11月12日にジャニーズ事務所からCDデビューを果たした7人組グループ・なにわ男子。多くのメディアで彼らに関する話題が取り上げられている中、業界内では、ジャニーズJr.内ユニット・Travis Japan(以下、トラジャ)の“2022年デビュー説”が盛り上がりを見せつつあるという。「同グループのデビューは滝沢秀明副社長にとっても悲願。さらなる知名度や人気アップのため、YouTubeでは独自のアプローチを画策している」(テレビ局関係者)ようだ。
トラジャは、宮近海斗、中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也、松田元太、松倉海斗の7人からなるユニット。マイケル・ジャクソンの振付師・トラヴィス・ペイン氏がメンバーの選考に携わり、12年に結成された。ユニットの持ち味である高いダンススキルを生かすべく、今年8月にはジャニーズ初のダンス専門YouTubeチャンネル「+81 DANCE STUDIO」を開設。動画では、トラジャメンバーが、歴代ジャニーズの名曲にのせて新たなダンスパフォーマンスを披露しており、これまでに11曲のダンス動画が投稿されている。
「このチャンネルは滝沢氏肝いりの企画で、撮影やレッスンのため、専用の稽古場が用意されているそうです。メンバーも昼夜問わずレッスンをしているといい、その甲斐あって、7人全員の揃ったパフォーマンスからソロカットまで、チャンネル開設以降、毎週複数の動画が投稿され続けています」(テレビ局関係者)
なお、同チャンネルは知名度や人気アップを目的としたもので、実際、新規ファンの獲得にも大きく貢献しているのだとか。
「チャンネル発足時、彼らが最初にパフォーマンスしたのは、嵐の代表曲『Love so sweet』でした。嵐は昨年末をもってグループ活動を休止しているだけに、“ロス”に陥っているファンの目が、少しでもトラジャに向くようにという“戦略”なんです」(同)
ほかにも、TOKIOやシブがき隊、少年隊など、現在はもう音楽活動していない、もしくはジャニーズを離れたグループ・個人の楽曲を積極的にパフォーマンスしているのは、こうした思惑もあったようだ。
「この“浮動票集め”はかなりの効果が期待できるだけに、いまやトラジャのメインの活動にもなりつつある。ファンの絶対数を増やしつつ、幅広い世代にも認知されるとあって、事務所はYouTubeチャンネルに相当なコストをかけるようになっているんです」(同)
それでも昨年デビュー時点での、Snow ManやSixTONESには「まだ人気が一歩及ばない」(同)というトラジャ。これまでのジャニーズにはなかった企画で、さらなる弾みをつけてくれることに期待したい。