Hey!Say!JUMPが表紙を飾る 「POTATO」10月号(ワン・パブリッシング) が発売中です! 同誌をぱらぱらめくっていると、なにわ男子の連載「なにわじかん。」内で、長尾謙杜が「京都行ってきたよー。やっぱいいね、京都」と写真付きで報告。
ふと魔が差して、Googleの検索画面に「三上悠亜 京都」と打ち込むと、9月8日、自身のインスタグラムに「お仕事で京都行ってきました プライベートな時間もあったので 浴衣着たり観光もできました」と投稿しており、「まさか一緒に行ったのでは」と心がザワつきました。
一方で、何かお宝を発掘したような気持ちになったのも事実。よくジャニーズアイドルの熱愛が報じられると、“匂わせ”疑惑の証拠画像があっという間にSNSで拡散され、そのたびに「よく見つけてくるなぁ」と驚いていたのですが、みんな発掘した時にもたらされる快感の虜になっているのかもしれません。自分自身の中にも、そんな“ジャニオタ探偵”の萌芽を感じてしまったのでした。では、早速誌面をチェックしていきましょう!
<トピックス>
◎同僚 Snow Man
◎とっつー×まつく A.B.C-Z・戸塚祥太、Travis Japan・松倉海斗
◎岸優太の愛され名&迷言コレクション♪ 岸優太
Snow Man最年少・ラウールのプロ意識が高すぎる恋愛観
最初に見ていくのは、Snow Manが登場する企画「同僚」。メンバーが“社内恋愛”をテーマにトークを展開しているのですが、それにしたってこのタイトル、パンチが効きすぎです。
若干二十歳の最年少メンバー・ラウールに、このテーマは大人すぎるのではないか? と思いつつ読み進めると、初っ端から「そもそもの話をしていい? オレ、仕事って、自分の人生とは別なんだよね。人生の中に人間関係、恋愛、趣味がある」とした上で、「仕事の現場で恋愛をするという発想がないんだよね」と断言しています。
また、対談相手の阿部亮平が、「別部署の、たまに顔を合わせるぐらいの距離感の人がいい」という話を受け、ラウールは「仕事で話す義務がない相手だったら、恋愛関係になるのになんの問題もない」と肯定しているのですが、これはつまり、彼の中で仕事とは義務が生じるものであり、その場で関わる相手と恋愛関係になるのは、ご法度くらいに考えているのではないでしょうか。あまりにもプロ意識が高い回答に、ラウールをいつまでも赤ちゃん扱いしていてはいけないと思いました。
一方、おふざけに走っているのが、渡辺翔太&向井康二ペア。社内恋愛中の彼女が仕事で外回りに出掛けて、予定時間に戻らなかった場合、渡辺は「浮気を疑う」といい、「『戻ってくる予定の時間をとっくに過ぎてるけど、今、何してんの?』ってボイスメッセージを送る」そう。向井はこれに「気持ち悪ッ(笑)」とツッコミつつ、「オレは彼女のGPSを確認する」と話し、渡辺から「気持ち悪いな(笑)」と返り討ちに。
正直、気持ち悪いのは間違いありませんが、向井いわく「今日の対談の設定は重たい系男子でやってます(笑)」とのこと。恋愛系企画で本音を話しているジャニーズアイドルって、あまりいないのかもしれません。
実際、目黒蓮も、冒頭で「(社内恋愛は)僕らの世界に置き換えると、相手は同業者じゃないですか。僕はない」と宣言し、その後は、社内恋愛中の彼女が別の男性社員と親しくしていた場合、「まずはホームセンターでネットを買ってきて…」「バレないように男性の机の横に仕掛けて、そこを通った瞬間にネットがぶわって広がって男を捕まえる。で、お説教します!」と計画。また、会社の飲み会で彼女の横に別の男性社員が座ることを阻止するため、「前日に(店へ)行って下見をします。で、罠を仕掛けます」とも話しています。
