吉本興業所属のお笑いコンビ・ソラシドの水口靖一郎が9月30日、Twitterを更新。7月末に行ったネットの生配信中に全身やけどを負い、約2カ月間にわたり入院していたことを明かした。
水口は「私事ですが、7月末に生配信中の演出で事故りまして全身火傷をしてしまい入院していました。年内難しいかもと言われてたのですが、医療関係方々のおかげで今日退院する事が出来ました」と報告。現在はリハビリ中だといい、「退院後即復帰とは行きませんが、自宅療養+リハビリ進めて1日も早く復帰出来る様に頑張ります!」とつづっている。
「配信中に不手際による事故が起きたようで、生配信を見ていた視聴者からは『水口が車が燃えないよう、手で払っていた』という情報も。水口は7月30日、ライブ配信サービス『SHOWROOM』のファンルームで『皆さんすみませんm(_ _)m 少し火傷しました しばらくお休みします 動画取ってた方は、あまり拡散しないで下さいm(_ _)m』とお願いしていたほか、8月1日には『あんまり隠しててもしょうがないので言いますが、僕は今入院してます』『かなりキツい状況と伝えておきます』などと告白し、ファンから心配の声が寄せられていました」(芸能ライター)
1日も早い回復を祈るばかりだが、過去にも撮影中に大けがを負ったタレントは少なくない。
「TOKIOのリーダー・城島茂は、2018年12月に日本テレビ系正月特番『ウルトラマンDASH』のロケではしごを使ったパフォーマンスの練習をしていた際、はしごに背中をぶつけ、背骨から張り出した腰椎横突起にヒビが入ってしまいました。『痛みがひくまでは2週間程度』との診断でしたが、城島は事故から2日後には仕事復帰。当時、日テレは『専門家の指導の下、低い高さのはしごで練習を行うなど、安全に配慮しておりました』と説明しましたが、ネット上では『リーダーの年齢を考えて!』『城島さんに無理させないで』と苦言が相次ぎました」(同)
同局といえば、19年11月に俳優の佐野史郎が、年越し特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(同)のロケ中に全治2カ月の大けがを負った事故も記憶に新しい。
「“科学部の顧問”役を演じていた佐野は、“液体窒素入りのペットボトルが破裂する力で空中に浮いている間に、ラーメンをすする”という企画に挑戦し、腰椎を骨折。佐野はTwitterに『私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております』と投稿し、『日テレを責めるどころか、大人な対応をする佐野さんを尊敬します』『佐野さんはそう言うけど、オンエア見ても笑えません』など、さまざまな反応が寄せられました。その後、佐野は同月中に退院し、ドラマの仕事に復帰。結局、大みそかの本編では、佐野の登場シーンは全カットとなりました」(同)
また、今回の水口のニュースを見て、1991年に大やけどを負ったタレント・ヒロミを思い出した人もいるようだ。
「フジテレビ系バラエティ番組『1or8(ワンオアエイト)』(91年4月~9月放送)で、6,000本の花火を背負って宇宙に行くという“人間ロケット”企画に挑戦。ADによるシミュレーションを行った後、カーレーサー用スーツを着たヒロミが挑戦しましたが、強風に煽られ引火。体の25%をやけどする大事故となりました。約2カ月間にわたり集中治療室にいたそうですが、入院を嫌がったヒロミは治療中にもかかわらず事故から約2カ月半後に無理やり退院してしまったそうです」(同)
撮影中の事故はさまざまなケースがあるものの、中には「未然に防げたのでは……」と思える状況も多い。今後、さらなる悲劇が起こらないよう、タレントやスタッフには細心の注意を払ってほしいものだ。