関西圏を中心に活躍する人気タレント・上沼恵美子が、10月17日放送のバラエティ番組『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)に出演。今後の進退について言及するも、ネット上では「どうせ辞めないでしょ」とあきれられている。
同番組内で上沼は、「そろそろ仕事辞めようと思ってるんですよ」「だって、することない。出し尽くした」などと語り、引退を考えていることを示唆。一方で、YouTubeチャンネルの開設に意欲があるようで、「しゃべれてない話がいっぱいあるんですよ」「好きなことできる、料理とか」と語っていた。
「テレビから退き、YouTubeに舞台を移すことを匂わせた上沼について、ネット上では『チャンネル開設してくれたら絶対見る!』『YouTubeのほうが自由にできるだろうし、上沼さんに合ってそう』などと好意的な反応がある一方で、『“有言不実行”だと世間から嫌われますよ』『本当に辞めるなら「お疲れ様」と言いたいけど、どうせ辞めないでしょ』といった、冷ややかな声も見られます」(芸能ライター)
上沼といえば、2020年7月に冠番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)が突然終了し、業界内外で大きな話題に。同月には、ラジオ番組『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)で本人がこの騒動に触れつつ、今後について「私、みなさんの“アレ”で辞めますよ。ホントは私、焼きそば屋やりたいねん」などと語り、世間のバッシングが強まれば、芸能を引退する可能性に言及した。
さらに今年2月にも、同ラジオで「まだもう少しだけタレントをやろうと思ってるんですね。もうホントは去年で辞めようと思ったの」などと発言したため、ネット上には「辞めるって言って話題になりたいだけでは?」「引き止めてほしいんじゃない?」といった臆測も見られる。
なお、上沼のように「辞める」発言を繰り返しても、テレビに出続けているタレントはほかにもいる。
「ダウンタウンの松本人志は、19年3月放送のニュースバラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、還暦を迎えたことを理由に芸能界引退を発表した歌手・森昌子の話題が出た際、『上岡龍太郎さん、(島田)紳助さん、60歳手前くらいで辞めてらっしゃるんで』『そう考えると、俺もそこまで長くないんじゃないかなと思いますよ』などと引退をほのめかしています。今年9月5日放送の同番組でも『数年で辞めるんで。いや、本当に本当に』と話し、共演者が驚く場面もありました」(同)
松本は1994年に著書『遺書』(朝日新聞社)のあとがきで、「ぼくのピークといわれれば、わからないですけどね、まあいって四十じゃないですか。そのあと、俳優だとか司会だとか、とにかく形態を変えてまで芸能界に残りたくないですからね」とつづり、すでに“40歳での引退”を示唆していたが、58歳の現在もタレント活動を継続中だ。
「さらに、同書では結婚も『ありえない』と断言していましたが、09年に元タレントと結婚して娘をもうけていますし、『映画は撮りません』とも宣言しながらも、映画監督として、現在までに4本の作品を世に出している。そのため、ここ数年の『辞める』発言も、ネット上では『どうせウソ』『また言ってるよ』などと、軽く受け流す反応が多いようです」(同)
一度は引退を考えても、環境の変化によって気持ちが動いたり、“辞め時”を逃すこともあるのだろう。しかし、上沼や松本のように何度も引退を匂わせるのは、世間から「話題作り」と言われても仕方なさそうだ。