日本テレビは9月2日、「2021年10月期番組改編説明会」をオンラインで実施し、今年3月に同局の情報番組『スッキリ』を卒業したハリセンボン・近藤春菜の“復帰”をめぐる報道に言及。「現時点で決まっていることはない」と否定していたが、業界関係者の間でも「実際、近藤が出戻る可能性は限りなくゼロに近い」と言われているという。
「2006年4月、総合司会に極楽とんぼ・加藤浩次、サブ司会にテリー伊藤と阿部哲子アナウンサーでスタートした『スッキリ』で、16年3月から約5年間サブ司会を務めた近藤は、今年3月をもって番組を卒業しました。8月に加藤が夏休みのため番組を欠席していた5日間、さまざまな人物が“代打”を務める中、近藤も同19日放送回に登場。すると、26日にニュースサイト『東スポWeb』が、近藤の『スッキリ』再登板の可能性を報じました」(芸能ライター)
「東スポ」は、近藤が “経費削減の一環”で番組を降板となったものの、今回の代理司会が好評だったことに加え、加藤も近藤を復帰させたい考えを示しているなどとスクープ。同ニュースが出ると、各メディアも追随して近藤の復帰情報を伝えることとなった。
「しかし、日テレ側は今回のオンライン会見で、近藤の復帰説について『現時点で決まっていることはございません』と否定。『“スッキリファミリー”として機会があれば、今後も出演をお願いできれば』ともコメントしていましたが、局と近藤、双方とも乗り気ではないとみられます」(週刊誌記者)
今回、加藤の代理で1日だけ『スッキリ』に復帰した近藤は、終始楽しそうに振る舞ってはいたが……。
「近藤は番組を辞める約2年前から、日テレや吉本興業に対して『降板したい』と申し出ており、そのたびに周囲が説得して出演を継続させていたそうです。それでも近藤の意志は変わらなかったので、降板の半年ほど前に“日テレが折れる形”で了承。『東スポ』が伝えた、“経費削減の一環”という降板理由は、完全に事実と異なります」(同)
つまり、近藤は「今後も出演をお願いできれば」と言っていたものの、自らの意向で『スッキリ』から離脱していたというわけだ。
「そんな近藤を、局側が再び『スッキリ』MCに起用しようと思うことはまずない。現場スタッフとの関係性は良好だったようなので、今回みたいに単発で登場したり、何らかのコーナーを担当したりするくらいなら許されるかもしれませんが、日テレ上層部的には、一貫して後ろ向きだった近藤に対して“怒り”もあるらしく、さすがにMC復帰は現実的ではないでしょう。もちろん近藤本人も、遠慮したいはずです。半ば強引に降板した手前、オファーがあれば“罪滅ぼし”的な意味で出演はするでしょうが……」(テレビ局関係者)
近藤や日テレのモチベーションとメディアの認識は大きな“ズレ”があるようだ。