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さよならシネマ

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『ドーナツキング』――「国策」が育てたドーナツとカニとカクテルとポテチ

 アメリカ人のドーナツ消費量は年間100億個。すなわちアメリカにおける「コーヒーとドーナツ」は日本における「ご飯と味噌汁」に近い朝食の定番だが、ドーナツの本場・カリフォルニア州にあるドーナツ店の90パーセント以上は「カンボジア系アメリカ人」が経営しているという。1980年代に彼らが個人経営の店を一気に増やしたのだ。  その発祥をたどると、カンボジアから渡ってきたテッド・ノイとい… 続きを読む ...

『由宇子の天秤』に想う「ドキュメンタリーは嘘をつく」

 社会正義を訴えるタイプのドキュメンタリーは、同情と正義の傍観者による「鉄槌下し欲」の発生システムを巧みに“利用”して作られている。  虐げられた社会的弱者の言葉は、映像にドーピング並みの説得力を与えるからだ。切々と被害を訴える彼らの画(え)と言葉は強い。視聴者を思考停止させるほどに強い。だからこそドキュメンタリーの制作者は、その強い画と言葉を採取すべく、片っぱしから弱者にマイ… 続きを読む ...