9月末をもって所属事務所の研音から退所した女優・片瀬那奈の近況を、10月12日発売の「フラッシュ」「女性自身」(共に光文社)が伝えている。両誌とも、片瀬の契約終了は「解雇に近い」処分であることや、その原因が「虚偽の報告」だったことなど、厳しい論調で伝えているが、所属事務所から完全に見放されてしまった様子の片瀬には、業界内から少なからず同情の声も出ているようだ。
片瀬は7月22日にニュースサイト「文春オンライン」で交際相手の薬物逮捕が報じられ、自身も尿検査や自宅の家宅捜索を受けたと伝えられたが、研音はそれらを否定。しかし、同29日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、あらためて事務所に事実確認をしたところ、片瀬が「気が動転し事実と異なる報告をしてしまったことを謝罪し、捜索、及び任意での尿検査を受けた事実を認めました」と、前言を撤回。業界内では、この虚偽報告が今回の契約終了に発展したと目されている。
「『文春』はその後、周囲の証言をもとに片瀬自身も15年前から違法薬物に手を染めていたことも断定的に報じたため、その処遇に注目が集まったものの、本人や研音からこの報道に対する否定の言葉や説明は一切なし。結果的には出演していた連続ドラマ『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)が放送終了となったタイミングで、契約を解除されることとなりました」(スポーツ紙記者)
片瀬と薬物をめぐっては、2019年に親友の女優・沢尻エリカが合成麻薬・MDMA所持で逮捕された際にも、一時的に疑惑の目が向けられていた。
「逮捕当時、ネット上に沢尻と片瀬が一緒にクラブで踊る動画が拡散されたことで、一気に不穏な臆測が飛び交うことに。当時は研音も片瀬のフォローを考えていたのか、親しいメディアに『片瀬は自主的に薬物検査を受けて、結果はシロだった』という情報を流していました。今回、片瀬の近況と事務所退所の背景を報じた『フラッシュ』や『女性自身』も、研音とは懇意な媒体なのですが、この厳しい論調での報道をみると、片瀬が研音から見限られてしまったことが露骨に浮き彫りとなっています」(同)
今後、片瀬はまた別の形で芸能活動を継続するという報道も出ているが……。
「信頼関係が損なわれたとはいえ、事務所から非情な形で契約解除を突きつけられているだけに、メディア関係者にしても有力事務所の研音に忖度して、片瀬と新たに仕事をしようとはしないでしょう。手心を加えるのであれば、例えば一度『芸能活動休止』を発表して、ほとぼりが冷めるのを待つなどして片瀬を救済することもできたはずですから。薬物使用疑惑についても、本人の口から否定する機会すら与えられなかったことが、研音からの冷遇ぶりを物語っています」(芸能プロ関係者)
釈明することさえ許されなかった片瀬だが、次にアクションを起こすのはいつ、どんな形になるのだろうか。