8月30日放送のバラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に、ジャニーズJr.内ユニット・Travis Japanが出演。俳優・藤岡弘、が今をときめく人々の魅力に迫る新企画の初回ゲストに選ばれたが、番組での取り上げ方をめぐって、Jr.ファンが不快感をあらわにしている。
今回、Travis Japanは新企画「藤岡パパの教えて!若者ちゃん」に登場。「今年ブレーク間違いなし」のユニットだとして、ナレーションでは「まだデビュー前にもかかわらず、『西のなにわ男子、東のトラジャ』と言われるほど人気で、今Jr.内で再注目のグループ」と、今年11月12日にCDデビューを控える関西Jr.内ユニット・なにわ男子を引き合いに出して説明した。
「トラジャの人気度を示すためか、『ジャニーズJr.動画再生No.1』『動画総再生回数3400万回超え』といったテロップも表示。Travis Japanは2018年3月始動のYouTubeチャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』に参加していますが、『彼らの動画の再生回数はジャニーズJr.でトップ』との紹介もありました」(ジャニーズに詳しい記者)
VTRの最後には、Travis Japanがジャニーズ初のダンス専門YouTubeチャンネル「+81 DANCE STUDIO」を開設したという告知も。番組終了時に「全容のわかる予告編が視聴可能になる」などとアナウンスしており、今回は、同チャンネルの宣伝を兼ねた出演だったようだ。
そんな『深イイ』の放送中、ネット上にはJr.ファンから「『西のなにわ男子、東のトラジャ』って、初めて聞いた。比べる必要ある?」「『西のなにわ男子、東のトラジャ』は意味わからない。勝手に対立させないで!」「それぞれの良さがあるのに、なにわとトラジャを比べるようなナレーションはやめて」といった、批判的なコメントが続出。
名前を出された形のなにわ男子ファンも、「『西のなにわ男子、東のトラジャ』って、土俵が違いすぎない?」「『西のなにわ男子、東のトラジャ』なんて誰も言ってないし、なにわファンからすると不快」などと苛立ちを覚えた様子。これに対し、Travis Japanファンが「なにわファンは『土俵が違う』『不快』とか言ってるけど、不快なのはこっちも同じだから」「なにわ担、デビュー決まったからって天狗になってない?」と反論する書き込みも見受けられた。
「さらに、番組内で紹介された『Jr.チャンネル』の再生回数に関する情報も、物議を醸しています。Travis Japanは18年3月の立ち上げ時から出演していますが、なにわ男子を含む関西Jr.(Aぇ! group、Lil かんさい)は、今年1月より同チャンネルの火曜日に新加入。関西3組は月替りで担当していて、今までアップした動画の本数も、更新頻度もTravis Japanとは差があります。それだけに、『始めた時期が全然違うのに、トラジャが「動画再生No.1」って疑問しかない』『No.1を名乗るなら、同じ条件で比べてよ』『世間の人に「デビュー発表したなにわ男子より、トラジャのほうが人気」って思われそうでつらい』などと、なにわ男子のファンが嘆いていました」(同)
なにわ男子とTravis Japanを比較するような『深イイ』にJr.ファンは不快感を覚えてしまったが、グループを“対立”させる構図は、過去にも批判を集めている。
「昨年1月、SixTONESとSnow Manがジャニーズ事務所初の同時CDデビューを果たしました。このCD名義が『SixTONES vs Snow Man』『Snow Man vs SixTONES』と敵対関係になっていただけでなく、デビュー後は何かと2組がセットで扱われたことで、ファンから不評を買うことに。また、双方のファンがライバル視してしまい、険悪なムードが漂う状況にもなりました。こうした前例があるため、『深イイ』に関しても『過去に“VS売り”してファンにウケたことないでしょ?』『もう“VS売り”はやめてほしい』といった声も出ています」(同)
ダンスチャンネルの開設もあり、今後もTravis Japanはメディアに“プッシュ”されるものとみられる。『深イイ』のように、ファンの対立を煽ることがないと良いのだが……。