち前のカジュアルな明るさ、好青年な佇まいが、裏に隠された狂気と良い塩梅に対になっていると感じました。原作者の方が『是非とも成宮さんに』と推した理由もわかる気がします」
また、同氏は印象に残ったシーンを挙げつつ、今後の成宮の演技に期待を寄せた。
「特に成宮さん演じる真人が、後ろからやってきたデリバリー配達員を横から自転車ごと蹴り倒すシーンなど、彼が本来は瞬間的に感情を発露させやすい性質の持ち主であることが言葉なしに表現されていて、2話以降どんなふうに『殺人鬼としての顔』を出してくるのか楽しみになりました」
YouTubeチャンネル「ABEMA ドラマ【公式】」では初回の27日より第1話を「フル無料公開」している。1話を見た視聴者からは「久しぶりに成宮くんを見たけど、やっぱり演技力が高くて引き込まれる。あのまま消えていくにはもったいない俳優さんだった」「8年のブランク、全く感じない! 演技に厚みが増して磨きがかかったように思う」「成宮くん、変わらず演技がうまかった。好きな俳優さんの1人だったから、ドラマを見て本当に戻ってきたんだなと実感した」と、好意的な感想が見受けられた。
成宮寛貴、「JUNON」のインタビューでも『相棒』待望論に自ら言及
なお、成宮の俳優復帰に伴い、ネット上では『相棒』への出演を願う声も多く聞こえてくる。というのも『相棒』のレギュラーキャストは卒業後もゲストで登場する機会があるからだ。
また、寺脇康文演じる初代相棒・亀山薫は『相棒 season7』の「レベル4~後篇・薫最後の事件」(08年12月17日放送)で卒業するも、22年10月開始の『相棒 season21』で5代目相棒として復帰。今年3月までオンエアされていた『相棒 season23』でも主人公・右京とタッグを組んでいた。
前述の「週刊新潮」のインタビューで、成宮は水谷に「ひとかたならぬ思い」があり、手紙を書いたと告白。俳優復帰にあたり、「これまでの経緯や思い、こんなことをしていきたいといった志を書いて、『相棒』チームのプロデューサーに渡してもらうようにお願いしたんです。またいつかお会いできる日があったらいいなと思いながら、俳優の仕事の第二章をスタートさせていきたい」とも語っている。
さらに、「JUNON」25年5月号(主婦と生活社)のインタビューだと、成宮は「みなさんがまた『相棒』に出てほしいと思ってくださってるのも知ってます(笑)。水谷豊さんは大好きな尊敬する俳優さんなので、いつかご一緒できるように頑張ります」と、『相棒』待望論に自ら言及していた。
前出の北村氏は成宮の『相棒』登場についてこう話す。
「長く愛され続けているシリーズだからこそファンも『甲斐享』を待ち望んでいるのではないでしょうか。ただ、歴代相棒の中で唯一“闇堕ち退場”だっただけに、もちろん慎重に進めなければならない点も多いはずですが、『相棒』は成宮さんの代表作の一つでもありますし、もし本当に復帰されるのならば、無理と矛盾のない脚本と設定で戻ってきてくれることを願っています」
『死ぬほど愛して』の第2話は4月3日午後11時より、ABEMAで配信開始となる。今作を通じて、成宮はどんな姿を見せていってくれるのだろうか?