下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
12月14日、『誰も知らない明石家さんま』(日本テレビ系)で大竹しのぶの息子・二千翔さんの結婚密着が放送された。独身を貫くと思われた二千翔さんがイケメンになっていたこと、元義父のさんまの相変わらずの面白あたたか人柄ぶりが全開だったこと、ほっこりした。
今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3
第774回(12/11〜12/16発売号より)
1位「激情の裏側 松岡昌宏 『国分太一のために』男気反論の真意」(「女性セブン」25年12月25日・26年1月1日号)
2位「綾瀬はるか 『交際順調』で禁断の“恋人共演”へ」(「女性セブン」25年12月25日・26年1月1日号)
3位「中山美穂さん 妹・忍が告白『遺骨』と『小泉今日子さん』に守られて」(「女性セブン」25年12月25日・26年1月1日号)
※「女性自身」は合併号休み
松岡昌宏の日テレへの反論に共感する「女性セブン」
何度聞いても痺れる。松岡昌宏がメディアに語った「日本テレビさんのやり方はコンプライアンス違反にはならないのでしょうか」との訴え。人気者の著名人とはいえ、ひとりの芸能人だ。巨大企業であり“職場”でもある日本テレビに対してここまで踏み込むのは、よほどの怒りと決意が必要だったはずだ。
そんな松岡の行動に共感するかのように、いくつかのメディアも日テレの姿勢に対して疑問を呈しているが、今週の「女性セブン」もそうだ。日テレの言い分には理がある解説をする一方、松岡のこれまでの発言を紹介した上で、日テレの姿勢について言及している。
例えば、松岡や城島茂に対して日テレから何の説明もないこと、番組出演に関してもタレントの意思を無視するような発言を社長がしたこと、そしてTOKIOの看板番組でもあった『ザ!鉄腕!DASH!!』では過酷なロケは当たり前で、過去には小屋が全焼したり出演者がケガを追う事故が起きたことを取り上げ、「コンプライアンスが徹底されていたとは言い難い」と皮肉った。さらに、こんな指摘も。
「『鉄腕DASH』の現場で“ヤラセ”や“仕込み”が指摘されたことは一度や二度ではなく、スタッフ同士のパワハラが問題になったこともある。そのたびにTOKIOはスタッフと一致団結して番組を守ってきた経緯があるのです」(番組関係者のコメント)
そうだよね。国分太一事件を受け、“日テレはコンプライアンス意識が高い”などと評価する報道もあったが、しかし「セブン」が指摘するように、日テレがコンプライアンス的に清廉潔白なところだとは到底思えない。
日本テレビ、身内に甘い無責任さが生んだ代償
『鉄腕DASH』だけでなく、同局が総力をあげて取り組む『24時間テレビ』でもマラソンやらせ問題や寄付金への疑問、ギャラ問題などが毎年のように指摘されている。また2015年には同局の上重聡アナがスポンサーからの便宜供与や癒着、禁止されているはずの車通勤が問題視され番組降板になったが、しかしその後も勤務を続け、退社したのは2024年のことだ。
また2016年に女性アナにセクハラを繰り返したとされる新谷保志アナは解雇になるどころか単なる謹慎処分で済ませ、2018年にセクハラが報じられた青山和弘も予定されていた番組キャスターを降板したが、退社したのは3年も後の2021年のこと。もちろん現在とはコンプラ意識が違うとはいえ、国分の件も“数年以上前”のことだ。国分も清廉潔白ではないが、しかし日テレの姿勢もまた大きな問題だろう。まったく公平公正ではないどころか、コンプラ的にもすごーく身内には甘いのだから。
そもそも『鉄腕DASH』スタッフがTOKIOのメンバーのために乱交パーティーを企画していたという衝撃のスクープが「週刊現代」(講談社)で報じられたのは、はるか昔1999年のこと。当時はジャニーズタブーもありスルーされたこの一件だが、もし日テレがなんらかの対処をしていれば、今回日テレが主張するような“国分からの被害者”は存在せずに済んだかもしれない。
ジャニーズタブー、それを作り出したテレビ局の無責任さ、そして傲慢さは時を経て大きな代償を生んでいる。
綾瀬はるか、ジェシーと『紅白』で共演!?
昨年発覚した綾瀬はるかとSixTONES・ジェシーの熱愛だが、その交際は順調らしい。2024年7月に交際をスクープし、その2カ月後の9月には2人でジェシーさんのお父さんの故郷であるラスベガスに旅行したこともスクープ、そして今年早々にはジェシーの会食やパーティーに出席する綾瀬との順調交際を続報してきた「女性セブン」が言っているのだから本当なのだろう。なにしろ「セブン」は綾瀬はるかに強い! のだから。
そして、にわかに注目されだしたのが2人の“共演”だ。綾瀬が司会をつとめる『第76回NHK紅白歌合戦』にSixTONESの出場が追加発表されたから。そして今回「セブン」では過去の「紅白カップル対決」を紐解いた。1984年の松田聖子&郷ひろみ、1985年の森昌子&森進一、2007年の中居正広&倖田來未――。
その上で綾瀬とジェシーの共演について「コンプライアンスが変化し、『カップル対決』のような演出は困難になった」「ふたりのかけ合いなんてもってのほか」と論じている。
逆に言えば、過去NHKでも“カップル対決”なんていう話題性集めのコンプラ違反な演出が平然と行われていたということだよね。不適切な時代、恐ろしい。
中山美穂を偲ぶ妹・忍が明かした小泉今日子のエピソード
中山美穂が亡くなって1年。12月6日には追悼イベントも執り行われ、妹の忍もいくつものメディアで姉・美穂を偲んでいる。そんな中で注目されるのが、同時代のアイドル・小泉今日子の存在だ。葬儀では感動的な弔辞を読み、追悼イベントではサプライズ出演、そして「女性セブン」で姉の思い出を語った忍からもこんなコメントが。
「(小泉とは)それまで面識がなかったのですが、私がどうやって生きればいいかわからず泣くばかりだった’25年の春頃に初めてお会いすると、『じゃあ美穂の次に頼りにして』と言ってくれました」
さすがはキョンキョン。カッコよくて素敵すぎ!