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韓国ドラマ『わかっていても』から考える、ジェオンのように「セフレにしたがる」男との距離感

ByAdmin

9月 20, 2021 #インタビュー

 ネットフリックスで配信されている韓国ドラマ『わかっていても』。複数の女性とのときめきを楽しむも、誰とも付き合わない主義の美大生パク・ジェオン(ソン・ガン)と、彼に好意を寄せるユ・ナビ(ハン・ソヒ)の恋模様に多くの人が夢中になり、連日ネットフリックス日本版の視聴ランクングトップ10入りを果たしていた。

 恋人を作らずに刹那的なふれあいだけを求める一方、人間的な魅力を備えるジェオンに、抗い難い魅力を感じた女性、過去の苦い恋愛を思い出した女性も多いはず。そこで今回は、アラフォー女性3人に、ジェオン的な男性とどう付き合うべきか、自身の経験をもとに話してもらった。

 

<参加者>
あけみ:言い寄られることが苦手で、自分が好きな相手に積極的にアプローチするタイプ。そのため、過去にはセフレのような宙ぶらりんな関係になった経験も多数。ジェオン同様に刹那的な恋愛を好み、「いずれ別れるから楽しい」そう。付き合った相手と1年持てばいいほうで、「2回目のクリスマスや誕生日はなにしていいかわからない」から浮気するのだとか。アラフォーのバツイチ、1児の母。

ようこ:10~30代に合コン2,500回以上経験するも、面食いのためにダメ男ばかり引いている。28~30歳のときに付き合っていた彼氏には実は婚約者がおり、最終的には彼母や婚約者まで登場する修羅場に! アラフォーとなった現在は、ピュアな年下をGETするべく、婚活中の恋愛現役者。

ちなつ:20歳前後のとき、ナビ同様に真剣に付き合いたいのに男性側にセフレにさせられた過去を持つ。夜な夜な同じような境遇の女友達と飲み歩き、彼への思いを堂々巡りさせる自分たちに酔いしれていた。それとは別に、「互いに本気じゃない」という感じのセフレがいたときは楽で、自分は恋愛感情が薄い関係のほうがうまくいくと悟る。アラフォー既婚、2児の母。夫は恋愛相手というより親友。

ナビのように“彼女”になる唯一の手段

――最終的にナビは結局ジェオンの心を射止めて“彼女”になりましたが、セフレから彼女への“昇格”ってあり得ると思いますか?

あけみ 基本的にはない! 数年前までの私とセフレの場合、最後はセックスしないただの友達になったけど、それでも互いの日常を崩してまで会おうとなんて思わなかったですもん。私は子どもがいるので土日は会えないのが前提ですが、そもそも土日に会おうとすら考えなかった。

ようこ 難しいけど、私はあると思います。最初から「セフレになろう」と合意してからの昇格は難しいでしょうが、どっちつかずの関係からならありかな。でも計画的に「こうやって、こうしてからセフレになろう」というのは失敗しやすい。好きならただ真っすぐに向き合ったほうが成功しました。私は、ジェオンとナビみたいに中途半端な期間が長くなると、病んじゃうタイプなので。初期の段階ならあり得るし、実際に自分もそれで付き合いましたし!

ちなつ その話を詳しく!

ようこ 白黒つけたい性格だから、2回ぐらいエッチしたら、「じゃあどうする? 付き合う? 付き合わないんだったらもう会うのをやめたいんだけど」と迫って、相手に告らせたというか(笑)。逆にそれしかない!

あけみ ちなつさんは例のセフレにしたがる男とはどうやって終わらせたんですか?

ちなつ 私が「こんなあやふやな関係は無理!」と別れてからも、なんだかんだズルズルしてたんですが、ちょうど大学を卒業して、新天地に行くタイミングだったので。もう心が離れないんだったら、物理的に離れるしかない! と。彼と付き合い始めてからのほうが妙にモテてたし、「ほかの誰とでも付き合える」って自信もついて(笑)。

あけみ いい波が来たら乗るのは当たり前!

ようこ たしかに「もう恋愛はしばらくいいや~」と思っているときのほうがモテるんですよね。それでまた恋愛市場に戻っていく(笑)。

結論:「セフレにしたがる男」との距離感

――では、いま「自分のことをセフレにしたがる男」に悩んでいる現役恋愛世代に向け、伝えたいことはありますか?

あけみ 20代、30代前半だと結婚を意識しながら恋愛する人が多いと思うんだけど、それをやめて、いま目の前にある恋愛を突き進めばいいと思う。セフレでも楽しければいいですが、そういう状況を楽しむというのも持って生まれた性格でしかできないから。「セフレの関係を割り切ろう、楽しもう」と思うこと自体、もう楽しんでないってことだし。基本的には「やめておきな!」ですよ。

ようこ でも、それこそ「わかっていても」になっちゃうんだけど、気持ちはそんなに割り切れないでしょう。コントロールなんかできない。だから、一度は経験したほうがいいとは思います。大人になってからこの手の男にハマると大変だから。そのうえで、その関係にズブズブにハマるのもありだけど、強引にでも視野を広げてほかの人を見てみる。そこから逃れる手はいくらでもあるよ、って伝えたいです。

ちなつ 実際に乗り換えたことあります?

あけみ ありますよ、すごく軽やかに。私は過去の恋愛を“上書き”せず、フォルダ分けして保存するタイプなんです。思い出したくないのはゴミ箱に入ってる。だからいま思い出しても、過去の恋愛が全部楽しい。私を邪険に扱った人のことも、恨むことは一切ないです。

 でもセフレにしたがる男の思うがままに流されて、女性側が傷つくのは嫌だな~。なので、「自分の足で立ちましょう」とは言いたいです。そのうえで、自分の意思で「この人がいい」というなら仕方ないですけど。でも「その人しかいない」と盲目的になると、自分の中で闇が深くなる。ようこさんがおっしゃっていたように、ガツガツしてないほうがモテますしね。

ようこ ナビも冒頭で前の彼氏に散々な目に遭って、恋愛するフェーズじゃなかったでしょう? だから、ジェオンを含めていろんな男にモテたのかも。恋愛に必死になってるつもりはなくても、そういうのって出ちゃうんだろうな。

ちなつ 私はナビに似たような経験を持つからこそ、“セフレにしたがる男”との付き合いは1回経験して、あとは近寄るなと言いたいですね。結局、そういう男との関係って、女性側からすると何一つ自分の思い通りになっていない状態で、ストレスでしかない。彼の性欲につけこんで“愛してもらってる”状態だし。だから女性に主体性を取り戻してほしい。

 でもセフレの関係でそれができるのは、「この関係を続けるかor別れるか」を選ぶことしかないんですが……。なるべく別れてほしいと思うのは、結局好きな男から大事にされない状態を続けていると、自分のことを大事にしなくなるから。そのあとの恋愛もだめ男ばかり選ぶようになったら最悪だし。だから全力で逃げ切れ~~! と伝えたい。

ようこ ナビがジェオンに絶対に「好き」と言わずにあやふやな関係を続けてるのも、本当の気持ちを打ち明けて傷つくのが怖いからじゃないですか。でも私も散々恋愛して傷ついてくると、傷つくのって慣れるんですよ。耐性もついてくるから、傷つくことを恐れずに恋愛したほうがいい。

あけみ そうそう、傷ついても一晩か二晩泣けばすっきりしますから!

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