Travis Japanの2ndアルバム『VIIsual』(ビジュアル)が、12月10日発表の「オリコン週間アルバムランキング」で1位を獲得。発売初週に14.1万枚を売り上げたものの、前作の記録を下回った。メンバー自身もショックだったのか、この結果を受けて、率直な感想をブログで発信していたという。
目次
・Travis Japan、“特典”追加でアルバムの売り上げアップ狙う?
・アルバムは初週14.1万枚で中村海人がファンに謝罪
・吉澤閑也、ビジュアル対決に「勝てなくてごめん」
Travis Japan、最新アルバムの“特典”追加で売り上げアップ狙う?
昨年12月発売の『Road to A』に続き、2枚目となるアルバム『VIIsual』を12月4日にリリースしたTravis Japan。初回T盤(CD+Blu-rayまたはDVD)、初回J盤(2CD)、CDのみの通常盤(初回プレス)、通常盤、FC限定盤(2CD+Blu-rayまたはDVD)、ダウンロード版の6形態で発売になった。
CDには3月にデジタルリリースした「T.G.I. Friday Night」をはじめ、メンバーの松田元太が出演したドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系、今年4月期放送)の挿入歌「Sweetest Tune」や、中村海人が出演する映画『矢野くんの普通の日々』(11月15日公開)の挿入歌「Staying with you」などが収録されている。
また、メンバーそれぞれが監修した楽曲も入っており、中村がプロデュースした「BO$$Y」は、音楽特番『2024 FNS歌謡祭 第一夜』(フジテレビ系、12月4日放送)でも披露された。
なお、Travis Japanが所属するSTARTO ENTERTAINMENTは今月2日、メンバーの川島如恵留に関して、「体調不良のため、一定期間活動を休止いたします」(原文ママ、以下同)と、公式サイトで報告。当面の間、グループは6人で活動することとなり、川島が不在の中でアルバムの発売になった。
そんな『VIIsual』は、発売初日の「オリコンデイリーアルバムランキング」(同3日付)に10万4,248枚で初登場し首位を獲得に。ただ、前作『Road to A』の初日記録は12万3,479枚だったため、約2万枚売り上げがダウン。さらに、発売2日目(4日付)は7,542枚で2位に下がり、3日目(5日付)も3,380枚で3位に転落した。
「発売翌日の5日午後8時台に、Travis Japanの公式X(旧Twitter)は『HMV/TOWER RECORDS対象店舗にて 期間限定クリアトレカ7種セット(形態別3ver.)付き販売実施決定』と告知。実店舗は6日の開店時~8日の閉店まで、オンラインは5日午後8時~7日午後11時59分までに商品1枚を買うと特典がもらえる仕組みとなっていました。クリアトレカ7種セットの特典を“追加”することで、売り上げアップを狙ったのでしょう」(男性アイドルに詳しい記者)
Travis Japanの最新アルバム、初週14.1万枚で前作より売り上げダウン! 中村海人はファンに謝罪
そんな中、中村は6日午後8時に公式モバイルサイト・FAMILY CLUB webのグループ連載を更新。アルバムの発売に触れた後、「正直自分が思ってた数字より低くなっちゃって」と切り出し、メンバーやファンを「がっかりさせてしまった」と吐露した。
また、「申し訳ない」という謝罪とともに、「自分の中の課題ができた」との一言も。中村はアルバム全体のプロデュースも手掛けたこともあり、責任を感じているのかもしれない。
中村のブログを受け、ネット上のファンからは「メンバーが思っていたよりも低い売り上げだったんだ……」「申し訳ないなんて思う必要はないし、思ってほしくない」「うみくん(中村の愛称)は何も悪くない。うみくんがプロデュースしたアルバムは最高だよ!」「メンバーにあんなブログを書かせてしまって悲しい。今日もアルバムを買い足そうかな」 などと、さまざまな反応が寄せられていた。
しかし、こうしたメンバーやファンの熱意も虚しく、『VIIsual』は前作『Road to A』の初週記録(15.3万枚)を超えられず、初週14.1万枚という結果に終わった。
Travis Japan、ビジュアル対決に否定意見の中……吉澤閑也は「勝てなくてごめん」とお詫び
一方で、今回のアルバムをめぐっては、別のメンバーがブログで謝罪をする事態にも発展した。
発端は、Travis Japan公式Xが4日に告知した「『VIIsual』 発売記念 !! TJビジュ爆発選手権 本日18時開催決定」という企画。現在活動休止中の川島如恵留を除いたメンバー6人のソロカットを2人ずつアップし、「どっちのビジュが爆発してる??」として、ファンに投票を募った。
「アルバムタイトル『VIIsual』(ビジュアル)にかけた連動企画でしたが、実際にはほぼ“人気投票”のようなもの。一部ファンの間でも『「ビジュ爆発選手権」なんて人気投票じゃん。結果が想像つくから面白くない。これって誰が得するの?』と、否定的な意見が上がっていました」(同)
肝心の結果はというと、最終的に中村海人と七五三掛龍也が決勝に駒を進め、2万7,249票中、57.9%の得票率となった七五三掛が優勝した。
そんな七五三掛と予選で戦った吉澤閑也の得票率は、2万2,106票のうち37.4%で大敗。その後行われた「電撃 敗者復活戦」においても、2万7,346票中、松倉海斗と松田元太がともに40.7%だった一方、吉澤は18.6%という得票率だった。
こうした結果を受けて吉澤は、8日夜にFAMILY CLUB webのグループ連載を更新。「投票ありがとうね」とファンにお礼を述べた上で、「いつもこういうので勝てなくてごめんねー」とお詫びした上で、この企画は「そんなガチなやつ」ではないとしながら、「投票のシステムはこの世界では絶対なくならないだろうから、次は勝てるように」と、前向きにつづっていた。
ブログを読んだ人からは「閑也くんはどんなときもファンを気遣ってくれてうれしいけど、切ない」「閑也くんの優しい文章を読んでいたら泣けてきた」といった声が上がり、複雑な気持ちになったようだ。
メンバーとファン、それぞれがやるせない思いを抱く結果となった今回のアルバム。今後、グループにポジティブな話題が舞い込むことを期待したい。