ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、2月17日~23日公開の動画を注目度順にチェックします!
Travis Japan、松田主演映画『君が落とした青空』の鑑賞会で松倉が……
Travis Japanは通常回の「【主演俳優と一緒に】メンバーだけの特別試写会!」(17日)と、プロモーション動画「【メイク落とし】使用感リポート選手権!」(21日)の2本が配信されている。
1本目は、Travis Japan・松田元太と女優・福本莉子がダブル主演を務める映画『君が落とした青空』(18日公開)の特別鑑賞会。試写室を貸し切り、メンバーだけで同作を見るという企画だが、松田の相方的存在・松倉海斗は「元太のラブシーンが見れるわけでしょ?」と見る前からウキウキしている様子。「まつく、嫉妬するなよ」(七五三掛龍也)と言われると、「あぶねぇーかも」と返していた。
上映が始まると、「いいな~。青春だわ」(宮近海斗)「いいね~。青春!」(松倉)などと大興奮のメンバー。終盤に差し掛かると、松倉は「この映画めっちゃいいぞ!」と感激しており、「恋してー、マジ俺! 高校行こうかな、俺」(宮近)「中高生を、ああいう感じで過ごしたことはなかったけど、俺もちょっとタイムリープして戻りたくなっちゃった」(七五三掛)「メンバーとして誇らしい」(川島如恵留)と絶賛のコメントが相次いだ。
個人的に思う見どころの一つは、松倉のリアクションだ。席に座った後、緊張のためか隣にいる松田のゾーンに侵入する場面(3分55秒頃)や、松田に寄り添う姿(5分52秒頃)がなんとも可愛らしい。以前、川島が発した「やっぱり松松かよ」のフレーズがついつい頭をよぎったのは、筆者だけではないはずだ。
2本目はロゼット株式会社のクレンジングバーム「夢みるバーム」のPR動画。こちらでは、人気YouTuber・HIKAKINを意識した「ちゃかキン」(宮近)が登場するシーンも。1本目は通常の午後8時、2本目は午後6時頃にアップされ、再生回数は31万台、23万台を記録している(25日時点)。
20日に上がったのは「HiHi Jets【深層心理】まさかあの人を選ぶなんて…!?」で、今回はHiHi Jetsが心理テストに挑戦している。
第1問は「あなたは事務所のリハーサル室の鍵をなくしてしまいました。一生懸命探したのですが、出てきません。あなたの鍵を見つけてくれた人がいます。さて、その人は誰でしょう?」。高橋優斗は同期の美 少年・岩崎大昇と書いたほか、井上瑞稀&猪狩蒼弥はマネジャー、橋本涼が作間龍斗で、その作間は「警備員さん」という回答だった。
この問いにおける「鏡を見つけてくれた人」は、「あなたが信頼して悩みを打ち明けたり、相談できる人」なんだとか。「誰にも話せないような秘密も、その人になら打ち明けられるかもしれません」「無意識のうちにあなたが信頼できると思っている人だったのでしょう」などの解説を聞き、「実際どうなの? 悩みを打ち明けたりしてるの?」(猪狩)と話を振られた高橋は「ないって言いたいけど……。めちゃめちゃあるよね。それこそさ、地元とかももともと一緒だったから」と岩崎との関係性を思い返した。
ここで、井上が詳細な地名を口走ったのか、高橋は「やめろよ!」とストップ。井上を叩き、「この人、ヒドいよ!」「絶対使って。ホント! このHiHi Jetsリーダー! おかしいよね?」と責めると、本人は「ごめんなさい」と素直に謝罪していた。
一方で、2問目は井上の好感度がアップするようなエピソードが飛び出している。「スタジオの隅でうずくまる少年……あなたは何と声をかけ、何をしてあげる?」との問題で、井上は「大丈夫か? 話を聞く」と記入。周囲は「瑞稀くん、マジでこの人、ちっちゃい子からの信頼ハンパじゃないからね。ちっちゃい子人気ヤバい」(高橋)「えげつない」(猪狩)と証言していた。
実際、昨年10月期のドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)に出演していたJr.の羽村仁成とは、感想を話しながらコミュニケーションを図っていたそう。
