ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、関西ジャニーズJr.(火曜)、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、9月22日~28日公開の動画を注目度順にチェックします!
デビュー決定のTravis Japan、副社長のプレゼント“滝シード”お披露目
22日の動画は「Travis Japan【人生初のオープンカーパレード】LAをタキシードで巡る!!」(再生回数は30日時点で19万台)。アメリカ・ロサンゼルスに留学中のTravis Japanが、同地のリトルトーキョーで毎年8月に行われているお祭り「二世週祭」に参加。2019年には美 少年も経験していたが、今回はTravis Japanがオープンカーに乗り、パレードすることとなった。
本番前は、中村海人と宮近海斗が会場周辺を散策。以降は宮近の映像が中心で、松田元太はなぜか入念にストレッチする模様を激写したほか、松倉海斗はおもちゃの楽器で遊ぶ姿を“盗撮”。カメラに気づいた宮近は「その回し方はエグいな」「久々に動画回されてビビったわ」と照れ笑いを浮かべていた。
パレード直前、外に出てきたシーンでも、カメラマンの中村は宮近に接近。個人的には宮近の優しい眼差しと、「着替えましたね」(中村)と言われた際の「うん」(7分38秒頃)という可愛い返事に注目してほしい。一同が着ていたのはタキシードで、宮近は「新規でいただきました」と説明していた。
こうして、特に前半は宮近のお茶目な一面が詰まった動画となっていたが、公開日の9月22日は宮近の25歳の誕生日。概要欄にも「ちゃかちゃーん誕生日おめでとう!! 素敵な25歳になるよう...がんばりやしょう!!!!!!!」と記載されている。
そして何より、Travis Japanといえば、同29日にジャニーズ初の“全世界デビュー”することが明らかに。このほど、ユニバーサルミュージックグループ傘下の大手レコードレーベル・Capitol Recordsと契約し、10月28日に配信リリースでメジャーデビューを果たすという。
28日(現地時間)に行われた調印式で、Travis Japanの7人はタキシードを着ていただけに、今動画のコメント欄を「新しい順」に表示すると、「調印式で着ていたのはこのタキシードかな? 本当におめでとう!」「このタキシード姿をまた見ることができた。デビューおめでとう!」「全世界デビューのニュースで朝から幸せ。このタキシードをまた見られてうれしかった!」と祝福の声が相次いでいる。
ちなみに、例のタキシードは渡米前にジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏からプレゼントされたものだそうで、30日付のスポーツ紙などでは「滝シード」と表現していた。
Aぇ! groupは「【ドッキリ検証企画】ジャニーズWESTさんに迷惑かけたんで…」(27日)に加えてショート動画「【マル秘緊急動画】初!単独アリーナ公演『西からAぇ!風吹いてます! ~お天道様も見てくれてますねん LIVE2022~』初日無事終わりました~!!!!!!」(28日)が公開されている。
通常回は【ドッキリ検証企画】。お化け屋敷が舞台で、メンバーは「駄菓子屋さんでロケ」と聞かされていたそうだが、実際は「末澤誠也、お化け屋敷 何回入れば怖くない?」という検証を行うとのこと。
なぜ末澤がターゲットかというと、8月18日にジャニーズWESTがYouTubeで生配信した藤井流星の誕生日パーティーがきっかけ。Aぇ! groupは配信で“サプライズ出演”するはずだったが、末澤が前日に藤井へ連絡して「明日、YouTubeおじゃまさせていただきます」と本人に伝えてしまったのだ。
