昨年1月、SixTONESとともにジャニーズ事務所初の同時CDデビューを果たした9人組グループ・Snow Man。このところ、メンバーの“歌割り”に不満を抱くファンの声が続出していたが、1stアルバム『Snow Mania S1』(9月29日発売)の公式Twitterアカウントに対しても、多くの怒りや不満が寄せられる事態になり、リリース前から大荒れの状況だ。
Snow Manは、2012年から阿部亮平、岩本照、佐久間大介、深澤辰哉、宮舘涼太、渡辺翔太の6人で活動。アクロバットを得意とするグループで、先輩の舞台やコンサートでバックダンサーを任される機会も多く、根強いファンに支えられてきた。そんなSnow Manとファンに衝撃が走ったのは、19年1月17日。関西Jr.の一員だった向井康二や、宇宙Six・目黒蓮、少年忍者・ラウール(当時の所属ユニット)が加わり、9人体制として再始動することになった。
その翌年、20年1月にCDデビューを果たすと同時にファンも増加。シングルCDの売り上げ面で快進撃を続けているが、今年に入ってからは「歌割り」に不満を抱くファンが続出。特に、“加入組”と呼ばれる向井、目黒、ラウールの歌唱パートに比べ、オリジナルメンバーのパートが少ないと古参ファンらが愚痴を漏らしている。
「今年7月発売の4thシングル『HELLO HELLO』や、アルバム『Snow Mania S1』のリード曲『EVOLUTION』を聞いたファンから、阿部、佐久間、深澤、宮舘の歌声が『聞こえない』などの意見が上がり、彼らを応援する人たちは、歯痒い思いをしているようです。オリジナルメンバーでも、メインボーカル的ポジションの渡辺と、ラップに定評のある岩本は比較的にソロパートがあるのですが……」(ジャニーズに詳しい記者)
さらに、9月2日放送のラジオ番組『不二家 presents Snow Manの素のまんま』(文化放送)で、アルバム収録曲の「Sugar」が一部解禁されたところファンの不満が爆発。歌い出しを目黒が担当したあと、ラウール、岩本、向井、渡辺……と歌唱が続いたが、問題の阿部、佐久間、深澤、宮舘の歌声がはっきり聞こえないままサビに入り、番組ではサビ後に楽曲のオンエアを終えた。
ラジオでのオンエアー後、ネット上には多くのファンから「Snow Man史上最悪の歌割り。『Sugar』って5人のユニット曲なの?」「『Sugar』は歌割りがひどすぎ。5人組になったの?」との怒りや、「歌割りが少ないメンバーだって、普通に歌が上手なのに……」「悲しんでいるファンに『2番を待とう』と言う人がいるけど、2番に期待して絶望した曲もある」「テレビで披露する時は、歌ってる人にカメラが向けられる。9人それぞれの声が聞きたい」などの落胆が上がることに。
「さらには、Snow Manの所属レコード会社・avexに原因があると見て、公式Twitterアカウントに抗議を寄せる人も続出。『Snow Mania S1』の公式Twitterアカウントがツイートした、「『Sugar』HPにて試聴開始」との投稿に『Snow Manは9人グループですよね? 4人の声をもっと聞きたいので歌割りを見直してください』『こんなに歌割りがひどいグループほかにありません。ファンが離れてもしょうがないと思う』『お願いだから、だてふかあべさくに1番のソロパートをください。彼らを応援している身としては、これじゃあまりにもつらい。4人の歌声もちゃんと聞きたい』『歌割りが不公平だと感じてしまう。せめて、曲調と声質に合わせてメインで歌う人を入れ替えてほしい』と訴えています。avexに直接メールなどで要望を出している人もいるようですね」
このところ新曲を出すたびにファンから不満や失望、怒りの声が上がっているSnow Man。まだデビュー2年目とあって、これからファンの声で改善されることもあるだろう。今後も長い目で見守っていきたいものだが……。