過去にオンラインカジノを利用したとして、「10日間の活動自粛」をしていた11人組ボーイズグループ・JO1のメンバー、鶴房汐恩。6月16日、警視庁保安課が鶴房を単純賭博容疑で書類送検したと報じられ、“約1500万円”を注ぎ込んだという情報も明らかになった。17日、鶴房はファンクラブ会員向けの配信などで謝罪するも、ファンの怒りは収まっていないようだ。
目次
・JO1・鶴房汐恩、オンラインカジノで書類送検
・FC会員向け謝罪動画に與那城奨も登場でファンは事務所に不信感
・鶴房に“問題児”イメージがつきまとうワケ
JO1・鶴房汐恩、オンラインカジノで書類送検「もともとパチンコが好きで一時期のめり込んだ」
スポーツ界、お笑い芸人などを巻き込んでいるオンラインカジノ騒動。そんな中、JO1の所属事務所・LAPONEエンタテインメント(以下、LAPONE)は5月31日に公式サイトで「弊社所属アーティスト・鶴房汐恩が過去にオンラインカジノを利用していた事実が判明いたしました」(原文ママ、以下同)と公表。その後、本人から「社会人としてのけじめをつけるべく一定期間の活動自粛」の申し出があり、10日間の活動自粛が決定したと報告した。
そして、6月10日付で鶴房の活動再開を発表。LAPONEサイドは「本人は、活動自粛期間中の更生プログラムなどを経て、改めて社会的責任を自覚しており、失われた信頼を回復すべくこれまで以上に誠実に今後の活動に取り組んでいく所存です」とコメントし、ファンに理解を求めた。
ところが、16日に「毎日新聞」ウェブ版記事など複数のメディアの報道で、鶴房が書類送検されたことが明らかに。記事によれば、彼は2024年5月31日から6月27日頃にかけて、スマートフォンでオンラインカジノサイト「K8」にアクセスし、ルーレットなどで44万円を賭けた疑いがもたれているという。
さらに、「警視庁によると、23年12月~24年8月末ごろに約1500万円をサイト側に入金し、収支は約710万円のマイナスだったという。今年に入って警視庁が任意で事情を聴いていた」とも伝えられ、当人は「もともとパチンコが好きだったこともあり、一時期のめり込んだ。ニュースで違法と知り、足を洗った」と、容疑を認めたそうだ。
なお、今月16日配信の「東京新聞」ウェブ版の記事だと、「自宅や仕事で地方に行った際に泊まったホテルなどで賭博をしていた」など、オンラインカジノを利用していた状況についても報じていた。
すると、ファンからは「元々パチンコが好きで、オンラインカジノも始めたと……。さすがにイメージが悪すぎる」「JO1のことを本気で思う気持ちがあるのなら、鶴房には脱退してほしい。1500万円も賭けていて書類送検されているのに、10日間の謹慎はおかしくない?」などと辛らつな意見が続出。中には「汐恩はギャンブル依存症だと思うから、更生施設に入ったほうがいい」と、心配の声も上がっていた。
JO1・鶴房汐恩、FC会員向け謝罪動画に與那城奨も登場で「おかしい」とファンは事務所に不信感
なお、LAPONEのサイトでは書類送検の報道を踏まえて、17日に「鶴房汐恩に関するご報告」と題したお知らせを掲載。事態については厳粛に受け止めているというが、あらためて10日間の活動自粛期間中に「コンプライアンス研修等の更生プログラムを実施」したと説明。活動休止などの処分はなく、このまま11人体制を継続する旨を示した。
同日、JO1公式サイトには動画がアップされ、鶴房1人が黒いスーツ姿でカメラ前に登場。「この度は私の軽率で、非常に未熟な行為によって、多大なるご迷惑とご心配をおかけして、心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません」と、ファンや関係各所に向けて謝罪した。
そして、前日の報道内容に関しては「概ね事実です」と認め、オンラインカジノの違法性を理解していなかった点について「浅はかで無責任だった」と反省。自らの過ちにより、「ほかのメンバー10人や、常日頃、僕たちを支えてくださるスタッフの方々、周りの方々の顔に泥を塗ったことは本当に取り返しがつかないことだと思っています」と述べた。
さらに、「私ができることは今回の過ちを真正面から受け止めて深く反省し、これからの行動で責任を果たすべきだなと思っております」と決意を語り、ファンに対して「支えてくだされば幸いです」などと呼びかけていた。
「17日夜、JO1ファンクラブ会員限定の生配信が行われ、鶴房とともにグループのリーダー・與那城奨が登場したそうです。当初は、メンバー・河野純喜の『10000日BIRTHDAY生配信』が予定されていたものの延期となったため、ファンはショックを受けていました。なお、配信を見たSNS上のファンの書き込みによると、與那城は憔悴している様子だったとか」(芸能ライター・阿部ベア氏)
ファンの中には「與那城さんは全く関係ない」「リーダーだからって何度も頭下げて……。私は奨くんのこんな姿が見たくて応援していたわけじゃない。悔しいし、涙が止まらない」「何の罪もないリーダーが謝罪させられるって……。事務所、ひどすぎる」「運営のトップが頭下げないで、ほかのメンバーに謝罪させるのはおかしい」と、事務所に不信感を募らせている人も多いようだ。
JO1・鶴房汐恩、“問題児”イメージがつきまとうワケ
一方で、鶴房に対しては、「これが初めてのやらかしではないから、グループを抜けてほしい」と、シビアな声も少なくない。というのも、「鶴房は過去に女性関連の疑惑がたびたび浮上するなど、素行に不安要素のあるメンバーだった」(前出・阿部氏)という。
「例えば、21年にはゲームアプリ『クラッシュ・ロワイヤル』のチャット内で、JO1メンバー・金城碧海とともにファンと交流を図っていた疑いが話題になったことも。チャット画面のスクリーンショットが流出するなど騒ぎが大きくなり、同年4月13日にJO1の公式サイトは『該当メンバーに確認したところ、噂になっているようなファンとの交流については、ゲーム内以外においては一切ございませんでした』と釈明コメントを掲載。『ファンの方とのゲームを通じた交流はメンバーとしての自覚の無さ、運営としての指導不足によるもの』だとして、運営側が謝罪したんです。また、過去に一部ファンの間で女性タレントとの親密関係が指摘されるなど、“問題児”というイメージがついていました」(前出・同)
それでも、今回の謝罪を素直に受け止めたSNS上のファンは「この失敗をバネに、これから頑張っていこう」「汐恩くんがこれからもJO1でいると決めて、メンバーも11人でいると決めたのなら、ファンはそれを支えるべき。私はずっと応援する」「今までもらった幸せのほうが大きいから、JO1を嫌いになんてなれない! 11人が大好きだから、ずっと応援する」と鶴房を擁護し、JO1にエールを送っている。
JO1といえば、7月4日にドキュメンタリー映画の第2弾『JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-』が公開となる。6月22日に都内で完成記念プレミア試写会が控えており、メンバーも登壇する予定だ。果たして、鶴房は公の場でどんな表情を見せるのだろうか?