10月20日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)に出演した女優・柴咲コウに、ネット上ではネガティブな声が相次いでいるようだ。先日は一部週刊誌で、自身が代表を務める会社の“経営難”も伝えられていたが、ここへ来て、私生活を切り売りするような番組への出演が続いている理由について、テレビ局関係者は「本人に少なからず焦りがあるのかもしれない」と語る。
柴咲は公開中の岡田准一主演映画『燃えよ剣』に出演しており、現在はプロモーション活動の真っ最中。今回の『今くら』も映画番宣のための出演で、柴咲が北海道に建てた別宅が公開された。こだわりのインテリアや家具を紹介したほか、自然派志向な暮らしぶりを明かしたが……。
「ネット上では『種苗法の件以来、どうにも胡散臭い』『種苗法のことは忘れてないよ』と、柴咲が昨年4月、当時、政府が進めていた種苗法改正法案に対して反対意見をTwitter上で述べたこと(現在は削除済)と絡めて批判の声が噴出しています。柴咲の意見は新聞でも取り上げられ、農家からは『改正案の趣旨を一部誤解している』といった意見が上がるなど、賛否両論さまざまな声が寄せられました」(芸能ライター)
その後、改正案の成立を見送る可能性が明らかになると、柴咲はひっそりと当該ツイートを削除。その後、「適切でないものは今回のことに限らず気づいた段階で削除し言い直したり更新しています」(原文ママ、以下同)と釈明しつつ、「事実とは異なる投稿、捏造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」と強気な姿勢を見せたことで世間から反感を買い、ネット上は炎上状態となった。
「この炎上騒動ですっかりイメージダウンしてしまったようで、今回の『今くら』出演に関しても、『種苗法の件以来、見方が変わった』とネガティブな声が上がっています。また、女優やアーティストとして活動する傍ら、2016年にエンタメ・コマース事業を行うレトロワグラース株式会社を設立し、『サステナブル』がテーマのアパレルブランドや食品事業を展開してきた彼女は、近頃、“ナチュラリスト”としてメディアに出演する機会も多いため、『キャラ変しててちょっと怖い』『完全にこじらせてる』という厳しい声も見受けられます」(同)
レトロワグラース設立当時、メディアでは柴咲が主演したNHK大河ドラマと絡めて“おんな城主”と持ち上げられていたものの、7月2日発売の「フライデー」(講談社)では、同社が「赤字7,000万円」であるなど、決して芳しくない経営状態が伝えられている。
「柴咲は、元所属事務所・スターダストプロモーション在籍時、私生活を明かすことは極力避けていたし、番組側の企画にクレームをつけたり、断ることまでありました。それは独立直後も同じでしたが、ここへ来てテレビで“私生活の切り売り”をし始めたとあって、業界関係者の間では、会社の経営不振が深刻なのではないかと疑われています」(テレビ局関係者)
10月3日放送の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に出演した際は、狩猟や射撃について熱心に語る姿に、「こんな人だったっけ?」「落ち着いた大人のイメージだったけど、すごくうるさい」などと、やはりネガティブな声が寄せられていた柴咲。“自然派キャラ”の定着には、もう少し時間がかかりそうだ。