そこで、今回のドッキリでは、“狂犬”こと末澤が自撮りをしながら「お台場怪奇学校」に突入。メンバー1人とペアになって恐る恐るお化け屋敷に進むと、「帰りたい、マジで」と嘆き、「オウェ!」と何度もえづいていた。奇妙な叫び声が聞こえ、外で待つメンバーは「うるさっ!」(小島健)「猿おるぞ」(正門良規)とニヤリ。
恐怖の限界に達したのか、末澤はお化け屋敷内で逆ギレし始めたほか、腰を抜かす場面も(6分30秒頃~)。逃げるように出てきた末澤に、小島は「そんなに? こんな誠也くん見たことない」と目を丸くしていた。その後、別の同伴者と挑んだ末澤は「うるさい!」「もうええって!」と暴言を連発。そんな彼のリアクションはぜひ今動画でチェックを(お化け屋敷でこんなにキレている人、初めて見た)。
再生回数はLil かんさいが11万台、Aぇ! groupは通常回が44万台、ショート動画は12万台(30日時点)。
24日に上がったのは「美 少年【ゆっくり言えば噛まないはず…】噛んだらビリビリ早口言葉!!」(再生回数は30日時点で12万台)。今回はメンバーの佐藤龍我が不在で、美 少年は5人で動画に出演。7 MEN 侍の場合は、冒頭で佐々木大光が欠席した旨をお知らせしていたが、美 少年は特に佐藤のお休みに触れておらず、概要欄にも説明はなし。
なお、19日に配信された「【JGRに挑戦状!!】スプラトゥーン3をやってみた!」内で一同は今動画と同じ服を着ているが、こちらの撮影には佐藤も参加していた。
今回、5人で行うのは「早口言葉選手権」。早口言葉に挑戦し、“噛んだら即罰ゲーム”のプレッシャー企画だ。1周目は1回、2周目が2回、3周目は3回ずつと増えていき、3周できればクリアとなる。途中で誰かが噛んでしまった場合は連帯責任で、全員がビリビリ(低周波治療器)を受けるとか。
ルールを聞いたメンバーは「余裕じゃないですか」(浮所飛貴)「僕らドラマもやらせてもらってますし。そこはしっかりできないといけない」(岩崎大昇)と自信をのぞかせたが……。
最初のお題は「東京特許許可局」(とうきょうとっきょきょかきょく)。「ゆっくりでも噛まなければセーフ」とのことだったが、さっそく2番手の藤井直樹がつまづくと、「お前さぁ!」(浮所)「おーい!」(金指一世)「ふざけんなよ!」(岩崎)とツッコミが飛んだ。
4人がビリビリに悶絶する中、金指のみが「気持ちいい」とニッコリ。痛みを感じていないため緊張感が薄れていたのか、途中で岩崎は「ちょっと待って。金指さ、やる気ある?」と本気のトーンで指摘(8分19秒頃)。岩崎がモゴモゴと話す金指の様子を再現すると、浮所も「口開けろ! 口開ける!」と注意したのだった。
これによって金指も力を発揮したものの、今度は岩崎のミスが続き、「おい!! なんだよ、このクソゲーはよぉ!!」(13分43秒頃)と逆ギレ。調子が狂ったのか、その後も岩崎は「まだ言ってないじゃん。なんだよ!! おい!! おい!! なんだよ!! 言ってみろよ!!」と吠えまくっていた。最終的に成功できたのかどうかは、ぜひご自身の目で確かめてほしい。
28日の動画は「少年忍者【ガチリレー対決】反省してください!!」(再生回数は30日時点で10万台)。少年忍者が秋の大運動会を開催し、前週は2チームによるPK対決だったが、今回は3回戦にわたるリレー対決となっている。
1回戦目は、サッカーボールを蹴りながらカラーコーンの間をドリブルで往復し、次のメンバーに交代していくもの。ここで注目すべきは、前回のPKで「ラボーナ」と呼ばれる特殊な蹴り方を披露した稲葉通陽だ。本人いわくサッカー未経験ながら、驚くほどスイスイと進んでいった(5分過ぎ~)。これにはメンバーも「そよ風ステップやん」とビックリ。
一方、2回戦の四つん這いでドリブルリレー対決では、内村颯太のプレイが問題視され、「性格の悪さが前面でしたね」(川崎皇輝)「みなさん、これが本性ですからね!」(元木湧)とイジられる一幕も。
