【サイゾーオンラインより】
平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太によるユニット・Number_iが、デジタルシングル「未確認領域」(8月11日配信)のリリースを記念したショート動画コンテストの開催を発表した。誰でも参加できる企画となっているが、一部Number_iのファン(通称:iLYs)からは批判的な意見が上がっている。
Number_i、デジタルシングルリリース記念でファン参加型の“動画コンテスト”開催
Number_iは、9月22日に2ndフルアルバム『No.Ⅱ』をTOBE OFFICIAL STOREにて発売。8月11日にアルバム収録曲「未確認領域」をデジタルシングルとして先行配信するといい、リリースを記念して「“ABOVE YOUR REGION” Challenge」と題したショート動画コンテストを行うという。
グループのオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされた動画「【ショート動画コンテスト】”ABOVE YOUR REGION” Challenge開催決定!」(7月13日公開)によると、参加者は「未確認領域」の音源を使って動画を作成し、Number_iメンバーや視聴者投票によって「No.1」を競い合う企画のようだ。
ショート動画は、自由なクリエイティブで表現する「PBY部門」(Produced By You)と、「未確認領域」の振り付けを考える「DLY部門」(Dance Like Yourself)の2部門あり、募集は7月23日~8月17日までの間に全4回(4週)実施するという。
応募期間ごとにスタッフが4組を選定し、X(旧Twitter)で視聴者投票を行い、4組から3組へ。全4回の募集期間終了後にセミファイナリスト12組が決まった段階でNumber_iも審査に加わり、ファイナリスト2組が選ばれるとか。
そして、8月23日午後12時~25日午後6時の間に、Xにてファイナリスト2組のうち優勝者を決める視聴者投票を行い、25日午後6時にNumber_iがインスタグラム(以下、インスタ)のライブ配信で最終結果を発表する流れになっているそうだ。
なお、挑戦者は全SNS(TikTok・インスタ・YouTube・X)を公開アカウントに設定。作成した動画に音源「未確認領域(Preview)」を紐づけし、ハッシュタグ「#AYRChallenge」とNumber_iオフィシャルアカウントをメンションして投稿するなど、全ての条件を満たすと審査対象になるとか。
Number_i、動画コンテストの“優勝特典”にファンから否定意見噴出
Number_i公式サイトのお知らせを見ると、優勝特典は「Number_iから優勝者へのコメント動画」(原文ママ、以下同)のほか、「2025年秋以降に開催するNumber_i LIVE TOUR 2025へのご招待(上限2名様)」と、プレミアムな内容になっている。
告知動画内でメンバーは「結構ハードル高いと思うんで。なかなか、恥ずかしいとかもあると思うんですけど、ぜひ『未確認領域』という曲を使って、殻を破って、たくさん皆さん、応募お待ちしております。お願いいたします!」(神宮寺)「頑張ってください」(平野)と呼びかけていた。
こうして、“ファン参加型”の企画が発表されたものの、Xやインスタの告知投稿のコメント欄では「素人のダンス動画なんて見たくない。私たちが見たいのはNumber_iの3人だよ!」「優勝者はライブ招待って、やりすぎ。ファンクラブの会費を払ってもコンサートに落選続きで、入れないiLYsがいっぱいいるし……」「優勝特典が3人のコメント動画とコンサートに招待というのは、ファンのことをバカにしてるとしか思えない」「SNSに詳しくないので意味がわかりません。ファンはSNSを理解してる若い人だけではないんです」などと否定的な意見が噴出している。
Number_iファンから「ファンの気持ちを理解して」と不満の声が上がるワケ
さらには「3人のことを見たいファンの気持ちをそろそろ理解してもらえませんか? ダンス動画など、3人だけの企画をやってほしい」「3人が歌って踊って楽しそうな姿をずっと見ていたいだけなのに、それが運営サイドに伝わってないんだなと思って、悲しくなった」「お願いだから3人の供給をください!」「音楽活動を重点にしているのは承知しているけど、もっとテレビでの露出を増やしてほしい」と、Number_iの活動方針や露出の少なさに疑問の声も上がっている。
「平野らは2023年5月22日付でKing&Prince(以下、キンプリ)を脱退し、旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を退所後、滝沢秀明氏のアーティスト会社・TOBEに移籍し、Number_iを結成しました。今回の企画に対してファンの間で不満の声が上がっている背景には、Number_iになってからの“露出の少なさ”が一因でしょう。というのも、キンプリ時代はテレビでグループのレギュラー番組があり、ドラマ・映画、バラエティー番組にも単発で出演していました。しかし、Number_iとして始動後は音楽活動がメインになっていることもあり、テレビへの出演は基本的に音楽番組のみ。楽曲リリース時のプロモーション期間はSNSのライブ配信を行いますが、それ以外は露出が少ないのが現状で、3人がわちゃわちゃと仲睦まじくトークする様子を見られるのは、ファンクラブ動画など限られたコンテンツだけになっているんです」(芸能ライター・阿部ベア氏)
グループのYouTubeでは楽曲のミュージックビデオなどは公開しているが、ほかのアイドルのようにバラエティー企画などは投稿されていない。一部のiLYsは「“ABOVE YOUR REGION” Challenge」の概要を知った段階で、“素人の動画よりも、本人たちが動く姿をたくさん見たい”と感じてしまったのかもしれない。
「ただ、Number_iの3人はアイドルというよりアーティスト志向。自ら楽曲のプロデュースを手掛け、曲の制作などクリエイティブな裏方の仕事にも携わっていることもあり、スタッフとミーティングをする機会も多いとか。ファンには見えないところで、たくさんの仕事を抱えているようなんです。こうした3人の陰の努力を認めているファンからは、擁護の声も上がっています」(前出・同)
実際、ネット上には「今はSNSで楽曲が広まっていくことが多いから、いろんなことにチャレンジするのはいいことでは?」「iLYsだけでは楽曲を拡散するにも限界があるし、Number_iを知らない人に届けるには良い企画だと思う」「自分は動画制作とかは無理だから参加はできないけど、一つの取り組みとしてこのコンテストが盛り上がってほしい」と、肯定的な意見も寄せられている。
実際、コンテストが始まった暁にはファンが一丸となり、「未確認領域」やアルバム『No.Ⅱ』を盛り上げていってくれることを、Number_i自身も願っていることだろう。