芸能他 『ファルコン・レイク』が紡ぐ思春期特有の危うさと、楽しさと隣り合わせの恐怖 8月25日よりカナダ・フランス合作の映画『ファルコン・レイク』が公開中。原作は邦訳版が第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞に輝くなど、高い評価を得たフランスのバンド・デシネ 『年上のひと』だ。 『aftersun/アフターサン』にも似た、スクリーンで観てこその映画 監督・脚本は俳優としても活躍するシャルロット・ル・ボン。初… 続きを読む ... 2023.08.26 芸能他
芸能他 『ミンナのウタ』が『呪怨』以降の清水崇監督のベストを叩き出した理由 8月11日よりホラー映画『ミンナのウタ』が劇場公開中だ。先に申し上げておくと、本作は1999年製作のオリジナルビデオ版『呪怨』以降の清水崇監督のベスト。めちゃくちゃ恐ろしくて面白い、ジャパニーズホラーの新たな“正解”を叩き出した快作だった。 目玉となっているのは、ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で出演… 続きを読む ... 2023.08.14 芸能他
芸能他 『トランスフォーマー/ビースト覚醒』はシリーズのミックス定食的なおいしさ 8月4日より『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が劇場公開中だ。本作はハスブロ社の同名の玩具を題材とした、SFアクション映画『トランスフォーマー』シリーズの通算7作目。その6作目かつスピンオフ作品『バンブルビー』の続編的な立ち位置なのだが、人間のキャラクターは一新され、物語も独立しているので、関連作品をまったく見ていなくても問題なく楽しめるだろう。 結論から申し上げれば、小… 続きを読む ... 2023.08.04 芸能他
芸能他 『イビルアイ』の良い意味で意地が悪い、おばあちゃんが怖い系ホラー映画の魅力 メキシコのホラー映画『イビルアイ』が7月27日より公開中。本作は“定番”と言える恐ろしさがありながら、後述する監督の作家性を生かしたツイストの効いた展開も大きな見どころとなっていた。その魅力を記していこう。 ホラーとして定番の“型”がある 都会に住む13歳の少女ナラは、奇妙な病気にかかった妹の療養のため、家族とともに田舎の祖母の家… 続きを読む ... 2023.07.29 芸能他
芸能他 もはや変な笑いが出てくる『ミッション:インポッシブル』最新作の魅力 7月21日より『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』が公開中だ。すでに世界累計ではシリーズ最高のオープニング記録を樹立しており、その評価もすこぶる高く、米批評サービスRotten Tomatoesでは350人以上による批評家の支持率が96%にまで到達した。 それも納得の面白さと完成度。トム・クルーズががんばり続ける姿がまたも“史上最高”を更新して… 続きを読む ... 2023.07.21 芸能他
芸能他 実写版『呪術廻戦』的な実話謎解きアクションホラー『ヴァチカンのエクソシスト』 7月14日より『ヴァチカンのエクソシスト』が公開中だ。本作は生涯で数万回の悪魔祓いを行ったという、実在のエクソシストであるブリエーレ・アモルト神父の著書「エクソシストは語る」に基づいている。 つまりは「実話もの」であるのだが、お堅い印象はほとんどなく、まるで『呪術廻戦』のようなド派手なバトルが楽しめる、エンターテインメント性抜群の“謎解きアクションホラー”になっていたのが嬉… 続きを読む ... 2023.07.15 芸能他
芸能他 『1秒先の彼』岡田将生の“残念なイケメン”がキュートな謎解き恋愛映画の魅力 『1秒先の彼』が7月7日より公開中だ。同作は2020年製作の台湾映画『1秒先の彼女』の日本リメイクで、かわいらしくてクスクス笑えて楽しい(良い意味でちょっぴり怖い?)万人向けの「謎解き恋愛映画」になっていた。その魅力を紹介しよう。 岡田将生と清原果耶、それぞれの正反対のベクトルのかわいらしさ 郵便局の窓口で働くハジメ(岡田将生)は… 続きを読む ... 2023.07.09 芸能他
芸能他 差別がまかり通る村社会で輝く山田杏奈の「眼」…映画『山女』の魅力 映画『山女』が6月30日より劇場公開されている。本作で紡がれるのは、柳田國男の「遠野物語」に収められた民話に着想を得たオリジナルストーリー。『リベリアの白い血』と『アイヌモシリ』で各地の民族にフォーカスを当ててきた福永壮志監督が、NHK連続テレビ小説『らんまん』の脚本を手がけた長田育恵を共同脚本に迎えて作り上げている。 その大きな見どころは、若手俳優の中でも抜きん出た実力と… 続きを読む ... 2023.06.30 芸能他
芸能他 宝くじで高額当選した“ダメ人間映画”として秀逸な『To Leslie トゥ・レスリー』 『To Leslie トゥ・レスリー』が6月23日から公開されている。本作はアメリカ国内では単館での公開かつ小規模な宣伝しか行えなかったものの、ハリウッド俳優たちによる上映会の開催やSNSでの投稿などが大きな後押しになり、アンドレア・ライズボローが第95回アカデミー賞主演女優賞へのノミネートを果たした注目作。現在、米批評サービスRotten Tomatoesでは批評家支持率93%と圧倒的な… 続きを読む ... 2023.06.25 芸能他