ジャニーズ事務所公認のグループ別2023年版カレンダーの予約が、12月1日より開始。約1週間が経過した現在、各ECサイトのランキングを見ると、やはり大方の予想通り、King&Prince(以下、キンプリ)が首位を独走している状態のようだ。11月4日の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太の電撃脱退&退所発表以降、“キンプリバブル”が発生しており、最新シングル「ツキヨミ/彩り」(同9日発売)は、自身初のミリオンセールスを達成。現体制での最後のカレンダーも「記録的な売り上げになるとみられている」(スポーツ紙記者)という。
各出版社にとって、ジャニーズカレンダーの制作は“一大行事”になっているのだとか。
「週刊誌を発行している出版社には、ジャニーズ事務所に批判的な記事を出しづらくなる弊害もあるのですが、年一高い売り上げが見込めるカレンダーは、やはり喉から手が出るほどほしい。そんな背景から、カレンダーは、ジャニーズと出版社間の駆け引きの“材料”になっている面があるのです。一方、売り上げ数=実質的なファン数と考えられるため、各グループは売り上げの増減に関して、実はファン以上にセンシティブになっており、中には予約数に一喜一憂するメンバーもいるそうです」(出版関係者)
22年度版まで、カレンダー売り上げといえば、Snow Manがダントツだったが、23年度版はキンプリの後を追う形で2位につけている。
「Amazonの売れ筋ランキング(カレンダー)を見ると、キンプリ、Snow Man、なにわ男子、SixTONES、ジャニーズWEST、Sexy Zone、Travis Japan(以下、トラジャ)、関西ジャニーズJr.、ジャニーズJr.の順となっています(12月7日午前11時現在)。キンプリがSnow Manを上回っているというのは、例年にはない動向ですが、残りはほぼ大方の予想通り。ただ、10月末にデビューしたばかりのトラジャがランキング下位に沈んでいるのは、意外といえるかもしれません」(同)
キンプリ以降にデビューしたグループは軒並み売り上げ上位を占めていること、また、デビュー1年目のカレンダーには、ご祝儀的に予約が殺到することを考えると、「世界デビューを引っさげ、鳴り物入りでカレンダーのレギュラーに加わったトラジャとしては、少々不甲斐ない結果」(前出・スポーツ紙記者)だという。
「トラジャを担当する集英社は、22年度版でキンプリを担当していました。キンプリはもともと人気グループですし、22年度版もそれなりに売れたでしょうが、それでも、23年度版の比ではないでしょう。時の運とはいえ、集英社は悔しい思いをしているのでは」(同)
なお、カレンダーは来年3月に一斉発売予定。発売直後の売り上げ順位に変動は見られるだろうか。