また、井上といえば、8歳の頃(2009年10月)にジャニーズ入りしたベテランJr.だが、そんな芸歴の長い彼でも感心するJr.がいるんだとか。「まだ俺が打ち解ける前の話なの、これ。佐久間玲駈くんってちっちゃい子いるじゃん。あの子、ホントしっかりしてるの。俺は普通にね、普通に話してかけてたの。Jr.同士で普通にしゃべるじゃん。『あ、そうなんだ。どこ住んでるの?』って聞いたら(首を振る仕草)。知らない人だと思って教えてくれなかった」と明かした。
佐久間は09年生まれで現在12歳だが、猪狩は「ちゃんとしてるね、めっちゃ! やっぱ、知らない人に住所教えちゃダメだもん」と評価。かたや、井上は「優斗のは言うけど」と宣言して再びピー音が入っており、高橋は「言うなって!」とツッコんでいた。再生回数は25日時点で19万台。
22日の動画は「Lil かんさい【祝!高校卒業記念企画第3弾】DKマイブームを聴いてくれ!」(再生回数は25日時点で14万台)。今回もLil かんさいは学ラン姿で登場しており、1人ずつ教室の教壇に立ち、マイブームをプレゼンテーションするという企画を行っている。
トップバッターの西村拓哉は「長湯からのアイス」をテーマに語り始め、自身のお風呂でのルーティーンや、オススメのアイスについて熱弁。「トークテーマ的にも惹き込まれるような」(嶋崎斗亜)「馴染み深いどころか、もはやみんなすることやから」(當間琉巧)と聞き手も盛り上がっていた。
その後は「さんぽ」「犬」「キャンプと釣り」と各々の趣味や興味のある分野をもとにトーク。ラストの當間は「HIPHOP」を選んだが、「HIPHOPとはそもそも何か? HIPHOPっていろんな要素があるんですよ。もちろんラップとか、DJすることとか。それこそ絵描くこと、グラフィティみたいな。ファッションとか、それこそブレイクダンスとかもHIPHOP」と切り出した。
グループ最年少(17歳)ながら、「HIPHOPの5大要素」「オススメは西側のHIPHOP」など思わず聞き入ってしまうほど“ガチの授業”を展開。正直に言うと、ほかのメンバーは薄い知識で語る場面も多かったが、當間はきちんと普段からHIPHOPの情報を得て、学んでいることがうかがえる。日々の参考にできる身近な内容や、専門的な話もあり、見応えのある1本だった。
23日に更新されたのは「少年忍者【長電話って何分?】意外な素顔が明らかに!」で、稲葉通陽、内村颯太、ヴァサイェガ渉、川崎皇輝、久保廉、黒田光輝の6人が出演している。
今回は「数字で価値観揃えましょう!」と題し、メンバーの価値観を予想する企画に挑戦。最初の“親”はヴァサイェガで、テーマは「待ち合わせに相手が遅刻。どれくらいまで待てる?」。川崎が「渉は遅れるタイプじゃないのよ」と彼の性格について言及すると、黒田は「マブダチの俺から言わせてもらうと、マジで時間にちょっとでも遅れたらブチギレるんですよ」と暴露。
一方、ヴァサイェガは「遅れることにも理由ってあるじゃん。理由で怒ってんの、俺は!」と主張していたのだった。
以降も「1人飯で贅沢しちゃった。金額はいくら?」「友達と長電話したな~。どれくらいから?」など、個人の価値観がわかる問題が続く。ちなみに、稲葉にとっての高額は3,000円だといい、「これでも結構背伸びした方で。自分で最近、一番高いもの買ったのグミなんですけど……」とのこと。稲葉の優しい声とこの発言で、筆者の心はすっかり癒やされてしまった(かわいい)。
さらに、“マブダチ”の黒田とヴァサイェガは動画内でたびたび衝突。電話の話から、親の黒田が自身の基準について「8時間」だと発表した後、「でもこれ、寝ないよ!」(黒田)「ウソつくな!」(ヴァサイェガ)「マジ! 俺、お前とだから1時間とか電話できる」(黒田)「舐めんな、来いや!」(ヴァサイェガ)「やるか!」(黒田)と言い合いになっていた。
また、エンディングで川崎が「渉への短気扱い」と言うと、ヴァサイェガは「俺はキレてるのもわかってるよ、自分で」と返答。黒田は「じゃあ直せ!」と注意し、「直さない!」(ヴァサイェガ)「直せ!」(黒田)と再びけんか口調になる2人だった。もちろん、仲が良いからこそのやりとりなのだろう。
ヴァサイェガのやや反抗期のような部分が垣間見え、10代ならではのリアルな会話となっていた。再生回数は25日時点で8万台。
