ダンスや語学のスキルアップを目指し、今年3月下旬より渡米したジャニーズJr.内ユニット・Travis Japan。4月29日には『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の特別編として「春のTravis Japanスペシャル」が放送されたが、一部のファンは、同番組においてTravis Japanが“不遇な扱いを受けている”といった過去の報道を思い出してしまったようだ。
今回は、Travis Japanが同番組でオリジナル曲を披露した際の映像をすべて公開しつつ、メンバーが当時の思い出を振り返るトークコーナーも実施。番組前半、メインMCのA.B.C-Z・河合郁人がナレーションで「この7人のダンスは『人間離れしているほど美しくそろっている』と評され、『少クラ』でも欠かせない存在でした」と紹介する場面があったが、ファンの間で疑問の声が飛んでしまった。
というのも、2020年11月にニュースサイト「文春オンライン」が、同番組のアンケート企画にて、ランキングの“改ざん事件”があったと報道。さらに、番組を担当する制作会社の1つ、オフィスホーの女性社長・A氏が“Travis Japan外し”を行っていることを、芸能関係者の証言とともに伝えていたのだ。
「例えば、質問コーナーの『ジュニアにQ』について、『過去の放送を確認すると、オフィスホーが制作を担当した13回分で、2019年は「Travis Japan」のメンバーの登場はゼロ』『2020年でも、4回の登場にとどまっている』などと検証。ほかのJr.内ユニット・美 少年、HiHi Jets、7 MEN 侍の出演回数をさかのぼりつつ、『「Travis Japan」の登場は確かに少ない』と指摘していたんです。改ざんされたというランキングも、本来はTravis Japan・吉澤閑也が3位だったにもかかわらず、A氏側が故意に得票数を減らしたため、放送では7 MEN 侍・中村嶺亜が3位に入ったと伝えています」(ジャニーズに詳しい記者)
一方で、Travis Japanの一部ファンは、以前から「『少クラ』の出演回数が少ない」などと嘆いていた。そのため、「文春」の報道を受けて、ネット上には「トラジャが『少クラ』で冷遇されていたのは、こういう理由だったのか……」「トラジャはパワハラの被害者だったんだ。ひどすぎる!」「もう『少クラ』を純粋に楽しめない。NHKや制作会社はTravis Japanに謝罪して」などと憤怒。待遇改善を求める声も相次いでいた。
この記事がTravis Japanにいい影響を及ぼしたのかは不明ながら、最近は出演回数も増え、ファンの怒りも治まっていた様子。
そんな中、今回は渡米にあたって1時間丸々Travis Japanを取り上げたのだが、前述の「『少クラ』でも欠かせない存在でした」の一言については、「ちょっと聞き捨てならないな。ずっとトラジャを干してたくせに……」「今回の特番には感謝してるけど、制作会社の社長がトラジャにした仕打ちは一生忘れない」「『少クラでも欠かせない存在でした』の言葉は、ケンカ売ってるのかと思った」「あの報道をなかったことにする気? またムカついてきた」などと、納得できないファンは少なくないようだ。
「また、最後のメンバーあいさつで、中村海人は『本当に「少クラ」さんにはTravis Japanお世話になって。酸いも甘いもというんですか、いろんな経験をさせていただいて……』などとコメント。この『酸いも甘いも』が何を指してるかは、本人のみぞ知るところですが、一部ファンはやはり、『文春』報道や出演回数が少なかった過去を思い出したようです。そのため、ネット上には『発言が生々しい(笑)』『メンバーも「少クラ」には思うところがあったんだろうなあ』などの声も上がっていました」(同)
なお、終盤のメッセージシーンで、吉澤は「この7人でロサンゼルスに行くことになりまして。変わることがあっても、マイナスに変わることはない。成長してまた帰ってきたいなと思っています。またこの7人が大きくなって、『少年倶楽部』で皆様にパフォーマンスが届けられるように精一杯頑張っていきます」と意気込みを語っていた。
かつて番組制作の裏で何があったのかはわからないが、ひとまず今回の放送に関しては、ファンから「トラジャSP、愛のある番組をありがとうございます」「また『少クラ』に戻ってくる日が楽しみ。特別編もありがとうございました!」などと、感謝の声も上がっている。吉澤の言葉通り、成長した姿で『少クラ』に帰って来るTravis Japanを楽しみにしたい。