【サイゾーオンラインより】
5月14日深夜放送のテレビ朝日系『森香澄の全部嘘テレビ』では、お見送り芸人しんいちの自宅ロケを放送。「性行為同意書」の束を見つけた森香澄が、一定の理解を示す場面があった。
目次
・森香澄、お見送り芸人しんいちの「性行為同意書」に理解示す
・お見送り芸人しんいち、性生活を告白してツッコまれるのが鉄板パターン
・中居正広の“反論”で再注目
森香澄、お見送り芸人しんいちの「性行為同意書」に理解示す
同番組では、「モテ部屋チェック」と題して森とグラビアアイドルの風吹ケイがしんいちの自宅へ。クローゼットから出てきた新品のバニーガール衣装を風吹が着用すると、スタイルの良さにしんいちは大興奮だった。
さらに、森らは廊下の収納棚から箱に入った「性行為同意書」を発見。記入済みの用紙もあり、しんいちは「芸能人、今弱いから。(芸能界で)やっとここまでこれたんで、コケたくなくて」と理由を説明。
風吹は「印刷しすぎでしょ!」とドン引きしている様子であったが、一方の森は「騙そうとする女性だっている可能性はあるんで、リスクヘッジとしては認めます」「それこそ双方いいんだったらいいですよ。私たちがヤアヤア言うことではない」と一定の理解を示すと、しんいちは拍手をしながら「そういうことです、うれしい」「森香澄、だから好きなんです、僕は」と喜んでいた。
お見送り芸人しんいち、性生活を告白してツッコまれるのが鉄板パターン
しんいちのキャラクターについて、お笑いライターの新越谷ノリヲ氏が話す。
「お見送り芸人しんいちという芸人は、今のコンプラが厳しくなった芸能界でほとんど唯一と言っていい『エロキャラ』を前面に打ち出したタレントなんですよね。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で頻繁にドッキリに呼ばれるのも『しんいちなら手を出すだろう』という信頼があってのものですし、ひな壇トークでもほかの芸人が私生活の暴露合戦になっているところ、いきなり『こないだグラビアの子を……』などと自分の性生活を告白してツッコまれるのが鉄板のパターンになっています。多くの大物タレントが次々と性スキャンダルで姿を消していく中で、そうしたエロキャラを成立させるには『奔放だが下劣ではない』という絶妙なバランス感覚が必要になってきます。
今回放送された『性行為同意書』も当然、テレビ用のネタとして用意していた部分もあるでしょうし、番組内で風吹ケイにバニーガールのコスプレをさせるくだりも、徹底的な“お願い”ベースで相手に恐怖や不快感を抱かせるものではなかった。結局、時代がどうあれエロというのは本能に訴えかける笑いですから、しんいちの振る舞いは『コンプラ時代におけるエロネタの成立』を考える上で新たなモデルロールとなっているのかもしれませんね」
中居正広の“反論”で再注目
しんいちはこれまでも、この「性行為同意書」を複数のメディアで公開。事務所の顧問弁護士などと話し合って作成したという説明と共に、「絶対に同意書は大事。あるとないとでは全然違う。芸能人全員持っていたほうがいい」などと訴えてきた。
なお、同意書には女性が「氏名」「生年月日」「同意書が交わされた日時」「署名」を書く欄が設けられているほか、「1.私は未成年ではありません」「2.私は結婚しておらず、配偶者もいません」「3.私はお見送り芸人しんいちと性行為を行うことに同意します」「4.この同意は、強制されたものではなく、完全に私自身の自由意思によりものです」「5.性行為に関する情報や内容を、週刊誌や第三者、SNSなどを含む外部に一切漏らしません」という5つの同意事項が記載されているようだ。エンタメ誌の編集者が語る。
「ネット上では以前から『著名人はしんいちを見習って、取り入れたほうがいいのでは?』『ないよりあったほうがいいとは思うけど、絶対的な効力はなさそうだし、どうなんだろう?』などとさまざまな意見が飛び交っていました。
そして最近、元女性アナウンサーとのトラブルで芸能界を引退した中居正広さん側がフジテレビなどが設置した第三者委員会の調査報告書に反論した影響もあって、改めてしんいちさんの同意書が注目されている様子。バラエティ番組ではしんいちさんのキャラクターを際立てるアイテムとして紹介されていますが、3月にはジャングルポケットの元メンバー・斉藤慎二がロケバス内で20代の女性に性的暴行をしたとして『不同意性交等罪』と『不同意わいせつ罪』で東京地方検察庁に在宅起訴される出来事もありましたし、真面目な話、『性行為同意書』は芸能界で広がりを見せるかもしれません」
ジャングルポケットの元メンバー・斉藤慎二がロケバスの中で20代の女性に対し性的暴行をしたとして、「不同意性交等罪」と「不同意わいせつ罪」で東京地方検察庁に在宅起訴されたことが話題になったことも記憶に新しい芸能界。こうしたニュースに戦々恐々とする芸能人は想像以上に多いのかもしれない。