ファミレス業界最大手の株式会社すかいらーくホールディングス系列であるしゃぶしゃぶ食べ放題チェーン「しゃぶ葉」。同チェーンが5月16日より行っているフェア「初夏の牛たんしゃぶしゃぶ食べ放題」にグルメライターが突撃! その味やお得感などを実食し、確かめてきました。
目次
・【しゃぶ葉】バーミヤンに次ぐ店舗数
・【しゃぶ葉】牛たん食べ放題フェアとは?
・【しゃぶ葉】牛たん食べ放題コース、実食!
・【しゃぶ葉】タレと薬味をチェック
・【しゃぶ葉】牛たんにおすすめのタレアレンジ4選!
【しゃぶ葉】バーミヤンに次ぐ店舗数
「ガスト」をはじめとした多くのファミレスを展開する業界最大手の株式会社すかいらーくホールディングス。同社の子会社である株式会社すかいらーくレストランツが展開する和食系チェーンで、しゃぶしゃぶの食べ放題をメインとしているのが「しゃぶ葉」です。
すかいらーくホールディングスの公式サイトによれば、今年の3月31日時点で、その店舗数は286店舗と、グループ全体のなかで「ガスト」「バーミヤン」に次ぐ第3位の店舗数を誇っています。
そんな「しゃぶ葉」が今月の16日から実施しているのが「初夏の牛たんしゃぶしゃぶ食べ放題」というフェア。牛たんをしゃぶしゃぶで食べ放題できるというぜい沢な期間限定コースの実力を測るべく、店舗を訪れて実食してきました。
【しゃぶ葉】牛たん食べ放題フェアとは?
「しゃぶ葉」と言えば、やはりその圧倒的なコスパの良さが大きな特徴という印象がある人も多いのではないでしょうか。
「初夏の牛たんしゃぶしゃぶ食べ放題」もそのイメージに違わず、フェアの基本となる「牛たん食べ放題コース」はランチで3,299円、ディナーで3,849円(土日祝は各110円増し、都市部店舗では330円増し、いずれも税込み)と、高級食材である牛たんを提供するコースとしてはかなりリーズナブルな価格となっています。
なかでも特筆すべきは平日のランチタイム。土日祝のランチでは80分、ディナーでは100分制限となる同コースですが、平日ランチの場合はなんと開店から16時までの時間無制限(ラストオーダーは15時50分、14時40分以降の注文の場合は制限時間80分)となっています。
訪れた店舗は平日11時開店だったため、最大で5時間の食べ放題を行うことが可能。筆者は13時半ごろに店舗に訪れましたが、それでも2時間以上ゆったりと食事を楽しむことができました。
なお、さらなるぜい沢をしたい人向けに、国産牛も食べ放題になる「牛たん&国産牛食べ放題コース」も、ランチ3849円、ディナー4399円(いずれも税込み、土日祝や都市部店舗については「牛たん食べ放題コース」と同様)で提供されています。
牛タンコース限定で鍋だし「レモンハーブだし」無料!
今回は、「牛たん食べ放題コース」にドリンクバー(税込み299円)を合わせてオーダーしました。
なお、「しゃぶ葉」ではオーダーの際、好きな鍋だしを1つチョイスし、基本の「白だし」と合わせて2種類のスープでしゃぶしゃぶを楽しむ(「白だし」も別のスープに変更する場合は110円増し、四つ割り鍋に変更し、4種類のスープを選ぶ場合は440円増し、いずれも税込)というスタイルとなっています。
今回は、「牛たん食べ放題コース」および「牛たん&国産牛食べ放題コース」限定で無料(他コースの場合は税込み110円)となる期間限定だしの「レモンハーブだし」を選んでみました。
【しゃぶ葉】牛たん食べ放題コース、実食!
注文後、鍋と2種類のスープが到着。同コースではメインとなる「牛たん」を始め、「イベリコ豚」「牛みすじ」「牛肉」「豚肩ロース」「豚バラ肉」「鶏肉」、そして「小籠包」の計8種類がオーダー式の食べ放題となっています。
まずは「牛たん」を「レモンハーブだし」につけて食べてみると、爽やかな酸味と薄切りになった牛たんの相性が抜群で、たれを付けなくても十分なおいしさ。
もう完全に肉を食べる口になっていたため、「小籠包」はスルーしつつも、それ以外のお肉についても「レモンハーブだし」との相性を試してみましたが、「イベリコ豚」と「イベリコ豚」の2つが、爽やかなだしの味とこってりとした脂の相性がよく、特においしく感じました。
また、セルフコーナーにあるカレーやサラダなども全コース共通で食べ放題となりますが、こちらも今回はお肉をメインで食べたかったため今回はスルーしています。
【しゃぶ葉】タレと薬味をチェック!
