人気ヒップホップグループ・RIP SLYMEのPESが、自身のSNSなどで2017年にグループを脱退していたと発表。ネット上では衝撃の声が飛び交うとともに、その経緯について「闇が深い」などの声が漏れている。
PESは11月1日、自身のインスタグラムやTwitterで「20年以上色々ありましたがこれで終わりにします」などと、意味深にコメント。公式サイトでは「RIP SLYMEインスタライブの件について」と題し、ある報告が公開されていた。
「PESは公式サイトで『2017年9⽉、様々な理由から今後RIP SLYMEのメンバーとして活動を続けることが困難であると判断し、事務所とグループを辞めさせていただきました』と発表。さらに、RIP SLYMEの現メンバーであるRYO-Z、ILMARI、DJ FUMIYAの3人が10月8日に行なったインスタライブにて、PESや元メンバー・SUをその場に呼ぼうとしていたと知り、『以前に私の話をして欲しくないと彼らには伝えていたはずなのに、なぜ繰り返すのか』と思い、自ら参加リクエストを出したものの、結局3人と話すことはできなかったとか。その後、3人からはなんのリアクションもないそうで、『それが彼らの私に対する最後の答えなのだろうと思います』と、現メンバーとの間に深い溝を感じさせるような内容も掲載しています」(芸能ライター)
この文章にはほかにも、「彼らに関わりたくない」「彼ら3⼈には何度も⼼を折られているので、また同じステージに⽴つことは想像すら出来ません」など、現メンバーへの強い拒否感をうかがわせる言葉が並んでいた。
PESの脱退報告に、ネット上では「ずっとファンだったから残念」「PESが一番好きだった。こんな形で脱退するとは思ってなかったよ……」と悲しむ声のほか、「何これ、闇が深そう」「17年に脱退したのに、なんで今まで言えなかったの? 謎が多すぎる」など、脱退までの複雑な経緯に違和感を抱くような反応もある。また、「PES以外はみんなダンマリで、ファンは置いてけぼりってひどい」「残ってる3人からちゃんと説明してほしい」といった、現メンバーがPESの報告を“スルー”している点についての批判も少なくない。
「PESといえば、17年4月にSUの不倫が発覚したあと、18年10月にグループが活動休止を発表した際、自身のTwitterで『ホントにニュースで知ったので…。何も聞いていないので』などと投稿して、ネット上で話題に。さらに翌19年には『どうしてもみんなリップ(RIP SLYME)やらせたいみたいですけど、完全に永遠に無理でしょう』と活動再開の可能性がゼロに近いことを示唆し、『20年間、足を引っ張るなと言われ続けて来たのでもう迷惑はかけたくないです』『私に解散とか休止とか辞めるとか再開するとか発言する権限がないんですよ。そういう扱いというかお手伝いさんというかパシリというか。バイトに会社の責任追及する様なモノですよ』と、自身のグループ内での立ち位置について明かし、ファンの間で物議を醸していました」(同)
今回の発表によれば、PESは17年に脱退していたことになり、18年の活動休止やその後の復帰について、すでに「発言する権限がない」立場だったのだろう。一方、ファンの間では「PESの言い分だけでは何も判断できないと思う」「両者の言い分がはっきりしない限り、モヤモヤしたまま」「どっちが悪いのか、正直よくわからない」など、冷静な意見も見られる。
一部ネット上では、「大人のいじめ」などと指摘されている今回の騒動。残る現メンバーの3人から、PESの脱退についてコメントはあるだろうか。