19日公開の動画は「美 少年【利きみかん】1個3000円超えの超高級フルーツを賭けて!!!!!!」。今回は美 少年の6人がこたつに入りながら、「利きみかん」に挑戦している。用意されたのは、12種の柑橘類。みかん、いよかん、グレープフルーツ、ゆずなど定番のものから、ネーブルオレンジ、メロゴールド、はっさく……と、比較的に食べる機会が少ない種類が揃っていた。
利きみかんはペアに分かれ、まずは目隠しをして1種類を試食。その後、1つずつ食べていき、「これだ」と思った段階でストップするというルールだ。“たいしょ”こと岩崎大昇と浮所飛貴チームは「自信あります。私、メンバーカラー・オレンジでやっているので。だから見分けられるなと思ってますね」(浮所)「俺も黄色、6年やってきて。みかん選手権代表だから」(岩崎)と豪語。
余裕そうな2人は次々と味わっていくも、なんと正解のメロゴールドを当てられず。不正解だとわかった途端、歓喜の舞を披露するメンバーの姿は、見ているこちらもついつい笑ってしまうほどのはしゃぎっぷりだ。
続いて、那須雄登とペアを組む藤井直樹は「自信しかない」「はっさくとか、よくお父さんとか買ってきてた。わかるかもしれない、意外と」とコメント。そこで、周囲はお題にはっさくをチョイスしたのだが……。
なお、個人戦を終えてからは、1つ約3,240円という超高級な「水晶文旦」を実食。メンバーは「ヤバい! なんだこれ!」(佐藤龍我)「めっちゃみずみずしい!」(藤井)と感動しきりで、さらに佐藤は「お上品。みんなこれ(ほかの柑橘類)はね、ガツガツしてる。みんな。『ジャニーズJr.です!』みたいな感じだけど、これは(水晶文旦)もう、デビューしてる。キンプリ(King&Prince)。もう1歩引いて……」と表現していたのだった。
こたつに入りながらの撮影とあって、今作はまったりとしたムードのゆる~い動画となっている。ネット上のファンからは「もぐもぐ美 少年に癒やされた!」「みかんを食べてる美 少年を見て心がほっこりした」「6人がこたつで柑橘類を食べてるだけで、こんなに面白くて、平和なところが良い」「仲良くこたつに入ってみかんを食べているのが可愛すぎる。みんながおいしそうに食べてる姿を見れて幸せ」と好意的な感想が多く上がっている。再生回数は25日時点で15万台。
18日の動画は「7 MEN 侍【絶叫マシンで暗記せよ】嵐さん・KinKi Kidsさん・先輩の方々…すみません」(再生回数は25日時点で13万台)。1月28日配信回からスタートした青春シリーズ企画で、制服姿の7 MEN 侍が「よみうりランド遊園地」でロケを行っている。今回は「絶叫アトラクションで記憶ゲーム!」と題し、同所の人気No.1アトラクション・バンデットに乗る前に、30秒間で12個のお題を2人1組で協力して暗記。乗車後、出されたお題をいくつ覚えているかを検証するという。
この説明だけ聞くと、「Lil かんさいの企画と被っているのでは?」と筆者はツッコミを入れたくなってしまった。制服、乗り物、暗記……といった点が、2月8日公開の動画「Lil かんさい【KinKi Kids・関ジャニ∞・ジャニーズWEST・なにわ男子】観覧車でシングル全部暗記せよ!」と共通しているのだ。
なお、7 MEN 侍の最初の挑戦者は佐々木大光&菅田琳寧ペアだったが、Lil かんさいと同じく「KinKi Kidsのシングル」を覚えるという展開に。ただ、記憶時間とお題の数は7 MEN 侍のほうが少なく、アトラクションの種類も異なるため、Lil かんさい版とはまた違った楽しみがあるだろう。
Lil かんさいは観覧車で紙を見ながら暗記していたが、7 MEN 侍は最高時速110kmの絶叫アトラクション。いざ乗ってみると、佐々木と菅田は曲名の確認どころではないようで、終始大絶叫していた。
今野大輝&中村嶺亜は「嵐のシングル曲」で、本高克樹&矢花黎は「ジャニーズ事務所の先輩の名前」のお題にチャレンジ。暗記タイムでほかのメンバーから妨害を受けた矢花は「あぁ、しゃべりかけるな!」「やめて、やめて!」と動揺。バンデットに乗車し、相棒の本高に「生きて帰ろう!」と告げた後、矢花は「ギャー!」と雄叫びを上げていた。
ちなみに、概要欄には「諸先輩方に失礼はあってはなりません。。。だったのですが…すみませんm(_ _)m」と記載があるのだが、果たして7 MEN 侍メンバーはクリアできたのか? ぜひ今動画で確かめてほしい。