【サイゾーオンラインより】
7月14日に開幕した主演舞台『千と千尋の神隠し』の上海公演に出演中の人気俳優・橋本環奈。21日、香港メディアが中国滞在中の橋本の姿を伝えている。
21日に生放送されたお笑い大会『アサヒビール スマドリ ダブルインパクト 漫才&コント二刀流NO・1決定戦2025』(日本テレビ系)でかまいたちと共にMCを務め、好評を得た橋本。実は今月14日~8月17日まで計42公演上演される『千と千尋の神隠し』へ出演中であり、『ダブルインパクト』のために、わざわざ帰国した形だ。
そんな多忙な橋本だが、21日付の香港メディア「香港01」は彼女が中国のSNS「小紅書」を使い始め、上海の夜景を称賛する投稿を行ったと報道。実際、橋本は「小紅書」の公式アカウントを立ち上げ、16日~28日までに16回にわたり投稿を行っている。
また29日現在、同アカウントのフォロワーは4.1万人まで増えており、業界内では「橋本サイドが中国進出を模索している」とのうわさも飛び交っている。エンタメ誌の編集者が語る。
「3月に終了したNHK朝ドラ『おむすび』、4月期のテレビ朝日系『天久鷹央の推理カルテ』と連ドラ主演が続いた橋本さんですが、またもや休む暇なく主演舞台の上海公演に出演。チケットが『連日完売している』と報じるメディアも見られ、盛況のようです。橋本さんといえば、11社のCMに起用されているほか、9月5日公開予定の主演映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』のプロモーションも始まっており、ファンからは『タフすぎて、もはや体力オバケ』『少し休んだほうがいいのでは?』などと驚きや心配の声も上がっています」
橋本環奈、来年1月期の月9で「元ヤン役」?
朝ドラ出演以降、主演俳優としての格がさらに上昇したといえる橋本。7月24日号の「週刊文春」(文藝春秋)によれば、彼女は2026年1月期のフジテレビ系「月9」ドラマでも主演が内定しているという。
「同誌によれば、橋本さんが主演を務める『月9』は、『おむすび』の脚本家・根本ノンジ氏が脚本を担当するとか。橋本さんは『元ヤンキーのドクター』という役どころで、共演には向井理さんや宮世琉弥さんがキャスティングされていると伝えています。橋本さんは福田雄一氏が脚本を務めた『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でのスケバン役も好評でしたから、元ヤン役も当たるかもしれませんね」(前出・編集者)
しかし、『おむすび』といえば、その脚本が物議を醸したほか、平均視聴率で“朝ドラ史上最低”を記録。ゆえに、ネット上では「環奈ちゃん、また根本さんと組むの?視聴率が心配……」などといった反応も見られる。
この“再タッグ報道”の印象を、「サイゾーオンライン」で朝ドラ全話レビュー連載中のライター・どらまっ子AKIちゃんはこう語る。
「『おむすび』を全部見た立場として率直な感想を述べるとすれば『うわぁ』ですね。『うわぁ』です。同作では、それが根本氏の意向かどうかはわかりませんが、橋本さんのサービスカットが多用されていたんです。カメラ目線で変顔を披露したり、ビールの大ジョッキをゴクゴクと飲み干したり、そうした場面が物語と関係なく大量に挟み込まれていました。制作記者会見でも根本氏は橋本さんのルックスを絶賛するコメントを出していましたし、作り手側の『橋本さんと仕事ができてうれしい』『橋本さんが本当にかわいくて仕方がない』という下心がダダ洩れしていて気持ちが悪かったという印象が残っていて。そういう意味での『うわぁ』です」
橋本環奈と『おむすび』脚本家の再タッグ、なぜ物議を醸す?
しかし、根本氏はこれまで、上野樹里主演『監察医 朝顔』シリーズ(フジテレビ系)や戸田恵梨香と永野芽郁がダブル主演を務めた『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)、山下智久主演『正直不動産』(NHK)など、数々の原作モノドラマをヒットに導いてきた。
それにもかかわらず、なぜ橋本との再タッグ報道がここまで物議を醸すのだろうか。
「数多くの原作モノを手掛けて実績を積んできた根本氏ですが、完全オリジナル作品である『おむすび』で大きく評価を落とすことになりました。朝ドラ史上最低視聴率という結果ももちろんですが、物語が支離滅裂、以前と以後がつながっていない、つじつまが合っていない、過去に言っていたことがひっくり返るという作劇における技術面に加えて、標準医療を否定してみたり児童養護施設を必要以上に敵視してみたりと、倫理面でも多くの問題が指摘されました。
原作モノでは、原作の時点でそうした問題はクリアになっていますが、オリジナルではすべて作り手の責任になります。その責任が負えるような信頼を、根本氏は勝ち得ていないということでしょうね」(前出・どらまっ子AKIちゃん)
「小紅書」では連日、元気な笑顔とともに、中国語で投稿を行っている橋本。一部エンタメメディアに「低視聴率女優」などと報じられてしまっているだけに、今後の主演ドラマが注目される。