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ドラマレビュー

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織田裕二、『踊る大捜査線』随一の名場面で見せた魅力――シリアスとコメディを同時にこなす姿に期待すること

――ドラマにはいつも時代と生きる“俳優”がいる。『キャラクタードラマの誕生』(河出書房新社)『テレビドラマクロニクル1990→2020』(PLANETS)などの著書で知られるドラマ評論家・成馬零一氏が、“俳優”にスポットを当てて90年代の名作ドラマをレビューする。  1997年に放送された刑事ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系、以下『踊る』)は、織田裕二演じる、脱サラして警察官になった主人公・青島俊作が、お台場の湾岸署に配属される場面から始まる。  署に到着すると殺人事件が起こり、青島は現場へ向か...

『ザ・ノンフィクション』29歳、西船橋キャバクラ嬢の決断「夜の街で輝きたくて… ~闘う女たちの見る夢~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。5月22日の放送は「夜の街で輝きたくて… ~闘う女たちの見る夢~」。 あらすじ  西船橋のキャバクラで働くMelty 輝(メルティー きら)29歳。番組スタッフが取材を始めた2021年6月は緊急事態宣言の真っ只中で、輝の月収は15万円まで落ち込んだという。ほかの事業をと、フランチャイズの歯のホワイトニングサロンを開くも順調とは言えない状況のようだ。  輝は銚子市で育ち、学生時代はバレーボールに熱中、26歳から始めたキックボクシングは週...

『ザ・ノンフィクション』ヤングケアラーとしての日々の終わり「NYフェスティバル2022受賞記念 ボクと父ちゃんの記憶 ~別れのあと 家族の再会~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。5月15日の放送は「NYフェスティバル2022受賞記念 ボクと父ちゃんの記憶 ~別れのあと 家族の再会~」。 あらすじ  2021年10月に放送された同作と、家族の「その後」について伝える。昨年の放送内容は、国際メディアコンクール「ニューヨークフェスティバル」のドキュメンタリー・普遍的関心部門で銅賞を受賞した。 千葉県南東部、緑豊かな睦沢町で暮らす高校3年生の大介は、若年性アルツハイマー型認知症になった父親を日常的に介護している「ヤング...

『ザ・ノンフィクション』現実を知らなかった40代の息子「ワケあり人生と部屋探し ~無理とは言わない不動産屋~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。5月8日の放送は「ワケあり人生と部屋探し ~無理とは言わない不動産屋~」。 あらすじ  高齢、生活保護受給、精神疾患など、住まいを借りるのが難しい人々の部屋探しを手伝う横浜のアオバ住宅社。会社には看板らしい看板もないが、口コミで客は絶えない。代表の齋藤瞳は1人で会社を切り盛りしている。  生活保護で暮らす高齢の母親と双極性障害とADHDがある中年の息子の家族は、長年借家の庭付き平屋で過ごしてきたが、家主の都合で引っ越しを余儀なくされる。...

ジャニーズドラマにおける、堂本剛『金田一少年の事件簿』という記念碑――なにわ男子・大西流星『夢中さ、きみに。』に見る新時代

 4月24日からスタートした『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)。主演はなにわ男子の道枝駿佑が務めている。ジャニーズで歴代5人目にあたる「金田一一」を演じる道枝には、放送前から注目と期待が集まっていたものの、初回放送は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と1ケタスタート。  放送後は、初代金田一一を演じたKinKi Kids・堂本剛と比較する感想がネット上に続出し、同作の人気の高さがあらためて明らかになった。放送から27年の月日がたってもジャニーズファンに鮮烈な印象を残している初代『金田一少年...

福山雅治、『ガリレオ』シリーズ第3弾で話題! “二枚目”から“おじさん”まで演じる俳優としての成長

 福山雅治が主演を務める『ガリレオ』シリーズの劇場版第3弾『沈黙のパレード』(9月16日公開)。4月27日には、最新ビジュアルと特報映像が解禁され、ネット上ではファンが歓喜の声を上げている。  同作は、東野圭吾氏の推理小説『ガリレオ』シリーズ(文藝春秋)を原作とした映像化作品。2007年にフジテレビ系で連続ドラマ『ガリレオ』が放送され、平均視聴率21.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大ヒットを記録した。  翌08年には劇場版第1弾『容疑者Xの献身』、13年には連続ドラマの第2シーズンと、劇場版...

『ザ・ノンフィクション』「余命」の算出は医師それぞれ?「花子と大助~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。4月17日の放送は「花子と大助~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~」。 あらすじ  2018年3月、宮川花子は症候性多発性骨髄腫と診断された。体のあちこちにがんが転移している状況で、余命半年を告げられる。  がん細胞が神経を圧迫し、下半身が動かせなくなった花子は入院生活となり、車いすからベッドへ移るわずかな動作も自力では難しくなる。介助が必要な状況の中、夫の大助は花子を毎日見舞う。  大助が帰ったあとの病室で、リクライニングベ...

『ザ・ノンフィクション』こだわりと意地の境界線「泣かないでアコーディオン ~シングルマザーの大道芸人~」

日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。4月10日の放送は「泣かないでアコーディオン ~シングルマザーの大道芸人~」。 あらすじ  44歳のあんざいのりえは芸歴23年の大道芸人で、4歳の息子・ろっちゃんと二人、神奈川県川崎市で暮らすシングルマザーでもある。  東京オリンピック直前の2021年7月。コロナさえなければのりえは五輪関連の仕事で大忙しだったはずだが、収入はほぼゼロの状態で、各種の公的給付金でしのぐ生活が続く。月1回の外食のランチも厳しい状況だと話し、仕事の依頼は来る...

『ザ・ノンフィクション』火事でゆっくりと失ったもの「火事と夫婦と生きがいと ~高円寺『薔薇亭』の1年~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。4月3日の放送は「火事と夫婦と生きがいと ~高円寺『薔薇亭』の1年~」。 あらすじ  2020年の年末、東京、高円寺で50年愛され続けた洋食店「薔薇(ローズ)亭」が全焼した。薔薇亭は80歳のマスター、正氏が作る大盛りの料理と、お客さんを我が子のようにもてなす帽子がトレードマークのママ、78歳の千種が切り盛りしていた。  夫婦は営業再開に向けて動き出すものの、人気の街、高円寺は家賃の高騰もあり、店の跡地で営業を再開する場合、家賃が倍以上に...

『ザ・ノンフィクション』新人を叱責する場に居合わす客の気まずさ「新・上京物語2022 後編 ~旅立ちの時~」

 日曜昼のドキュメント『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)。3月27日の放送は「新・上京物語2022 後編 ~旅立ちの時~」。 あらすじ  初就職する若者の姿を見つめる、毎年春の人気シリーズ「新・上京物語」の2021年度版。21年4月、浅草に本店のある洋食店「レストラン大宮」に3人の新人が入る。栃木県の高校の調理科を卒業した千春と楽壱(らいち)、そして彼らより1つ年上で、茨城県出身で、調理師専門学校を卒業したあかりだ。  楽壱、あかりは厨房配属となったが、千春の配属はホール。数カ月おきに持ち場は...