『らんまん』竹雄が裏で甲斐甲斐しく支える“天然の人たらし”万太郎(第8週)
朝早くから慣れない手つきで洗濯しては長屋の女性陣にダメ出しされ、昼はレストランのボウイとして働き、夜はシャツに火のし=アイロンをかける。竹雄(志尊淳)の1日は、すべて愛する若・万太郎(神木隆之介)のためにある。竹雄の甲斐甲斐しさがよりいっそう際立つ東京編、もし彼がいなかったら万太郎はどうなっていたことか。 しかし竹雄が献身的に働いている間、万太郎は長屋の差配人・りん(安藤玉… 続きを読む ...
『らんまん』持たざる者にはまぶしい、「何もかも持ってる」主人公・万太郎(第7週)
家が裕福だから、欲しいものは(苦々しい顔をされつつも)なんでも買ってもらえ、家業は継がずに東京に出て植物学の道に進むことを認められ、そしてとうとう、学生でもないのに東大に出入りが許されるところまで来た、万太郎(神木隆之介)。元々の恵まれた生い立ちに加えて、人懐っこい笑顔でコミュ力が高く、誰からも愛される、ナチュラルボーン人たらし。すべてを持っているように見える、こんな人に笑いかけられたら、… 続きを読む ...
『らんまん』寿恵子との再会…万太郎とは違うタイプのオタクの予感?(第6週)
「わしを勘当してほしい」とまで言って峰屋の当主の座を捨て、並々ならぬ決意で東京に来た万太郎(神木隆之介)と、従者を卒業して「相棒」となった竹雄(志尊淳)。しかし送った荷物が多すぎて下宿を断られ、新しい下宿先を探しまわる途中で大事な標本入りのトランクを盗まれ……と、上京初日から大ピンチ。広々とした峰屋に慣れきっているから東京の一般的住居の狭さを知らず、善人も悪人も大勢いる東京の広さも知らない… 続きを読む ...
『らんまん』ついに告白はしたものの…万太郎以上に心配な竹雄問題(第5週)
自由民権運動に打ち込む早川逸馬(宮野真守)と出会い、自由に生きたいという気持ちが強くなる万太郎(神木隆之介)と綾(佐久間由衣)。植物学の道を進む決意をする万太郎と、諦めていた酒造りをしようと決めた綾の「お互い、今日選んだ道を悔やまんこと」と約束する指切りでまず泣き、2人を見守り「後ろは、わしがおりますき」と言い切る竹雄(志尊淳)でもうひと泣き。月曜の最初の5分ですでに涙腺の蛇口がばーんと開… 続きを読む ...
『らんまん』急展開&大波乱の第4週… 万太郎は「運命」に逆らうのか?
東京から帰って、きっぱりと植物学を諦めた万太郎(神木隆之介)。本も顕微鏡もしまいこみ、家業に専念するけれど、笑顔は消えて、眠れない日々を送っている。心配する竹雄の話を聞いたタキ(松坂慶子)が万太郎と綾(佐久間由衣)に「おまんら2人、めおとになれ」って言い出してびっくり。そこからはびっくりにびっくりを重ねていくような、「えええーっ!」「ほんとに?」と何度も声が出ちゃう1週間でした。 … 続きを読む ...
『らんまん』万太郎たちに、自分の「好き」と仕事が結びつく日は来るのか(第3週)
万太郎は18歳。演じるのは、とうとう神木隆之介さんに。姉の綾も佐久間由衣さんに、お目付役の竹雄も志尊淳さんになりましたが、演じる人が変わっても、あの子どもたちがそのまま大人になった感じで、全然違和感がないですね。そして万太郎と一緒に学問所に通っていた幼なじみの貫太、成長した彼を演じているのが『舞いあがれ!』の空先輩、新名基浩さんだと知った時はびっくりしました。寡黙な空先輩が、おしゃべりな貫… 続きを読む ...
『らんまん』学びという「変化」を進む万太郎と、時代の激動に戸惑う人たち(第2週)
万太郎の母・ヒサ(広末涼子)が亡くなって3年、万太郎は9歳に。演じるのも、森優理斗さんから小林優仁さんにバトンタッチ。成長しても、万太郎の草花好きはあいかわらず。商家でありながら学問所で勉強することを許されたのに、草と話をするほうが楽しいと行きたがらない。しぶしぶ行ってみれば武家の子たちに目をつけられ、稽古という名目で木刀を持たされて大ピンチ。時代の変化でいちばん大変だったのは、武家の子た… 続きを読む ...
『らんまん』突飛な設定でさらに輝くディーン・フジオカという俳優(第1週)
好奇心旺盛で草花が大好き、造り酒屋の当主として大事に育てられながら、ちょっと走っただけで熱を出して倒れる、体の弱い万太郎(森優理斗)。そんな弟を心配してばかりのしっかりもので、笑顔の少ない姉の綾(太田結乃)。万太郎の世話役を命じられている、番頭の息子の竹雄(井上涼太)。そんな子どもたち3人を中心に、『らんまん』の第1週が始まりました。 由緒ある「峰屋」を束ねるのは、万太郎と… 続きを読む ...
『舞いあがれ!』みんなの夢をいっぺんに叶える舞の飛行で大団円(最終週)
とうとう舞ちゃん(福原遥)が舞いあがった。「かささぎ」を操縦する舞ちゃんを見て、涙をこらえきれませんでした。彼女が飛ぶ姿を、本当に見たかった。だからこそずっと「飛ばないのかーい!」「また寄り道かーい!」とツッコんできたのですが、ここまでの彼女の道のすべてが、あのフライトにつながっていたんですね。無理を言って航空学校に行ったこと、就職延期で五島で宇宙好きな朝陽くん(渡邉蒼)と仲良くなったこと… 続きを読む ...
『舞いあがれ!』先が読めない展開と主人公、残り1週で物語を描き切れるか(第25週)
「模型飛行機を飛ばしたい→人力飛行機を作りたい→仲間と作った飛行機を飛ばしたい→飛行機で飛びたい→飛行機の部品を作りたい」と、ちょっとずつ変化してきた舞ちゃん(福原遥)の飛行機への夢が、最終週前に「空飛ぶクルマを見てみたい」まできました。 パイロットとして舞いあがるとばかり思っていた舞ちゃんが、地上でどっしりと落ち着いて、ネジを作ったり会社を経営したりする姿に「それでいいの… 続きを読む ...