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『ザ・ノンフィクション』レビュー

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『ザ・ノンフィクション』新宿二丁目の深夜食堂、かかあ天下に見える夫婦の内情とは?

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。3月19日は「新宿二丁目の深夜食堂 後編 ~名物夫婦 53年の物語~」というテーマで放送された。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  新宿二丁目の雑居ビル2階にある、深夜0時から朝9時まで営業の深夜食堂「クイン」。調理担当の夫・孝道とホール担当の妻・りっちゃんという、ともに77歳の夫婦で切り盛りしており、1970年の開業から50年間以上も、新宿の街を見つめてきた。すでに飲んできた客も多いはずだが、「クイン」で定食や総菜を食べながら飲み...

『ザ・ノンフィクション』新宿二丁目の深夜食堂、77歳名物ママの特殊な“地雷”とは?

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。3月12日は「新宿二丁目の深夜食堂 前編 ~人生を奏でるビール瓶~」というテーマで放送された。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  新宿二丁目の雑居ビル2階にある、深夜0時から朝9時まで営業の深夜食堂「クイン」。調理担当の夫・孝道とホール担当の妻・りっちゃんという、ともに77歳の夫婦で切り盛りしており、1970年の開業から50年間以上も、新宿の街を見つめてきた。  「クイン」の店内は黒を基調とし、観葉植物や額縁に入った絵画が飾られ、昔な...

『ザ・ノンフィクション』子どもの適応力と、ウクライナの故郷に帰りたい大人

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。3月5日は「たどりついた家族 2 後編 ~帰りたい 戦火の故郷へ~」というテーマで放送された。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻。ウクライナ首都キーウ(キエフ)から400キロ離れた同国東部の街、ドニプロで暮らしていた45歳の母マーヤと、7歳の娘レギナ、5歳の息子マトヴェイは、開戦から10日ほどたった3月5日、日本へ避難するためにドニプロを発つ。日本にはマーヤの長子であり、レギナと...

『ザ・ノンフィクション』親子でウクライナから日本に避難――適応する娘とホームシックになる息子

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。2月26日は「たどりついた家族 2 前編 ~戦火の故郷と母の涙~」というテーマで放送された。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻。プーチン大統領は同年秋口から、核兵器の使用もほのめかしている。  ウクライナ首都キーウ(キエフ)から400キロ離れた同国東部の街、ドニプロで暮らしていた45歳の母マーヤと、7歳の娘レギナ、5歳の息子マトヴェイは、開戦から10日ほどたった3月5日、日本へ避難...

『ザ・ノンフィクション』起業したい若者の選択――なぜ「会社勤め」は毛嫌いされる?

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。2月19日は「CEOになりたくて ~ポンタの上京物語~」というテーマで放送された。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  水井飛空(ひゅう)は広島から上京してきた21歳。「ポンタ」と自分のことを呼んでほしいと話し、起業家を目指す若者が集まる「U-25起業家シェアハウス」で暮らす。シェアハウスは4人部屋で家賃は一人4.5万円だが、オーナー主催の勉強会を無料で受けられる。  中学生の頃から起業に憧れていたというポンタ。当時、高校生起業家をメデ...

『ザ・ノンフィクション』兄の死後に発覚した“ストリップ”という意外な趣味、妹は困惑も……

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。2月12日の放送は「私が踊り続けるわけ2 ~56歳のストリッパー物語~後編」。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  星愛美、56歳。ストリッパーの中では国内最高齢と言われている。愛美の「神々しい」ステージでの姿や、自身のファン、番組スタッフ、後輩ストリッパーに対する穏やかな物腰からは想像できないが、かつての愛美は相当な非行少女で、暴走族に入り15歳までに2度の人工妊娠中絶を経験。19歳で結婚するも死産の末、21歳で離婚。AV女優、スト...

『ザ・ノンフィクション』満身創痍の56歳ストリッパー、その“オタク”たちに思うこと

『ザ・ノンフィクション』あらすじ  星愛美、56歳。ストリッパーの中では国内最高齢と言われている。ストリップ劇場の興行は一劇場につき10日間で、愛美は大きなスーツケースと共に、全国の劇場を巡る日々を送る。愛美の熱心なファンたちは「星組」と呼ばれ、女性ファンも多い。  愛美の「神々しい」とも言われるステージでの姿や、星組、番組スタッフ、後輩ストリッパーに対する穏やかな物腰からは想像できないが、かつて愛美は相当な非行少女で、暴走族に入り15歳までに2度の人工妊娠中絶、19歳で結婚するも死産の末、21歳で...

『ザ・ノンフィクション』やくざの妻だったママ、元ツッパリのマスターも「酒と涙と女たちの歌2 ~塙山キャバレー物語~ 後編」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。1月22日の放送は「酒と涙と女たちの歌2 ~塙山キャバレー物語~ 後編」。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  茨城県北部、日立製作所の企業城下町でもある日立市。全国チェーン系の商業施設や、飲食店が並ぶ国道沿いには、昭和で時が止まったかのような簡素な青いトタン張りのスナックや居酒屋が並ぶ「塙山(はなやま)キャバレー」と呼ばれる一画がある。60年ほど前に誕生し、現在は14軒が営業中だ。  塙山のママたちは“人生のベテラン”勢が多いが、20...

『ザ・ノンフィクション』火事を起こした元ラーメン屋・のぼるは“孤独死”なのか?「酒と涙と女たちの歌2 ~塙山キャバレー物語~ 前編」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。1月15日の放送は「酒と涙と女たちの歌2 ~塙山キャバレー物語~ 前編」。 『ザ・ノンフィクション』あらすじ  茨城県北部、日立製作所の企業城下町でもある日立市。全国チェーン系の商業施設や、飲食店が並ぶ国道沿いには、昭和で時が止まったかのような簡素な青いトタン張りのスナックや居酒屋が並ぶ「塙山(はなやま)キャバレー」と呼ばれる一画がある。60年ほど前に誕生し、現在は14軒が営業中だ。  塙山キャバレーを支えてきたのは店を切り盛りするママ...

『ザ・ノンフィクション』暴走する婚活女性・ミナミ、父親の介護をするゲーム芸人・フジタ……2022年放送回で「印象的だった人物」3選

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。2022年は43回放送され、さまざまな人間模様が放送された。今回はその中から、私見で特に印象的だった人物を3人選びたい。 『ザ・ノンフィクション』年始から強烈だった婚活女性・ミナミ  印象に残った人1人目は、「結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~」(1月16日、23日)に登場した31歳の婚活女性・ミナミだ。これは、番組ファンも納得のチョイスではないかと思う。  理想の高い専業主婦希望のミナミの言動に度肝を抜かされた人も多かっ...