1人だけ、えんえんと『ホーム・アローン』っぽい話を展開する目黒からは、「恋愛トークをするのが心底イヤ」というのが伝わってくるんですよね。アイドルには「疑似恋愛の相手」という側面があり、雑誌で恋愛について語るのは当たり前とされて久しいですが、「罠」を連呼してボケ続ける目黒を見ていると、さすがにかわいそうになってしまいました。
次に見ていくのは、A.B.C-Z・戸塚祥太とTravis Japan・松倉海斗の対談「とっつー×まつく」。この企画は、松倉のラブコールによって実現したそうで、松倉が終始浮足立っている様子が大変かわいらしいです。
例えば、「僕、戸塚くんのファッションもマネしてましたもん。タンクトップ着て…あ、今日の私服も似てますね!」「ハンチング、ティアドロップもマネして同じものを買ってました」と、自分がいかに戸塚フォロワーかをアピールした直後、「あと普段、僕は自分の感性で“ダサいのがカッコいい”みたいなファッションをあえて取り入れることもあるんですけど」とコメント。
直接的ではないものの、興奮のあまり「戸塚=ダサい」と言ってしまってないか? と不安になりますが、戸塚は「わかるなぁ」「やり切った方がいいと思う」と松倉を全肯定。松倉も「貫き通していいですかね」とうれしそうに答えていました。
その後、2人は音楽トークを展開。戸塚は「まつくはENDRECHERIが大好きでしょ」と尋ね、「もし、まつくのソロをプロデュースできるなら、名前は“ENDRECHERI BABY”みたいな」「覆面アーティストでね」「“このBABYはだれなんだ?”って有名になってから、“実は松倉海斗でした”みたいな」と提案。
筆者の頭には「待って、ENDRECHERI BABYはダサくないか?」「覆面のBABYって、とっつー最近『コウノドリ』(講談社)読んだ?」とさまざまなことがよぎったものの、当の松倉は「おぉぉぉ! すごっ!!」「おもしろいですね!」と大喜びしていました。
ツッコミ役が不在の中、2人が終始お互いを褒め合うという平和しかない対談。読むだけで癒やされること間違いなしですよ!
最後に見ていくのは「岸優太の愛され名&迷言コレクション♪」。9月末をもってジャニーズ事務所退所が決まっている岸は、今月号でアイドル誌を卒業するようです。誌面上に「卒業」というワードはありませんが、こうした振り返り企画を見ると、しんみりした気持ちになってしまいます。
紹介されている「名&迷言」の一部は、以下の通り。
「子供の頃爪をかんだ直後に指のにおいをかぐとなぜかパーマ液のにおいがするっていう大発見をしてしまって(笑)それ以来なかなかやめられない」
「ヤギとヒツジってどうやって見分けるの?」
「子供の頃にやってた、かさの内側が外にくるようにひっくり返して地面に『プリンプリン!』って言いながらこすりつけるっていう遊びなんだけど」
「自分のくちびる大好きっス。ツヤプルを保つ秘訣は、あんまりでしゃばっちゃダメっていう。日頃の行いがここ(くちびる)に出ちゃうので」
もう、どれもあまりにも岸優太!! 岸優太ここに在りを実感しました。「POTATO」編集部の岸担当者の愛が誌面にほとばしっていましたよ。
なお、岸の連載「岸くんのお悩み相談室」は「最終回」ということで、相談者に屋良朝幸とSnow Man・渡辺翔太が登場。屋良は「優太に相談したいことは…特にないんだよなぁ(笑)」としつつも「何かおすすめのスタミナ料理があったら教えて!」とリクエストしていました。
それに岸は、チェーン店のニンニク牛丼をプッシュ。そのあまりの平凡すぎる回答に爆笑。岸といえば、ジャニーズ随一の不思議ちゃんですが、最後の最後で外してくるところがおちゃめでなりません。ニンニク牛丼を屋良におすすめして、「POTATO」を去っていった岸優太のこれからを、筆者は応援しています。