11月12日に関西ジャニーズJr.の7人組ユニット「なにわ男子」がCDデビューを控える中、同じくJr.内ユニット・Travis Japan(以下、トラジャ)の「2022年デビュー宣言」が、ジャニーズファンを中心に盛り上がりを見せている。
同3日に行われたトラジャの主演舞台『虎者(トラジャ) NINJAPAN 2021』の会見で、メンバーは来年の干支が「寅年」であることから、「来年は寅年。デビューするぞ!」と22年のデビューを熱望。滝沢秀明副社長も、この会見について報じた一部スポーツ紙に「自信を持って『今だ』と思える瞬間に、彼らが羽ばたく時が来ると思います」とコメントを寄せるという気合の入りようだ。業界内では、「すでにデビューが内定し、“予告”をしたのか、はたまた“有言実行”という願掛けなのか、その真意に注目が集まっている」(芸能プロ関係者)という。
12年7月に結成されたトラジャは、Jr.内ユニットの中では活動歴が最も長く、ここ1~2年ほどは“次期デビュー候補”として有力視されてきた。
「そんな中、ジャニーズ事務所は今年1月、Jr.に『定年制度』を設けると発表。満22歳になって最初の3月31日までに、タレント本人と事務所が話し合い、活動継続について合意に至らない場合、Jr.としての活動を終了するとし、23年3月31日から適用されるとのことですが、すでに退所者が相次いでいます。Jr.の高齢化は事務所内でも問題となっており、タレントたちは自らの将来を考え、『グループ解散』や『退所』と向き合わなくてはならなくなりました。ファンはトラジャのデビューに期待を寄せているものの、メンバーは全員が22歳を超えているため、『事務所に見切りをつけて退所してしまうのではないか』という不安を拭えないようです」(テレビ局関係者)
そうした中で、昨年から一部関係者の間で、トラジャの「21年デビュー説」が出回っていたのだとか。
「しかし、実際にデビュー発表されたのは、なにわ男子だった。なにわのプロデュースは滝沢氏ではなく、藤島ジュリー景子社長が担当しており、内情を知る関係者からすれば“割り込み”されたという気持ちだったようです。『西のなにわ男子、東のトラジャ』と呼ばれる両グループですが、同じJr.でもジャニーズ内での立場はまったく異なっていました」(前出・芸能プロ関係者)
そして今回の「デビュー熱望」。これは応援してくれているファンのみならず、身内に向けての“宣誓”とも捉えられているようだ。
「トラジャを早くデビューさせたいと考えているのは、何より滝沢氏というだけに、マスコミに向けて声を大にしてデビュー宣言したことも、彼の“戦略”の一つなのでしょう。またしてもジュリー派閥のグループが予期せぬ動きを見せ、トラジャのデビューを先延ばしにされる可能性もありますから」(同)
今回の発言をメンバーや関係者、そしてファンも「してよかった」と思える展開に期待したい。