
『ロストケア』松山ケンイチと長澤まさみの「対決」で浮かび上がる現実の問題
『ロストケア』が3月24日より上映されている。原作は葉真中顕による2013年に刊行された小説で、実に10年の時を経ての実写映画化となる。
なるほどセンシティブな題材だけに完成まで時間がかかったことも納得できるし、かつテーマは全く古びていない、良い意味で「攻めて」いながらも、とても誠実な作品だった。何より、後述する松山ケンイチと長澤まさみの一世一代の熱演を見届けてほしいと…
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