肉も一通り味わったので、メインである「牛たん」に集中するべく、タブレットで追加注文。とりあえず10皿頼もうと思ったのですが、1回の注文でオーダーできるのはどうやら8人前までのようでした。
「レモンハーブだし」で食べるだけでもおいしい「牛たん」ですが、「しゃぶ葉」にはメインの5種類のタレに加え、10種類以上の薬味が取り放題となっています。せっかくなので、こちらをフル活用し、「白だし」「レモンハーブだし」のそれぞれで火を通した「牛たん」に相性のいいタレを探すべく、さまざまな組み合わせにチャレンジしてみました。
タレ 5種類
・ぽん酢
・胡麻だれ
・自家製梅だれ
・和だしつゆ
・きざみ玉ねぎの香味だれ
薬味 11種類
・紅葉おろし
・ねぎミックス
・きざみオクラ
・ねぎ塩だれ
・豆板醤マヨネーズ
・おろしにんにく
・おろし生姜
・ザーサイ
・食べるマー油
・おつまみ豆板醤
・ゆずこしょう
ねぎ塩だれ+ねぎミックス
最初に試したのは、「ねぎ塩だれ+ねぎミックス」の組み合わせ。
もはや鉄板とも言える牛たんとねぎ塩の組み合わせに「安直だけど、これがベストマッチなのかな?」と期待しながら食べたものの、焼肉の牛たんと異なり、香ばしさやカリッとした食感がないことから、ちょっと違和感のある仕上がりに。
筆者は以前自宅でしゃぶしゃぶをした際、ポン酢が切れていたため焼肉のタレを付けて食べてみたことがあるのですが、それもなぜかイマイチな味に仕上がってしまったのを思い出し、「やっぱりしゃぶしゃぶと焼肉だと、合うタレも違うんだなあ」と実感した次第です。
ねぎ塩だれを諦め、「ぽん酢」「胡麻だれ」「自家製梅だれ」「和だしつゆ」「きざみ玉ねぎの香味だれ」の5種類のタレをベースに、さまざまな薬味を少量ずつ加えて試したところ、おいしい組み合わせをいくつか見つけることに成功。
「白だし」「レモンハーブだし」それぞれに相性の良かったものを、スタンダード、変わり種の2部門で紹介したいと思います。
鍋つゆ【白だし】×タレ【ぽん酢+ゆずこしょう】
まず、「白だし」のスタンダード部門は、「ぽん酢+ゆずこしょう」です。こちらはかなりうま味の強いタイプであるポン酢の味をゆずこしょうの風味がビシッと締めてくれ、ちょっと大人の味わい。
今回は車で店舗に向かったため、アルコールは頼みませんでしたが、ビールや日本酒などにも絶対相性が良い組み合わせだと思います。
鍋つゆ【白だし】×タレ【自家製梅だれ+もみじおろし】
「白だし」の変わり種部門は「自家製梅だれ+もみじおろし」です。
こちらはしゃぶしゃぶ食べ放題チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」が毎年行っている人気フェア「梅たんしゃぶ食べ放題」で、今年の1月から開催された際のメニューにあった薬味「梅おろし」を参考に作成したもの。「温野菜」の同フェアは豚たんが使用されていますが、梅と大根おろしのさっぱりした味わいは牛たんにもバッチリ合うことがわかりました。
鍋つゆ【レモンハーブだし】×タレ【和だしつゆ+おろし生姜】
「レモンハーブだし」のスタンダード部門は、「和だしつゆ+おろし生姜」です。
レモンの風味と酸味のあるこちらのだしでは、「ぽん酢」よりも「和だしつゆ」の相性が良かったのですが、そこに生姜が加わることで、より爽やかさが引き立ち、まさに初夏にピッタリの味わいに変身。レモンとジンジャーのマリアージュは、しゃぶしゃぶのタレでも健在と言えるでしょう。
鍋つゆ【レモンハーブだし】×タレ【きざみ玉ねぎの香味だれ+ねぎミックス+食べるマー油】
最後は「レモンハーブだし」の変わり種部門である「きざみ玉ねぎの香味だれ+ねぎミックス+食べるマー油。
こちらは具を多めに盛り、乗せて食べるような形のタレにしました。恐らくフライドエシャロットと思われる「食べるマー油」の具のサクサク感と、「ねぎミックス」のシャキシャキ感がタンの食感と絶妙にマッチし、レモンとタレが合わさったエスニックな風味に手が止まらなくなります。
ランチは十分にお得感がある!
さまざまなタレの味を試しつつ「牛たん」8皿を3回ほど頼んだところでおなかがいっぱいになり終了。最初の7皿と合わせて31皿、「牛たん」だけで言えば25人前でのフィニッシュとなりました。
肉の量が1皿あたりどの程度なのか正確にはわかりませんが、50gと仮定しても牛たんで1,250g食べたということになります。筆者がよく行くスーパーでは、アメリカ産の焼肉用牛たんが100gあたり680円となっているので、そこから比較すると、500gにあたる10皿程度食べた時点で、ランチの場合であれば十分にお得感があると言えるでしょう。
皆さんもぜひ「しゃぶ葉」で、リーズナブルに牛たんを心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか。訪れた際にはぜひ上記のタレも試してみてくださいね!