10月3日からコンサートツアー『Number_i LIVE TOUR 2024 No.I』を行うNumber_i。開幕に先駆け、9月5日午後6時からオフィシャルライブグッズのネット販売がスタートした。しかし、システム上のエラー・トラブルなどにより、スムーズに購入できないファンが続出。公演のチケットも売買サイトで数多く転売されている現状だけに、ファンからは他事務所の体制を「見習うべき」との声が上がっている。
目次
・Number_i、ツアーグッズの事前販売を開始
・販売時にシステムエラー発生! 即売り切れにファン嘆き
・Number_iファン、メルカリのグッズ出品者を“通報”呼びかけ
・BE:FIRST「顔写真登録」導入で「TOBEも」の声
Number_i、10月から全国ツアー開幕! グッズの事前販売を開始
昨年、旧ジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)を退所後、滝沢秀明氏のアーティスト会社・TOBEに移籍し、Number_iとして再スタートを切った平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人。今年1月1日にリリースした1stデジタルシングル「GOAT」はたちまち注目を集め、8月18日にグループの公式YouTubeで公開された新曲「INZM」のミュージックビデオも大きな話題に。再生回数は3,200万回を突破している(9月7日時点)。
そんなNumber_iは、10月3~4日の宮城県・セキスイハイムスーパーアリーナ公演を皮切りに、全国7都市を巡るツアーを開催。12月24~26日は最後の地となる埼玉・さいたまスーパーアリーナで5公演を行う予定だ。
初日公演まで1カ月を切った9月5日午後6時からは、「TOBE OFFICIAL STORE」にてグッズの事前販売が開始。商品ラインナップは、オリジナルペンライト、Tシャツ、カラビナ付きアクリルキーホルダー、ショルダーポーチ、個人うちわ(3種)、ペンライトチャーム(3種)の6アイテム。販売期間は11日午後11時59分までだが、二次販売(商品の到着は10月5日以降)も予定されているという。
会場販売は現状未定とのことで、宮城など前半の公演に参加するファンは、先にゲットしておきたいところだろう。
Number_i、グッズ販売開始もシステムエラー発生! 即売り切れにファン嘆き
その人気ゆえ、グッズ販売のたびに争奪戦が起きているNumber_i。6月開催の単独公演『No.O -ring-』(東京・有明アリーナ)のグッズは、事前販売が始まった直後に次々と「SOLD OUT」となり、公演終了後に事後販売を実施した。ネット上のファンからは「なんでこんなにグッズが買えないの? ライブも行けずグッズも買えず……」と、不満の声が相次いでいたが、今回も例外ではなかったようだ。
ネット上のファンの声を見ると、商品をカートに入れても「ご注文が混み合っています」と待機画面になり、購入が完了するまで時間を要したとか。
「なお、商品の購入には『TOBE ID』への会員登録が必要です。通常、商品をカートに入れ購入手続きのためにTOBE IDでログインすると、登録済みの住所やクレジットカードなどの情報が表示されるところ、なぜか反映されず、あらためて住所を入力しようとしてもエラーが発生してしまう人が多かったそうです。『何度か試してようやく購入できた』『住所入力やらエラーばかり続いて、やっと登録できたら売り切れって、残念すぎる』『Number_iの人気にシステムが追いついてない』と嘆く声が上がっていました」(男性アイドルに詳しい記者)
なお、6日午後7時台の時点で、神宮寺と岸のペンライトチャーム以外はすべて売り切れに。特に、オリジナルペンライト、Tシャツはすぐに完売したといい、コンサートに当選しているものの、ペンライトを購入できずショックを受けるファンも見受けられる。
Number_iファン、メルカリのツアーグッズ出品者を“通報”呼びかけ
一方、販売開始直後からグッズの多くがフリマアプリ・メルカリに出品されており、5,500円(税込、以下同)のオリジナルペンライト、Tシャツ(8,800円)のセットで2万円台の高値がついているケースも。当然、商品は手元に届いていない状況のため、メルカリの禁止行為である「手元にない商品の出品」にあたるとして、憤りを覚えたファンたちは運営側に出品者を“通報”することをSNSで呼びかけていた。
また、ファンはグッズだけでなく、ツアーのチケットにおいても転売を問題視している。
「ファンクラブ会員のチケット申し込みは8月中に終了しており、当選発表は9月4日に行われました。現在、とあるチケット売買サイトでは、定価9,800円のチケットが2,000件以上出品されています。7日時点で取引可能な最安値は宮城公演の1万2,900円で、最高額は平野の地元・愛知の公演で25万円台にまで高騰。ネット上のファンからは『TOBEは転売対策をお願いします』『チケットを売るなら、最初から申し込まないでほしい。望んでいるファンがコンサートに行けないのはつらすぎる』と愚痴がこぼれています」(同)
BE:FIRST「顔写真登録」導入にNumber_iファンから「TOBEも」の声
こうした中、一部ファンからは7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのコンサート申し込みの例を挙げつつ、「チケットのシステムはBE:FIRSTを見習うべき」との指摘が寄せられている。
BE:FIRSTは、ラッパー・SKY-HI(AAA・日高光啓)が代表を務める音楽プロダクション・BMSGに所属するグループだが、これまでの公演でも来場者が「顔写真登録」をした上で入場する方式を導入していたとか。
「今年12月21日より始まる『BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”』の案内を見ると、購入者・同行者ともに電子チケットサービス・MOALA Ticketを使って発券すると書かれているほか、期限までに顔写真登録をしていない場合、特別対応入場口で顔写真付き身分証明証による“本人確認”を行うとあります。『身分証明書をご提示いただけない場合は、如何なる場合もご入場いただく事ができません』『チケット転売対策のため、ご理解いただきますようお願いいたします』とのことです」(同)
こうしたBMSGの転売対策を踏まえて、「TOBEサイドも顔写真登録や本人確認を導入してほしい……」「チケットシステムは見習うべき」といった要望も聞こえている。
『Number_i LIVE TOUR 2024 No.I』の初日公演まで残り1カ月。運営側は効果的なチケットの転売防止策を打ち出すなど、ファンの要望に耳を傾けてほしいものだ。