また、最後のジグザグ全力疾走リレー対決の前に、ヴァサイェガ渉が「ぜってぇ~、勝つからな! お前ら!」と意気込んだところで、元木らしき人物が「サンチェやん」とボソリ。ほとんどのジャニーズファンが「サンチェ」と聞いて思い出すのは、長らくジャニーズに携わっている振付師・サンチェ氏のことだろう。
過去、タレントたちが明かしてきたエピソードを受けて「怖い」というイメージが定着しているためか、Twitter上でも一部ファンが「湧がサンチェさんを呼び捨てにしてる。怒られるって(笑)」「渉のボケに湧ちゃんが『サンチェやん』って言ってるのヤバくない!?」「『サンチェやん』って……ぶっとばされそう」と反応していた。
HiHi Jetsの動画は25日~26日に「【謎解き美術館~前編~】ダ・ヴィンチ、ゴッホ、モネを見破れ!!」「【謎解き美術館~後編~】なりきり『真珠の耳飾りの少女』」の2本が配信されている。
今回は徳島県にある大塚国際美術館とのコラボレーション動画。美術館を貸し切り、2チームに分かれて謎解きゲームに挑戦している。組み合わせは、生真面目コンビ(猪狩蒼弥・井上瑞稀)と、お気楽トリオ(作間龍斗・高橋優斗・橋本涼)に決定した。
最初は問題が書かれた紙を回収する「ばらまきゲーム」とあって、時間を気にする井上が「走っちゃダメなんですよね?」と聞くと、高橋は「走っちゃダメです」と返答。しかし、井上&猪狩はエスカレーターを小走りしており、テロップで「5人は急いでエスカレーターを前進しているけど本当は走るのも歩くのも禁止なの!」と注意を呼びかけていた。
5人が挑むのは絵画の作品名を答える問題や、「1-4 5-8」など数字を見て謎を解くひらめき力が必要なものも。作間は便利なマップ&ガイドを見つけた一方、美術館好きという猪狩は自身の知識を生かして進んでいった。
途中で、ずる賢い戦法に出るメンバーもいたが、最終的には両チームがデッドヒートを繰り広げ、特にゴール目前はハラハラ・ドキドキの展開に。再生回数は1本目が18万台、2本目は12万台(30日時点)。
27日に、「Lil かんさい【朝活でサップヨガ】斗亜の暴走で…大惨事www」がアップされた。Lil かんさいは13日・20日配信回に続いて、大阪の道頓堀でロケを実施。
今回は女性のインストラクターをゲストに招き、SUP(ボード)に乗ってヨガにチャレンジした。瞑想やウォーミングアップを経て、ヨガのポーズを学んでいく一同。タイトルに「斗亜の暴走で…大惨事」とあるように、嶋崎斗亜はSUPの上でダッシュするなどダイナミックな動きを展開。
その大半はメンバーがけしかけていたが、悪ふざけが過ぎた時は大西風雅が「斗亜、暴走しすぎ!」(8分23秒頃)とあきれた反応を見せていた。
23日に更新されたのは「7 MEN 侍【もし…ピカソが猫を描いたら】AI技術で有名画家が蘇る!!」。今野大輝、菅田琳寧、中村嶺亜、本高克樹、矢花黎の5人が登場し、冒頭で矢花が「佐々木大光選手がちょっとしばらくお休みということで……」と報告。テロップでは「今回と次回だけお休みです」と情報を補足していた。
今回は通信アプリ「お絵描きばりぐっどくん」を使った企画。メッセージを送ると、AIがそれをもとに絵を描き、送り返してくれるアプリだという。まずは、お試しで「ピカソが描いた猫」とお題を指定すると、その仕上がりにメンバーは衝撃を受けていた。
その後は「AIアプリ芸術選手権」として、各々が考えたタイトルをもとに出来上がった絵を採点。一人につき2枚用意し、計10枚の中から選んでいく。
メンバーは「刺身を食べるマグロ」「アンディ・ウォーホルが描いた脱ぎたての靴下」「夢でフライドポテトを食べるハンバーガー」などアプリにムチャブリしていたが、なかなか完成度の高いイラストが続出。中には「家でドラムを叩く佐々木大光」というテーマの作品もあり、菅田は「メンバー愛感じるよ~。ちゃんと大光の名前出して」と感心していた。
本人たちは楽しみながら取り組んでいたものの、動画の再生回数は8万台と、公開後1週間の時点でも1ケタに留まっている。