• 水. 12月 24th, 2025

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福原愛の再婚・妊娠をスクープした「女性セブン」独占インタビューがウィンウィンなワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ひゃーびっくり。女優の波瑠と高杉真宙が結婚を発表した。恋多き女といわれた波瑠だが、高杉とはこれまでうわさにもなっていなかったような――。ドラマ共演をきっかけに交際・結婚というのは芸能界では過去よくある話だが、オンラインゲームで親交を深めて、芸能マスコミにもキャッチされず、それぞれのSNSで結婚を発表するのはいまどきか。

今週の女性週刊誌、注目記事ベスト3

第775回(12/18〜12/23発売号より)
1位「独占 福原愛『再婚と妊娠』衝撃告白120分」(「女性セブン」1月8・15日号)
2位「山口達也『俺は大丈夫』講演殺到で年収7千万円」(「女性自身」1月6・13日合併号)
3位「吉沢亮『日本一に乾杯』爆速帰宅で禁酒貫徹」(「女性自身」1月6・13日合併号)

福原愛の再婚・妊娠を因縁の「女性セブン」がスクープ

 さすがは福原愛。マスコミを熟知している。卓球の愛ちゃんこと福原愛が再婚した。しかも第三子を妊娠中だという。それをスクープしたのは「女性セブン」だ。そう、2021年に夫だった卓球五輪元台湾代表の江宏傑との不仲説が浮上する中、“知人男性A氏”との横浜不倫デートをスクープした「セブン」である。

 「セブン」と福原の因縁は深い。不倫デートスクープの後も、江との親権トラブル、泥沼の離婚劇などを度々取り上げてきた。さらに福原だけでなく“知人男性A氏”に関する情報もすごかった。

 某大手商社に勤めるエリートだとAさんの素性を報じるだけでなく、この商社の写真付きの社員名簿から突然Aさんの顔写真が消えたとか、SNSの写真もすべて消えてしまったとか、カーシェアリングでレンタルした高級車を巡るトラブルだとか、Aさんが既婚者だったとか、その元妻から「夫を奪われた」と福原が慰謝料を求め提訴されたこととか、その訴えが取り下げられたこととか、これら一連の出来事を熱心に報じてきたのが「セブン」だった。

 福原周辺に複数のディープネタ元があると推察されるスクープの数々だったが、そんな「セブン」に掲載されたのが今回の福原愛の独占“再婚・妊娠告白インタビュー”だ。

福原愛独占インタビューがウィンウィンなワケ

 このインタビューが掲載された経緯については、記事中に記されている。福原が再婚したとの情報を得た「セブン」が福原の事務所に問い合わせをした。すると福原から「自分ひとりのことではないですし、直接お会いしてお答えさせていただけますか」と返答があったということで実現したものらしい。

 さすが幼少期からマスコミに取り上げられ続け、マスコミが身近だった愛ちゃんだ。先の離婚・親権・不倫問題でもバッシング報道にさらされた愛ちゃんだ。これらの経験から、マスコミの懐に飛び込みインタビューを受けることが自分にとって“ベストな選択”だと判断したのだろう。信頼関係と主導権を得ることができるかもしれない。自分の言い分も相手にきちんと伝えることができるかもしれない。原稿もチェックできるから、都合の悪いところはカットしてもらえるかもしれない。

 一方「セブン」にとっても、おいしい告白スクープになる。週刊誌業界ではしばしば使われる手(典型例が文春砲に追撃された当事者が「週刊文春」のインタビューに応じるとか)であり、双方ウィンウィンとなる。

 実際、「セブン」インタビューでは福原の都合の悪いことについて上手に逃げている。「セブン」がスクープした横浜デートやAさんのトラブル、慰謝料訴訟についてはもちろんスルーされ、“不倫”についても福原のこんな言葉を掲載したのだ。

「Aさんとの交際が正式に始まったのは江さんとの離婚成立後、’21年末以降です」

 いやいや(笑)。「セブン」はすでに2021年3月の時点で、2人が横浜デートの後、高級ホテルにお泊まりしたことを写真付きで報じている。なのにーーと思わず突っ込みたくなる内容だ。

 また江との結婚も、異国での生活で頑張り屋の福原がもがき苦しんだこと、そして現在では2人の子どもとも関係がうまくいっていることなど、福原に都合の良い美談的内容にまとまっていた。さらに美しい妊婦姿の福原の写真も1頁そのまま使ってドドドーーンと掲載!

 マスコミの使い方も上手になったね。愛ちゃん。

国分太一問題が波紋を呼ぶTOKIO、元メンバーの動向

 国分太一問題はまだまだ波紋を呼んでいる。日本テレビが元TOKIOリーダーの城島茂に直接謝罪をしようと試み、拒否されたことを「週刊新潮」(12月25日号)が報じたからだ。ここでも日テレの姑息な態度が描かれていた。

 記事によると『ザ!鉄腕!DASH!!』のロケが予定されていた12月9日、日テレが城島に“説明と謝罪”を申し入れたが、城島から“撮影に集中したい”と断られた。にもかかわらず、当日に制作局幹部が『DASH』担当プロデューサーを従えてロケ現場に現れたというのだ。

 しかもこの日、松岡昌宏は不在。松岡は国分問題で日テレ批判発言をしてきたことから、わざわざ不在日を狙って城島懐柔に動いたと見られている。もちろん城島は再び断ったというが、日テレの対応はなんとも姑息で非常識すぎる。

 そんな国分問題だが、「女性自身」では芸能界から姿を消した元TOKIOの山口達也と長瀬智也の近況を紹介している。山口はアルコール依存症で事件を起こし芸能界を去ったが、現在はその経験を生かして年間約100本もの講演を行い、年収は7千万円にものぼるらしい。

 一方、長瀬はバイクとバンド活動に没頭、気ままな生活を謳歌しているという。そしてこう締めくくられた。

「(松岡や城島は)安定した生活を送っている元メンバーたちを心強く思っているようです」

 やはりTOKIOの絆は、これまでの解散“ジャニーズ”グループの中でも突出しているかも。

吉沢亮、『国宝』祝賀会で見せたプロ態度

 映画『国宝』が実写邦画興行収入記録を22年ぶりに更新するという快挙! その祝賀会が12月中旬都内高級ホテルで行われた。出席者はスポンサーを中心に300名近くだったという。

 そんな会場に姿を見せた主役の吉沢亮。しかし関係者に挨拶を済ませた吉沢は、20分後には会場を後にしたらしい。理由は“禁酒”。昨年12月に酒に酔った吉沢がマンション隣室に無断侵入し、そのため複数のCM契約が解除される事態となったことは記憶に新しい。そんな吉沢は以降、禁酒を貫き、外食さえ控えているとか。

 現在の芸能界には不倫、飲酒、セクハラ、パワハラ、コンプラ違反、事故など、さまざまな“つまずき因子”が存在し、これらをかいくぐった者だけが活躍し続けることが可能になる。今回、見事なプロ態度を見せた吉沢、今後も頑張れ!!

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