ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、1月19日~26日公開の動画を公開日順にチェックします!
Travis Japan・宮近、一番怖いのは美 少年・金指?
1月19日配信の動画から、関東の5グループ(Travis Japan・7 MEN 侍・美 少年・HiHi Jets・少年忍者)による対決企画がスタート。5日間の動画内でクイズなどさまざまなバトルを行い、優勝したグループは最終的に「豪華食事券」「1カメSHOWミュージックビデオ」「ハズレ」の3つが入ったくじを引くことになるという。1本目の前半は「仲の良いメンバー」に言及し、合同企画ならではのトークを展開。7 MEN 侍・佐々木大光は「意外に中村海人くん(Travis Japan)とあんまりしゃべったことなくて……。これを機にめっちゃ近くなりたい」と願望を明かしており、垣根を超えた交流にも期待が高まった。
初戦の「あなたはどっち? 2択クイズ」を経て、2本目の「ジャニーズJr.5グループ対抗2/5【超豪華SP企画】オシャレ王とダサい王は誰?」(20日更新)では、「アンケート予想クイズ」を実施。これは、46名が事前に答えたアンケートをもとにしたクイズで、その結果1~3位をグループごとに予想し、正解数によってポイントを獲得できるゲームだ。
開始前、MCのTravis Japan・宮近海斗が進行を間違えてしまうと、「全然違うじゃない!」と大声が飛んだ。「誰かスゲー強くツッコんだ人いる。誰だ!」というHiHi Jets・高橋優斗の声に、「俺です」と名乗り出たのは美 少年・佐藤龍我。すぐに帽子をとって「そんなつもりなかった」と恐縮していたが、佐藤の素直かつ律儀な性格が垣間見える場面だった。
第1問は「ファッションがお洒落だと思う人 ランキング1位・2位・3位は?」。ここは、モデルの仕事もしている佐藤に注目が集まったが、高橋のコメントをきっかけに、美 少年・金指一世が“出動”。スピーディーな動きで高橋に腕ひしぎ十字固めをかけ、爆笑をさらった。
金指といえば、公式プロフィールの趣味欄に「キックボクシング」を挙げているほか、1日公開の動画「美 少年【2022あけおめ】今年は色んな人とコラボしたい!」にて、YouTuberで格闘家の朝倉未来とのコラボレーションを熱望していたほど。ちなみに、2人のそばにいた宮近が「一番怖いのは、絞めながら『すみません』(と金指が謝っていたこと)」と暴露していただけに、技をかけたのは金指なりのボケだったようだ。
再生回数は1本目が63万台、2本目は55万台(28日時点)。
2問目は「ファッションがダサイと思う人 ランキング1位・2位は?」。このあたりから後輩とTravis Japanメンバーの絡みが増えていく。HiHi Jetsチームは1位に高橋を選び、2位はTravis Japan・吉澤閑也、川島如恵留と設定。川島を入れた理由について、HiHi Jets・猪狩蒼弥は「なんでかって言うと、スーツとか着てらっしゃるじゃないですか。冒険する勇気がないから、セットアップに逃げてる。ホントに着たいもん着たら、めちゃくちゃダサイと思う。っていうのをたぶん全員が思ってる」と分析したが、“先輩ディス”に巻き込まれたくない一同は即座に否定していた。
一方、散々なダメ出しを受けた川島は「プッツーン」と怒りのスイッチオン。しかし、無言のまましばしフリーズしてしまい、宮近は「(頭の)回転が早い如恵留が、このイジられ方が初めてすぎて」とフォローしていた。実は猪狩、1本目の挨拶のシーンから川島にキツく当たっていたのだが、「猪狩VS川島」の構図は、3本目の「ジャニーズJr.5グループ対抗3/5【超豪華SP企画】憧れの先輩は?」(21日配信)まで続いている。
両者の関係性に進展があったのは、第4問の「ナルシストだと思う人 ランキング1位・2位・3位は?」。中村が猪狩と川島のやりとりに触れたところ、猪狩は「ナルシストがそもそも悪いことだと思ってないんですよ。聞きますけど皆さん、自分に自信ないんだったら、今すぐ辞めた方がいいですよ」とコメント。すると、敵対していた川島が「猪狩、よく言った!」と同調。「俺もアンケートに『ナルシストは誰ですか?』(の問いに対して)俺、『全員』って書いてる。じゃないとやっていけないから」と明かし、「だから、仲良くやっていこうよ」と歩み寄ったところ、猪狩も「めちゃめちゃ同族でしたね」と納得したよう。2人は握手を交わして“わだかまり解消”となった。
