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【視聴率推移】『あんぱん』自己最高17.8%急上昇! 史実パート突入も「だいぶかけ離れている」?

ByAdmin

7月 14, 2025 #テレビ, #視聴率

サイゾーオンラインより】

 6月以降、週平均視聴率に上昇傾向が見られる今田美桜主演のNHK連続テレビ小説『あんぱん』(午前8時~)。7月2日には自己最高となる世帯17.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人10.0%を叩き出した。

 朝ドラ第112作『あんぱん』は、漫画家・やなせたかしさんとその妻・小松暢さんをモデルとするフィクションのドラマオリジナル作品。今田のほか、北村匠海、江口のりこ、河合優実、原菜乃華、細田佳央太、妻夫木聡らが出演し、脚本は中園ミホ氏が手掛ける。

 ここ最近の『あんぱん』の印象について、「サイゾーオンライン」で『あんぱん』の全話レビューを連載するライターのどらまっ子AKIちゃんはこう語る。

「戦後、主人公・のぶ(今田)と嵩(北村)が新聞社で机を並べることになり、いよいよ史実をベースとしたパートに入ってきました。脚本の中園氏も『ここからは史実にかなり忠実』と語っている通り、資料を参照したと思われるエピソードがいくつも出てきます。しかし、今のところその史実から一部の要素を断片的に引用しているだけで、実際のやなせたかし氏の著書や資料から受ける印象とはだいぶかけ離れていると感じますね。

 また、ここまでの完全フィクションとして描かれてきたストーリーとの整合性を取ることにも苦労しているようで、ネット上などにはその矛盾を指摘する声が少なくありません。前作『おむすび』は肯定意見、否定意見の振り幅が大きく、毀誉褒貶が渦巻く作品でしたが、本作『あんぱん』ではどちらかというと、出演者のファン以外の満足度は全体的に低いように感じますね」

『あんぱん』第14週で自己最高16.9%を記録

 とはいえ、前出のとおり視聴率は好調だ。週ごとの平均世帯視聴率は第10週まで15%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を推移していたが、第11週以降は16%台に乗せ、さらに6月30日~7月4日の第14週では自己最高となる16.9%まで上昇している。その理由について、前出のどらまっ子AKIちゃんが考察する。

「『アンパンマン』の創作にやなせ氏の戦争体験が反映されていることはよく知られていますし、やなせ夫妻に少しでも興味がある人なら、2人が新聞社で出会ったことも知っているかもしれません。ここまではフィクションであると宣伝されていましたが、戦争から戦後のパートに入って、その2人の人生や馴れ初めを知りたいという思いで視聴者がチャンネルを合わせているのかもしれません。

 しかし、夫妻がモデルとはいえ事実とは違う部分も少なくありませんから、このタイミングで視聴率が上昇するということは、このドラマで描かれる夫婦のエピソードが実際のやなせ夫妻に起こった事実だと誤解される恐れもあります。そういう意味でも、制作陣には、よりモデルの人物に敬意を払ったドラマ作りを求めたいところですね」

 ストーリーは折り返し地点を過ぎた『あんぱん』。今後の視聴率の推移にも注目したい。

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