“こじるり”こと小島瑠璃子が、再び“無双状態”に入っている。最近のテレビ出演だけでも、8月29日に『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)、30日深夜はレギュラーを務めている『エンタメサーチバラエティプレミアの巣窟』(フジテレビ系)、9月1日は『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)、さらに2日は『ダウンタウンDX』(同)、3日は『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)とほぼ毎日で、さらには、いずれの番組でもスタジオを盛り上げているのだ。
「小島がこれだけ引っ張りだこなのはもちろん、稀代のヒットメーカーとの破局がネタとしておいしいから」(放送作家)と起用側に算段があるというが、その破局相手とは、累計発行部数8300万部の大ヒットコミックにして、2019年公開の実写映画も57億円の興行収入を記録した『キングダム』(集英社)作者、人気漫画家の原泰久氏。
この「失恋バブル」ともいえる状況は、小島自らが“引き寄せた”ものだった。
「小島が原氏との失恋を赤裸々に打ち明けたのは7月6日放送の『グータンヌーボ2』(カンテレ)。27歳の現在、『30歳までに結婚できたらいいな』と笑顔で結婚願望を口にすると、レギュラー出演者の長谷川京子が『楽しそうだもんね。スッキリしてる』と返し、小島も『そうですね。今、本当にスッキリしてるかもしれない』『前の彼とお別れしたばっかりで』と、原氏との破局を明かしたのです。これを境に、テレビで失恋をイジってもいいという空気が自然と出来上がりました」(同)
そこからは、出演する先々のバラエティ番組で恋愛ネタが振られ、そのたびに小島は抵抗する素振りを見せながらもトークを展開。毎度のごとく、何かしら“失恋トーク”のお土産を持ってきてくれるとテレビ関係者の間で評判となった。
「これまで彼女は選挙特番やNHKの『サイエンスZERO』に出演するなど、デキる女、優等生キャラが目立っていました。それが一部の視聴者にはイヤミな存在になっていたんですが、原氏と破局したことで、イヤミな部分が薄れた。『最強の彼氏を逃した女』というふうに、視聴者の溜飲も下がったんです」(業界関係者)
発言は賢く、仕事も順調、そしてゆくゆくは億万長者の妻に……そんな小島を応援するほど心に余裕のある視聴者は、そう多くはないだろう。恋愛で失敗したことが、かえって仕事には良い影響を及ぼしたようだ。
そんな小島を「永遠のライバル」と公言している指原莉乃は、かつてファンと交際した過去を「週刊文春」(文藝春秋)で報じられ、アイドルとしての人気に陰りが見られたが、「文春砲のパイオニア」と自称したことで復活。小島も、破局ネタを武器に再び春がやってきているのかもしれない。
(村上春虎)