Travis Japanのデジタルシングル「T.G.I. Friday Night」が、3月18日付の「オリコンデイリーデジタルシングル(単曲)ランキング」で初登場1位を獲得。同日は、滝沢秀明氏の会社「TOBE」所属アーティストが歌唱する楽曲も配信されたため、ランキング結果に注目が集まっていた中、Travis Japanが“ワンツーフィニッシュ”を達成した。
目次
・TOBE、Travis Japanと“発売日被り”で不満噴出
・DL数ではTravis Japanに軍配
・Travis JapanとNumber_i、『CDTV』で再会!?
TOBE、Travis Japanと“発売日被り”で一部から不満の声噴出
2022年10月、ユニバーサルミュージックグループ傘下のCapitol Recordsから「JUST DANCE!」を配信リリースし、全世界デビューを果たしたTravis Japan。4thシングル「T.G.I. Friday Night」は、「Original Ver.(英語詞)」と「Japanese Ver.(日本語詞)」の2バージョンを同時に発売。2曲の配信は2月中旬時点で明らかになっていたものの、発売日が迫った3月13日に、思わぬ“強敵”の存在が発覚した。
「1月1日に発生した『令和6年能登半島地震』を受け、TOBEサイドは公式サイトやSNSにて、『to HEROes Project -Act for HOPE-』なるプロジェクトの始動を発表。3月13日に『TOBEのアーティスト全員で作った』(原文ママ、以下同)というテーマソング『Be on Your side』のリリースを発表しました。配信開始は同18日からで、楽曲の利益は『被災地の子どもたちのために、お届けする予定です』と、アナウンスしたんです」(ジャニーズに詳しい記者)
この情報が判明すると、TOBEを快く思っていない一部のSNSユーザーが反応。STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)に所属するSexy Zoneのシングル「puzzle」と、TOBEに所属するNumber_iの「GOAT」の発売日(3月6日)が重なったばかりだったこともあり、「Sexy ZoneにもTravis Japanにも発売日を被せるのは偶然とはいえない。TOBEのやり方は汚い」「Travis Japanの1位がかかっているのに、TOBEが発売日を被せてきやがった。絶対に負けられない!」「タッキー(滝沢氏)はTravis Japanが嫌いだったのかな?」などと不満の声が噴出した。
そんな中、TOBEの面々は3月14~17日にかけて東京・東京ドームでコンサート『to HEROes ~TOBE 1st Super Live~』を開催。TOBEアーティスト13名で「Be on Your side」を歌唱したほか、Number_iが同曲の作詞を手掛けたことが明かされたという。なお、18日には5月1日に発売となるCD版の予約受け付けもスタートし、「to HEROes Project -Act for HOPE-」プロジェクトの公式サイトは「本楽曲の利益(CD/各音楽配信・ストリーミングサービス/YouTubeによる利益)は、皆さまと想いをひとつにして、被災地の子どもたちのために、役立てる予定です」と説明している。
オリコンDL数は大差でTravis Japanに軍配も……YouTubeのMV再生数はTOBEが大健闘!
こうして、Travis JapanとTOBEの売り上げ対決に注目が集まっていた中、18日付の「オリコンデイリーランキング」では、Travis Japanの「T.G.I. Friday Night」(Original Ver.)が1位に輝き、2万4,275DLを記録。続いて「T.G.I. Friday Night」(Japanese Ver.)が2位に入り、2万2,700DLをマークした。そして、「to HEROes」名義でのリリースとなったTOBEの「Be on Your side」は3位にランクインし、ダウンロード数は1万3,870DLという結果に。
さらに、19日付の同ランキングも同じ順位で、ダウンロード数は6,961DL(『T.G.I. Friday Night』Original Ver.)、5,880DL(『T.G.I. Friday Night』Japanese Ver.)、3,968DL(『Be on Your side』)と発表された。2日目までの合計は「T.G.I. Friday Night」(Original Ver.)がトップの3万1,236DLで、「T.G.I. Friday Night」(Japanese Ver.)は2位で2万8,580DL。「Be on Your side」は1万7,838DLと大差がつき、オリコンのランキング上は、Travis Japanの2曲に軍配が上がった。
「ただ、YouTubeチャンネルで公開されているミュージックビデオ(MV)はTOBEが大健闘しています。TOBEは三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.それぞれのYouTubeチャンネルにて、18日から『to HEROes - Be on Your side (Official Music Video)』を公開。冒頭に各アーティストのコメントが入り、その後は東京ドームでの歌唱映像に切り替わる構成です。動画の再生回数は、Number_iが130万台(21日午前10時時点、以下同)で独走。以下、IMP.が19万台、北山が13万台、三宅が12万台と続き、4本の合計は174万台となっていました」(前出・同)
かたや、Travis Japanは、2月22日配信の「Travis Japan - ‘T.G.I. Friday Night’ -Performance Video-」が76万台で、3月18日公開の「Travis Japan - ‘T.G.I. Friday Night’ Music Video」は42万台。2本合わせて約118万台を記録している。
「TOBEの『Be on Your side』は、YouTubeのMVを視聴すれば、コンサートの映像とともに曲を聞くことができます。楽曲そのものをダウンロードして再生するよりも、動画を見てコンサートの余韻に浸りたいファンが多かったのかもしれませんね」(同)
Travis JapanとNumber_i、『CDTVライブ!ライブ!』で再会なるか!?
そんな中、Travis JapanとTOBEアーティストが“バッティング”する可能性が浮上。4月1日放送の音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)には、Travis JapanとNumber_iが出演。Number_iは周知の通り、元King&Princeメンバー・岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀からなるユニットで、Travis Japanとはジュニア時代から切磋琢磨してきた間柄。同日は4時間30分スペシャルのため、登場する時間帯が被るかどうかは不明ながら、同じ番組に出るというだけでも、一部ファンは「Travis JapanとNumber_iメンバーの絡みが見たい」と期待している。
「TOBEのIMP.(ジュニア内ユニット・IMPACTorsの元メンバー7人)は、昨年12月2日に京セラドーム大阪で行われた音楽フェス『D.U.N.K. Showcase in KYOCERA DOME OSAKA』に出演。Travis Japanは翌日の公演に参加したのですが、Travis Japanは2日の公演を見学し、それぞれの公式インスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)に、『お久しぶりで嬉しかったです^^ 明日頑張ってくださいね』(IMP.)「久々に会えたぜ D.U.N.K. DAY1お疲れ様!!』(Travis Japan)とつづりながら、集合写真を投稿していました。ちなみに2組は、同27日放送の音楽特番『発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2023~』(日本テレビ系)にも登場。残念ながら共演シーンはありませんでしたが、バックヤードで再会していたかもしれません」(同)
それだけに、同じ日に『CDTVライブ!ライブ!』に出演するNumber_iとTravis Japanに関しても、「現場で一緒に写真を撮ってくれたらうれしい」と期待の声が上がっている。果たして彼らの再会は実現するのだろうか……?