3月3日に突如、海外留学すると発表したジャニーズJr.内ユニット・Travis Japan。結成10年目にして、無期限の“武者修行”に出ることとなったが、発表とほぼ同時にメンバー・吉澤閑也の熱愛報道が世に出るという、前代未聞の珍事が発生。当然ネット上では、ファンを中心に混乱する声が続出しており、留学発表をめぐっては、一部でジャニーズ事務所によるスキャンダルの“火消し”を疑う声もあるが……。
今回の発表によると、Travis Japanメンバーはダンスレッスン、ボイストレーニング、語学習得のため、3月下旬からアメリカ・ロサンゼルスに無期限で留学。SNSなどで情報発信は続けるものの、国内での芸能活動は休止するという。
「アメリカ留学は、3日午後9時から行われたインスタグラムのライブ配信でメンバーの口から明かされましたが、開始直前にはニュースサイト『フライデーデジタル』が、本誌の発売に先駆けて吉澤の熱愛記事を配信。インスタライブは『重大発表』があると告知されていたため、ネット上ではツアーの開催やデビュー発表など、うれしい報告を期待する声のほか、吉澤の活動休止やグループの解散を疑うファンの悲鳴が配信直後から入り乱れていました」(テレビ局関係者)
発表翌日の4日に発売された「フライデー」(講談社)は、吉澤の交際相手について詳報。お相手は共通の友人を通じて合コンで知り合ったという年上の美容師で、交際期間は4年に及ぶそうだ。周囲への警戒心も薄かったのか、2月に撮影された2枚のツーショット写真も掲載されている。
「同報道については、ジャニーズ事務所より『スルー要請』が行われているようで、一般メディアはグループのアメリカ留学のみを取り上げ、吉澤の熱愛に関して後追い報道はない状況。しかし、ヤフーニュースなど大手ポータルサイトでは、吉澤の熱愛とトラジャのアメリカ留学が同等の扱いで取り上げられていることから、結果的に熱愛報道の拡散防止には至っていません」(同)
仕事とプライベートの“重大事項”がほぼ同時に明らかとなった経緯について、芸能プロ関係者は“火消し”説を否定したうえで「不幸な偶然」と指摘する。
「ジャニーズはほぼ毎日、所属タレントに関する情報出しのスケジュールが決まっていて、交際報道をかき消すために突然渡米発表をねじ込むということは、まず考えられません。発表日は2~3カ月も前から内定していることもあり、今回、『フライデー』のスクープとぶつかってしまったことは、偶然と考えたほうが自然です。とはいえ、渡米発表を遅らせることは可能だったはず。あえてそうしなかったのは、『交際報道後に留学』という“島流し”のようなマイナスイメージを持たれたくなかったからなのかもしれません」(同)
近年、ジャニーズタレントが異性交際を「禁止される」ということは、ほとんどなくなっているというが……。
「それでも“ファン離れ”を招くのは間違いなく、マスコミに街中で女性とのツーショットを押さえられてしまう脇の甘さも含めて、吉澤が事務所サイドから注意を受けることは十分考えられる。新たな門出とともに、ファン離れの火種がまかれてしまっただけに、やや先行きが不安です」(同)
今回のスキャンダルを一掃するためにも、アメリカ留学でスキルを磨き、頼もしく成長した姿を見せてほしいところだ。