本人たちは無事に仲直りしたものの、ネット上ではこうした猪狩の“態度”に賛否両論が飛び交っている。一部のジャニーズファンは「『Jr.チャンネル』見てるけど猪狩の態度ヤバすぎない?」「猪狩蒼弥、ちょっと引いた。如恵留くん、ドン引きしてるじゃん」「猪狩くん、先輩に失礼。こういうイジり方は好きじゃない」「マジでHiHi Jets無理。猪狩とか何様? 先輩に対する言葉遣い、態度とかイチから教育し直した方がいい」「合同企画見たら、猪狩イキってるな。如恵留さんが丸くなったからよかったけど、数年前ならキレてたでしょ」と猪狩を叩いているのだ。
対照的に「猪狩蒼弥は同世代のジャニーズの中でも、バラエティで数少ないヒール役を買って出るタイプ」「猪狩くんがトラジャの面白さを引き出してくれた気がする。イジられる如恵留くんってレアだから、おかげで可愛い姿が見れた。猪狩くん、ありがとう」「猪狩蒼弥はヒール役を買って出てるだけで、裏では礼儀正しい子だよ」「猪狩はちゃんと礼儀があるからこそ、あのイジりをしても許してもらえるんだよ。ただの失礼な子じゃない」と擁護の意見も多く上がっている。
なお、川島本人は“炎上”を予測していたのか、先に公式携帯サイト・Johnny’s webのグループ連載「とらまる 僕ら虎の子ひのまるしょって」(20日午後6時更新)内で、猪狩のことが「好き」だつづっていた。「人をイジる時も、ちゃんと全てにリスペクトをもって、イジった後にもしっかりフォローしにいく人」だと評価し、彼のキャラクターを踏まえて「営業妨害かもだぜ 笑」とも。
確かに、キツイ言い方や、腕を組んでしゃべるなどの様子から、猪狩の態度は偉そうに見えてしまうのかもしれないが、個人的にはさほど不快ではなく、笑って見ていられる範疇だ。むしろ、大勢が集まる企画において、猪狩のような特攻隊長的な役割のメンバーが1人いてもいいのではないだろうか?
また、握手をしたシーンで、猪狩は川島に向けて頭を下げており、腰の低さが伝わってくる。発言時はキレッキレである一方、イジりの境界線と“引き際”をわきまえているからこそ、「猪狩VS川島」の応酬が成立したように感じた。
さらに、随所で7 MEN 侍、美 少年、HiHi Jetsメンバーが吉澤のことを「しずや」と呼び捨てにしていたが、後輩がのびのびとボケたり、先輩をイジったりできるのは、Travis Japanが優しい先輩だからだろう。今回の合同企画を通して、彼らの器の大きさを実感したのは、筆者だけではないはずだ。3本目の再生回数は50万台(28日時点)。
また、3本目に関しては、少年忍者・織山尚大のとある行動もネット上で話題に。「ジャニーズであこがれている先輩 ランキング1位・2位・3位は?」に差し掛かった際、織山はポケットから取り出した“何か”をチェックした後、手元に隠して再びポケットへしまっているのだ(1分20秒頃)。これが、スマートフォンなのか、それとも鏡なのかは定かではないが、「織山、前髪を確認した?」「1番後輩グループの立場で、撮影中にスマホを見て前髪直すのはさすがにないでしょ……」「いくら髪型を確認したとしても、YouTubeの撮影中にスマホを出す必要ある?」「織山くん、慌ててスマホを隠して、隙を見て何事もなかったかのようにポケットに入れたのが気になった」「織山くん、YouTubeの撮影中にスマホ見るのはさすがにアウトだから反省して」と否定的なコメントが上がった。
また、前列にいる時の織山は、真顔で映っているシーンも多く、ほかのメンバーと比べてはしゃいだり、楽しんでるように見えなかったためか、「織山、態度悪すぎだしスマホ見るな。アホ」「織山、態度悪すぎだから後列いけよ」「忍者の織山くん、何回見ても態度が悪すぎる。先輩たちといるのにあの態度はさすがにない」などと、姿勢を批判する声が相次いでいる。
ほかにも、「織山くんみたいな態度の悪い子が自分の推しグループにいなくて安心した」「織山、態度悪くてビビったし、収録中にスマホを取り出したのも、悪いイメージがついちゃった」「織山、好きだったけど、機嫌悪くて印象変わった。嘘でも愛想良くすればいいのに」と辛らつな感想が相次いでいる。少年忍者ファンから見れば“いつも通り”なのかもしれないが、ほかのグループのファンにとっては、悪い意味で新鮮な光景だったのかもしれない。
4本目として22日に公開になった「ジャニーズJr.5グループ対抗4/5【超豪華SP企画】ガチンコ腕相撲対決!!」では、「ガチンコ腕相撲対決」を敢行。ここは、7 MEN 侍・佐々木&美 少年・岩崎大昇がなぜか上半身裸で応援する一幕があり、全員が大興奮(佐々木と岩崎が試合自体を全然見ていないところが面白い)。
