『教誨』ふたりの幼児を殺めたとされた死刑囚が最期まで守りぬいた「約束」とは?
映画化も大ヒットした『孤狼の血』(角川書店)の作者としても知られ、いま最も注目されるミステリー作家のひとり、柚月裕子さんの新作『教誨』(小学館)が登場。 主人公の吉沢香純は、ある日、東京拘置所から、ほとんど会ったこともない遠縁の女性である三原響子の身柄引受人になっているので、遺骨と遺品を受け取りに来て欲しいという連絡を受ける。響子は我が子を含む幼… 続きを読む ...
新堂冬樹が新連載でBLを!? 人気作家の作品に対する姿勢と近年の出版業界について【インタビュー】
インターネットの発展に伴い、人々の娯楽が多様化していったこともあり、出版業界は90年代後半から出版不況と叫ばれるようになっていった。日本出版学会の発表によると1996年に2兆6563億円という市場規模を記録して以降、衰退を辿り現在では1兆円規模にまで市場は縮小している。事実、この20年で多くの出版社や書店が姿を消していった。 しかし、そんな出版不況が叫ばれ始めた1998年に… 続きを読む ...