世界は映画を見ていれば大体わかる

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ジャニーズ✕中田秀夫ホラー映画、作品で何かをを訴えていた?

 先日行われたジャニーズ事務所の記者会見で、事務所は創業者の故ジャニー喜多川の長年にわたる性被害を「事実」と認めて謝罪し、東山紀之を新社長として再出発、また被害者には「法を超えた救済や補償が必要」という姿勢を示した。  曖昧な答弁に終始せず、創業者の罪と被害者を救済するとしたことについては一定の評価を受けてはいるが、新社長の東山に別の性被害疑惑が取りざたされるなど、今後も一筋縄… 続きを読む ...
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『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』が、清水・中田以降のJホラー金字塔に!

 うだるような暑さの酷暑が続く中(連日最高気温30度以上)、映画業界は盆休みが明け、9月のシルバーウィーク期間に突入する。盆休みに次ぐ稼ぎ時として、この時期は注目作や話題作が投入されることが多い。  書き入れ時の話題作と注目されているのが9月8日に全国公開される『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』だ。‟ホラー・カルトの鬼才”‟和製フェイク・ドキュメンタリーの異才”など呼び声も高い白… 続きを読む ...
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『君たちはどう生きるか』無宣伝戦略、説明省略の元ネタ? あの映画と芸人

 前代未聞の「宣伝なし」で公開された宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が、興行収入40億円を突破、夏休み期間に入ったことでさらなる伸びが期待されそうだ。  公開前には「一切宣伝をしない映画はヒットするのか?」と興行面の成功を疑問視する声が多かったので、予想を覆す大ヒットです。この勢いなら100億越えは確実と言われており宮﨑監督の前作『風立ちぬ』の120億円越えも夢ではな… 続きを読む ...
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『君たちはどう生きるか』宣伝一切なし戦略で公開初日におこりそうなこと

 まもなくスタジオジブリ最新作にして宮崎駿監督の引退作と言われている『君たちはどう生きるか』が公開される。本作は「かつてない作品」として業界内外の注目を集めている。それは一切、宣伝を行わないと断言しているから。

 それどころか予告編も作らず、公式サイトもない。内容すら秘匿されており、同名の小説のタイトルを借りた(内容はまったく関係ないらしい)ということ以外、何もわからない。…

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『怪物』もまた…是枝作品の家族は再生しないまま終わる

 先日のカンヌ映画祭で大変な話題になったという是枝裕和監督の最新作『怪物』を観た。是枝裕和という人は現代日本の映画界においてトップクラスの存在であり、世界に通用する製作者でもある。作品としての評価も高いし、興行面においても問題がない。稼げて、その上、面白いのだからたまらない。  作品自体が論争を呼ぶものであることが多い。第71回カンヌ映画祭の最高賞、パルム・ドールを受賞した『万… 続きを読む ...
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庵野秀明が竜王!? 映画『マリオ』大ヒットの下にある「ゲーム映画化」失敗の歴史

 任天堂のテレビゲームを原作にした映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が凄まじい勢いで世界中を席捲している。北米興行では週末3日間のオープニングで1億4600万ドルを稼いだ。これは2023年公開作品でトップの成績。その後も勢いが止まらず4週連続でトップ、世界興行収入は10億2000千万ドルに達している。アニメ映画の歴代興行記録『アナと雪の女王2』の14億000千万ドルを抜き去るのは… 続きを読む ...
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『シン・仮面ライダー』は元ネタ知ってると倍おもしろい! 14個ネタバレ解説

 ついに公開となった庵野秀明監督による最新作『シン・仮面ライダー』は仮面ライダー生誕50周年を記念した作品だ。 『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』に次ぐシン・シリーズの一本としてつくられ、庵野監督はこれでゴジラ・ウルトラ・ライダーと日本三大特撮を制覇した!  そういうこともあってファンの期待値が最も高まった一本だ。筆者も最速の舞台挨拶つきライブビューイングで… 続きを読む ...
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『ナワリヌイ』国家がいかにして国民の毒殺を図ったか本人が追うスリル

 先日発表された第95回アカデミー賞は本命視された『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞、監督賞をはじめ7冠に輝いた。  この話題は各メディアで大きく取り上げられたのでご存じの読者も多いだろう。  色んな夢がありながら、結婚して家庭に入る道を選んだ平凡な中年女性が主人公で、夫とは不仲、一人娘はガールフレンド(!)を家に連れてくる。税務署から… 続きを読む ...
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『アバター』大丈夫? やっぱり『2』は鬼門! 大ヒット作の失敗大失敗続編たち

 世界歴代興収ランキングの1位に輝いているジェームズ・キャメロン監督の『アバター』。待望の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開中だ。映画史上空前の予算がかけられているといわれる本作の製作費は、一節には約2億5000万ドル(約347億円)とも言われており(キャメロン監督は否定している)、利益を出すのに興行収入で20億7000万ドル(約2874億円)を超える必要があるとされる。これは… 続きを読む ...
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『すずめの戸締り』大ヒットの裏で 川村元気Pが盛大にコケたあの作品

 ジェームズ・キャメロン監督の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が世界中でヒットする中、唯一の例外が日本。日本の興行ランキングトップは『THE FIRST SLAM DUNK』(2022年12月末の時点)だ。トップを争うのが新海誠監督の『すずめの戸締り』で興行収入100億を突破し、勢いが衰えない。『アバター~』は「日本以外全部一位」という状況。まるで『日本以外全部沈没』(筒井康隆・著)み… 続きを読む ...