そして、最後の「ジャニーズJr.5グループ対抗5/5【超豪華SP企画】結果発表…の前にドッキリが!!」において、優勝グループが判明。その前に、スタッフ側は会場入りの検温の順番をチェックしていたといい、「一番最後に入った人がいるチームはマイナス5点」とのドッキリ要素も追加された。最終的な結果は伏せておくが、運の良いあるメンバーがミラクルを連発しているため、ぜひ動画で確かめてほしい。
こういった勝負以外では、やはり各グループの交流も見どころの1つだ。個人的には、佐々木を見るTravis Japan・中村に注目。1本目で、佐々木は中村と「これを機にめっちゃ近くなりたい」と話していたが、佐々木が目立っていた時に中村がどんなリアクションをしているのか、ついつい気になってしまった。
そんな中村は、佐々木の動きが思いのほかツボに入ったのか、時折、大暴れする佐々木に大爆笑。中でも、優勝グループがくじを引くタイミングで、佐々木が「パジェロ! パジェロ!」と、かつて放送されていたバラエティ『関口宏の東京フレンドパーク』(TBS系)を彷彿とさせるコールを始めると、中村はすぐに拍手で同調。「パジェロ!」(佐々木)「あい!」(中村)と、合いの手まで入れていた。4本目の再生回数は39万台、5本目が35万台(28日時点)。
さらに、24日は「Travis Japan【ジャニーズカウントダウン 2021→2022】SPメドレー in 東京ドーム」も公開。東京ドームのステージで、Travis Japanがデビュー組さながらの風格を見せつけ、圧巻のパフォーマンスを繰り広げている(再生回数は28日時点で67万台)。
25日配信の動画は「Aぇ! group【教習所で運転試験】仮免こじけんが運転に挑戦!」。今回の撮影地は大阪・豊中自動車教習所で、「ドラテクNo.1は誰だ!? みんなで仮免教習」を行っている。免許を持っていない草間リチャード敬太を除く5人で坂道発進、クランク走行、縦列駐車にチャレンジし、ドライブテクニックを競うとのこと。小島健は本試験前(仮免許取得済み)だったが、ロケ場所が教習所ということで対決に加わった。
採点を担当するのは、同教習所のインストラクター・尾崎好一郎さん。まず、坂道発進のトップバッターは小島だったが、佐野昌綱は「絶対、厳しい教官モード入ってるから、笑かせてからスタート」とムチャぶりした。これを受け、小島は待たせていた恋人に話しかけるかのように「おまたせ~」と発したが、尾崎教官は無言でスルー。本格的なテストを前に、小島は「怖いって~」とおののくも、車内のカメラに向けて「左よし 右よし 後ろよし 顔よし」とボケる余裕もあった。
メンバーも小島の運転姿は見たことがなかったそうで、不安な表情で見守る一同。さらに、正門良規も「マジで(運転は)3年ぶりぐらい」だといい、出発時から致命的なミスを犯していた。同乗した草間は「怖い、怖い、怖い!」と動揺しており、降りた後も「ちょっと酔った気する」とコメント。
なお、福本大晴が運転姿を通して「イキってる」とイジられるなど、笑えるポイントは盛りだくさん。今動画はスタッフのセンスも秀逸で、「ペーパー正門」「まさかのよしのり」「尾崎トラップ」「天性のイキりスト」といったテロップによって面白さが倍増していた。再生回数は48万台(28日時点)で、通常回ながら関東5グループの合同企画の一部の回よりも、速いスピードで40万台に突入している。
26日にアップされたのは「少年忍者【一問一答】追い込まれて思わず本音が!!」(再生回数は28日時点で11万台)。出演者は北川拓実、久保廉、黒田光輝、深田竜生、元木湧、川崎皇輝、川崎星輝の7人だ。
今回、行っているのは1分間で10個の質問に即レスする「秒で答えろ! 一問一答!」。さっそく、お手本がてら挑戦した皇輝が「ジャニーズに入って一番緊張したことは?」「生まれ変わるなら何に生まれ変わりたい?」などの問いに次々と答えていく。
中には「『ジャニーズあるある』に関する豆知識」の問いもあり、皇輝は「ジャニーさん(ジャニー喜多川前社長)のムチャぶりを結構語り継いでるけど、あれ結構ホント」と回答。川崎兄弟が揃っているだけに、星輝のターンも含めて、自宅での2人の素顔がわかる質問もあった。
メンバーそれぞれの回答に、ジャニーズの先輩の名前が出てくるものも。元木はあこがれの先輩である嵐・二宮和也に会った時の感想を語り、深田は3つの質問でKing&Prince・平野紫耀の名前を口に。「平野紫耀くんが大好きということで。やっぱ平野紫耀くんといったら、スターじゃないですか。大スター」などと“キンプリ愛”を爆発させていた。