10月31日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)でのダウンタウン・松本人志の発言が、ネット上で物議を醸している。
この回では、女優・戸田恵梨香と水川あさみの“不仲説”を報じた週刊誌に対して、2人が抗議コメントを発表した一件を紹介。2人は同27日の同時刻にインスタグラムを更新し、この記事が臆測で書かれたものだとした上で、戸田は「どれだけの人を巻き込んだら気が済むのだろう どれだけの人を傷つけたら気が済むのだろう」、水川も「事実無根だと言っても強行突破で発売され、その後の追い記事にもかなり目に余るものがあります」などと、強く批判した。
「松本は2人の抗議について、『僕も100(%の)ウソ書かれて訴えたら、全面的に(出版社側が)ウソを認めてるんですけど、裁判で僕、負けたんですよ』と、自身も臆測記事を書かれて訴えたことがあると告白。松本いわく、裁判官は『あなた、芸人でしょ? これぐらいいいじゃん』『名誉棄損というほどでもない』といった理由で、敗訴を言い渡したそうです」(芸能ライター)
続けて、松本は「(裁判に)勝ったところで微々たるもんなんですよ。だから変な話、1,000万円盗んで、バレたら10万円返したら許してもらえるみたいな。この矛盾がある以上、こういうウソ記事はなくならないですよ」「多分これは、罰を重くしないとなくならない」と持論を展開した。
「この発言に対して、ネット上では『私も罪を重くするべきだと思う』『芸能人側が何も言えない状況は変だよね』など、松本に同調する声もあるものの、『自分がやってる番組も、週刊誌の後追いばっかりじゃん』『「ワイドナショー」を含め、テレビだって週刊誌と変わらないよ』といった批判的な声もあり、賛否両論となっています」(同)
一方、松本自身も同番組での発言が批判を浴びた過去がある。
「2019年1月13日の放送で、当時、NGT48のメンバーだった山口真帆に対する暴行事件を特集。ゲスト出演者の指原莉乃が、NGTメンバーの人数に対して運営スタッフが少ないことなどに難色を示したところ、松本は『まあでも、それはお得意の体を使ってなんとかするとかさ……』と発言。ネット上では『完全にセクハラ』『最低なコメント』と批判が多数集まり、大炎上しました。今回、週刊誌批判を展開した松本ですが、こうした週刊誌同様に“低俗”にも思えるコメントから『テレビも週刊誌と変わらない』と感じる視聴者も少なくないのでしょう」(同)
世間への影響力という点では、週刊誌に勝るとも劣らないテレビ番組。松本は自らの主張が“ブーメラン”とならないように、発言に気を付けたほうがよさそうだ。