加藤浩次が“暴発”した。それは9月21日の『スッキリ』(日本テレビ系)。MC・加藤の異様な荒れ姿に、ネット上は「加藤どうした」「なんでこんなけんか腰なの?」などと騒然となった。一体、何が起こったのだろうか。
この日、前日までの3連休の東京近郊の観光地の様子が紹介された。緊急事態宣言下ではあるものの、浅草、高尾山、さらには鎌倉など、どこも人で大賑わい。また上野では台湾グルメが味わえるイベントが、都のガイドラインに沿った形で開かれた。
スタジオには経済学者で、新型コロナウイルス感染症対策分科会のメンバーでもある小林慶一郎氏がいたが、加藤は「ワクチンも2回打っているということで、外に出ている人も多くなってきています。この現状はどうですか?」と、同氏に問いかけた。
小林氏は、「ワクチンを打っている人の行動が緩む、あるいは外に出るというのは自然な流れです」と答えたが、この答えに加藤の“スイッチ”が入ったようだ。
「『自然な流れでいいんですか!? 緊急事態宣言中は(外に)出ないということじゃないんですか!?』と、小林氏を詰問。突然の攻撃を受けた同氏は、口ごもりながら『いや、本当はそうなんですけど、そこはあのー、シミュレーションの結果もあってですね、ワクチンを打っている人は行動制限を緩和する。そしてワクチンを打ってない人は……』などと必死に説明しました。しかし加藤は、『3連休であれだけ人が出ている状況で、緊急事態宣言は効いていない』と断言、『現実社会と、政府・分科会が考える感染予防対策は、“かい離”している』と不満を爆発させたんです」(芸能ライター)
小林氏は、10月からの開始が議論されている「実証実験」についても説明。これは2回のワクチン接種が完了した接種証明などを提示すれば、飲食店での酒類提供を容認するなどの緩和策を地区や店を限定して実験する試みだ。
これを聞いた加藤は「例えばどういうことですか、実証実験っていうのは?」と追及し、画面越しにもイライラとした感情が募っているのが伝わるほど。
さらに、なおも「“不要不急の外出”って言われてるんですよ。かい離していませんか? もう出ていいんですか?」と、小林氏に繰り返し尋問。「事業者が(イベントを)やったら、人は集まるじゃないですか。だから出ていいんですか!? って。そこって僕は、すごく矛盾していると思うんだけど。不要不急の外出って言われて、出ていないで頑張っている方もいっぱいいますよ。そこに関して矛盾は生まれていませんか? いかがですか?」と矢継ぎ早に問い質していた。
「ネットでは、いら立った様子の加藤に対して『小林にあたったところで何も変わらないのに。加藤どうした』『何で加藤がイライラしてんの? 番組終了でも決まったの?』『加藤浩次が坂上忍になってる。なんでこんなにけんか腰?』『今日の加藤さん、強めだな。坂上忍になって欲しくない』といった声が寄せられています。いつもと違う姿に、『バイキング』(フジテレビ系)で“喧嘩腰”のMCを務める坂上忍を想起した人も多かったようですね」(同)
加藤の言う通り、イベントや公演が開催されているとはいえ、いまだ19都府県は緊急事態宣言下にある。加藤の不満や訴えに明確に返答できる分科会メンバーはいるのだろうか。