『罠の戦争』1位で有終の美、『ミスなか』『花晴れ』旧作好調…TVerドラマ人気ランキング
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、同7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超え、2023年1月にはTVer単体の月間アクティブユーザー数(MAU)が2700万に達するなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVer… 続きを読む ...
朝ドラ『舞いあがれ!』終盤の失速で露呈した脚本家変更問題&うまいミスリード
連続テレビ小説(以下、朝ドラ)『舞いあがれ!』(NHK)が今週、最終回を迎える。本作は空を飛ぶことに魅せられた舞(福原遥)の物語。中盤までは凄く面白かったが、終盤で大きく失速してしまったように感じた。 物語は1994年から始まり、舞の成長する姿が描かれるのだが、同時に描かれたのが、バブル崩壊の影響が東大阪の町工場に押し寄せる様子だ。舞の父・岩倉浩太(高橋克典)は工場でネジを… 続きを読む ...
『罠の戦争』よりも人気だった80年代のドラマ『代議士の妻たち』の壮絶な中身
国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。 3月27日、ついにドラマ『罠の戦争』が最終回を迎えてしまいましたね。しばらくは「罠ロス」でしょんぼりしそうですが、最近は新たな楽しみも見つけております。大先輩から「昔のテレビドラマの『代議士の妻たち』(TBS系、1988年)は『罠の戦争』よりも人気だった」と教えていただき、古書店から同タイトルの原作(家田荘子著、文藝春秋1987年)… 続きを読む ...
『罠の戦争』鷲津が最後に仕掛けた「正義の罠」…“新たな竹”の誕生を感じさせる結末に
“罠”という言葉から連想するのは、誰かを貶める手段だ。ただ、それが自身の利ではなく、苦しめられている弱者を救うために仕掛けられているとしたら……。3月27日に最終話を迎えたカンテレ制作・フジテレビ系列放送の月10ドラマ『罠の戦争』は、主人公・鷲津亨(草彅剛)の決意に込められた正義の在り方を考えさせられる放送となった。権力に憑りつかれた代議士に残されたダークヒーローとしての道を全うする姿に、… 続きを読む ...
『罠の戦争』権力という“魔物”に魅了された鷲津は「四面楚歌」で目を覚ますか
まさに「四面楚歌」だ。弱者を救おうとするひたむきな姿勢で、周囲を味方へと巻き込んできた鷲津亨(草彅剛)。だが代議士としての権力を手にし、復讐という大義名分のもとにその力をふるい続けた結果、憎んでいたはずの「腐敗した権力」そのものに自らが変わってしまった。鷲津を取り巻く状況は、その魔力に溺れた末に招いた危機であり、視聴者としては、鷲津ではなく、彼に無下に扱われる周囲の人たちに同情してしまう。… 続きを読む ...
『舞いあがれ!』先が読めない展開と主人公、残り1週で物語を描き切れるか(第25週)
「模型飛行機を飛ばしたい→人力飛行機を作りたい→仲間と作った飛行機を飛ばしたい→飛行機で飛びたい→飛行機の部品を作りたい」と、ちょっとずつ変化してきた舞ちゃん(福原遥)の飛行機への夢が、最終週前に「空飛ぶクルマを見てみたい」まできました。 パイロットとして舞いあがるとばかり思っていた舞ちゃんが、地上でどっしりと落ち着いて、ネジを作ったり会社を経営したりする姿に「それでいいの… 続きを読む ...
『100よか』初の首位!『夕暮れに』『大病院占拠』続く TVerドラマ人気ランキング
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、同7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超え、2023年1月にはTVer単体の月間アクティブユーザー数(MAU)が2700万に達するなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVer… 続きを読む ...
天海祐希、4月ドラマにかかる重圧…“息子”の『スタンドUPスタート』は歴史的大惨敗
フジテレビ系列で水曜22時台に放送されている竜星涼主演ドラマ『スタンドUPスタート』の苦しい状況が続いている。 今期のドラマはこの3月、野球の世界大会「第5回ワールド・ベースボール・クラシック」と重なって数字を落とす作品がいくつか見られたが、『スタンドUPスタート』は直接的な影響がほとんどなかったにもかかわらず、視聴率・見逃し配信ともに厳しい結果が続いているのだ。 … 続きを読む ...
激闘の末のフィナーレ!『インフォーマ』ここに堂々完結! そして…
先週、一足早く、ドラマ『インフォーマ』の最終回が放送されたNetflix。それを受け、同サイトの視聴数ランキングのトップを狙うと、当コラムで打ち明けていた同作原作者の沖田臥竜氏。果たして、その結果は? そして、ついにカンテレでも今夜、最終回を迎える。だが、これは次なるステップの第一歩に過ぎないのかもしれない――。沖田氏による『インフォーマ』を味わうための恒例エッセイ、初公開… 続きを読む ...
『罠の戦争』鷲津の“正義”の鉄槌は下った…と思いきや「復讐される側」へ急転
カンテレ制作・フジテレビ系列放送の月10ドラマ『罠の戦争』の第9話が3月13日に放送された。 正義のヒーローから、手段を選ばない黒い代議士へ。復讐する側から、される側へ。草彅剛演じる主人公・鷲津亨が、歩道橋から何者かに突き落とされて意識不明となった息子の事件の真相を追って永田町の闇に食らいつく復讐劇は、隠蔽を指示した政治家を追い落としたことで幕引きとなったかと思われたが、物… 続きを読む ...