【サイゾーオンラインより】
ミュージシャンで俳優の福山雅治が8月18日発売の「女性セブン」(小学館)の独占取材に応じ、フジテレビの「不適切な会合」問題について「深く反省しております」などと語った。
「フジ第三者委員会の調査報告書では、中居正広をめぐる問題の『重要な類似事案』として、大多亮元専務取締役が『懇意にしている特定の男性有力番組出演者』と開催する年1~2回程度の会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた事例を報告。
それによれば、男性有力番組出演者がLINEで『女子アナの皆様との会、よろしくお願いします!』『新人アナに会いたいですねぇ』などと依頼し、大多氏はこれに応じる形で会合をセッティングしていたとか。さらに、フジ内のヒアリングでは、多数の人が大多氏や男性有力番組出演者が性的内容を含む会話をしていたと述べ、中には不快に感じた人もいたそうです」(エンタメ誌編集者)
この「男性有力番組出演者」について、「女性セブン」は福山だと報道。福山はローション風呂の話をしたり、カラオケで腰の振り方をレクチャーする場面もあったといい、ある参加者は「下ネタばかりでしんどい」と証言していたという。
さらに、同誌が福山の所属事務所に質問状を送ると、福山本人が対面取材を希望。取材が行われ、福山は会合での自身の言動に関して釈明や謝罪の弁のほか、自身で決めている下ネタ選びのルールなどを約70分間にわたって語っている。ロングインタビューの内容は同誌を読んでいただきたい。
福山雅治側は「かなりセンシティブ」
福山側の対応について、芸能ジャーナリストの竹下光氏は印象をこう語る。
「所属事務所の対応の早さや福山さん本人が今回の件を報じた『女性セブン』の取材に応じるあたり、かなりセンシティブになっている印象です。福山さんのインタビューを読んだ感想としては真摯に反省の弁を述べており、ハラスメントは断じて許されることではないとはいえ、そこまで悪質性が高い感じはしませんでした。
同席した同局の元専務の大多亮氏とは過去にドラマ『ひとつ屋根の下』シリーズや『ガリレオ』シリーズなどで関わっており旧知の仲ということで、ともに懇親会に参加すること自体にそこまで違和感は感じられませんでしたし。
ただ、福山さん本人や所属事務所サイドは懇親会が開かれることになった経緯について、“大多氏の方から声を掛けられた”と説明しているのに対し、『第三者委員会』の調査報告書では、“大多氏が男性有力番組出演者からLINEで『新人アナに会いたいですねぇ』などと依頼されてセットした”としています。このあたりの意見の食い違いは気になるところではありますが」
『紅白』や『ガリレオ』シリーズへの影響は?
近年、俳優としても積極的に活動している福山。来月12日にはフジが製作委員会の筆頭に名を連ねる主演映画『ブラック・ショーマン』の公開が控えているほか、12月には『映画ラストマン-FIRST LOVE-』の封切りが予定されており、プロモーション活動や客入りへの影響が懸念されている。
さらに、今回『ガリレオ』シリーズを手掛けた大多氏との会合が問題になっていることから、ネット上では「『ガリレオ』シリーズ終了しちゃうの?」などと心配する声も見られる。今後の影響について、前出の竹下氏が言う。
「福山さんはイケメン俳優である一方、自身のラジオ番組でエロトークを披露するなど下ネタ好きで知られていました。そこまでタレントイメージとのギャップはないですし、本人も深く反省していますから、今回の件で一気にファンが離れるということはなさそうです。
とはいえ、昨年まで『NHK紅白歌合戦』の白組のトリを5年連続で務めるなど近年も大きな存在感を放っていましたし、フジの一連の問題に対する世間の目の厳しさもあり、コアなファン以外からは眉をひそめられる可能性はありますよね。そういう意味では今後仕事への影響もあるかもしれません」
今年の『紅白』では、トリどころか出場も危ぶまれそうな福山。NHKをはじめ各局の対応にも関心が集まりそうだ。