ジャニーズJr.内ユニット「宇宙Six」の元メンバー・山本亮太と、かつて「MADE」として活動していた稲葉光の“辞めジャニ”2人の間に“亀裂”が生じていたことが判明した。稲葉は山本が4月に開催した舞台公演『Re:Born もう一つの物語』名古屋公演にゲスト出演するも、その際に承諾が交わされたという東京公演へのゲストオファーをキャンセルしたことで、金銭トラブルに発展。「サイゾーウーマン」がこの件について当人たちに取材したところ、双方から回答を得ることができたが、それぞれの言い分には齟齬が生じている。
「山本は、稲葉のドタキャンが原因で、会場のキャンセル費など100万円の損害金が発生したとして、支払いを求めました。結局、両者間で金銭のやりとりこそ発生しなかったものの、2人の間には深い溝が生まれ、今後一緒に活動をする可能性は限りなくゼロに近い状況に陥った」(制作会社関係者)
一連のトラブルについて、山本に事実確認を求めると、「光のことを信じています」として以下の通り回答し、トラブルそのものを否定した。
「Re:Bornの追加公演は光をはじめゲストありきで進めていました。光も舞台に出たいと前向きに話しをしてくれており、4月16日の段階で追加公演にも出ると本人から承諾を頂きました。5月22日に光から突然『出られない』と連絡をいただき、『その理由を聞かせて欲しい』と伝えると、共通の知り合いであるある方から『横槍が入った』と説明を受けました。その横槍を入れたある方については光のマネージャーのKさん(※原文では実名)からも詳しく説明を受けています。それなら仕方がないとお互いに納得し、追加公演は諦めることになりました。このとき、光に『キャンセル料100万円だー』と愚痴ることはありましたが、請求をした事実は絶対にありません」(山本からのメールより、原文ママ)
山本によると、稲葉の関係者が介入してきたため、当人同士のコミュニケーションが取れなくなってしまっているという。しかし、稲葉本人に対しては「ずっと昔からの仲間であり、唯一の相談相手だと思っています」「光は最後まで泣きながら一緒にやりたいと話をしてくれていました」「できれば本人と話をして笑って話せる仲に戻りたいと切に願っております」と、関係を修復したいという思いを吐露したのだった。
対して稲葉のマネジメント担当者は、「特にお答えすることはありません」とトラブルについて否定も肯定もしなかったが、山本の主張について再度確認すると、あらためて取材に応じた。
「“横槍”という言い方には語弊がありますが、稲葉が業務提携するエージェントから、山本氏との共演に難色を示されたというのは事実です」
■稲葉は山本の「威圧的な言動に怯えていた」!?
なお、詳細については「稲葉、山本双方や、ファンのためにも控える」ということだったが、金銭請求は「冗談ではなかった」と考えているという。
「山本氏からは『本来なら請求するものだった』『その後、費用が発生した場合は請求します』とハッキリと伝えられています。長年の付き合いである山本氏との縁を切る形になってしまい、稲葉が泣いていたことは事実ですが、『もう一緒にやれないという決断をした』ことに加えて、山本氏の『威圧的な言動に怯えていた』ことによる涙だと考えています」
双方の言い分はこのまま平行線をたどりそうだが、匿名を条件に取材に応じた稲葉の知人も、現状では関係修復は不可能だろうと明かす。
「稲葉は最近になって新しいスタッフと出会い、ファンのために仕切り直して芸能活動を始動させようと、ようやく立ち直ったばかり。自分の口から、トラブルを広めるつもりはないでしょう。しかし、山本や江田とは『もう関わりたくないし、思い出したくもない』というのが彼の本心だと思いますよ」
かつては同じジャニーズ事務所に所属し、互いに切磋琢磨していた両者。ほぼ同じタイミングで再スタートを切ったものの、わずか半年足らずで袂を分かつことになってしまったようだ。