ryuchellはまるで「昭和のお父さん」――pecoとの離婚後、失望する人が多い理由
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「愛をちゃんとくれた」ryuchell(りゅうちぇる) 『サンデー・ジャポン』(1月22日、TBS系) 芸能人が夫婦仲、家族仲をウリにして、それをビジネスにつなげるというのは案外リスクがあることなのかもしれない。 夫婦仲、家族仲というのは、日々変化するもので、いい時もあれば悪い時もある。しかし、良き妻・夫、良き母・父として、ママタレ・パパタレ活動をしてしまうと、夫婦仲も家族仲も、“...
西山茉希、皇治との再婚は慎重に――「子どもよりオトコを選んだ」イメージが今の時代に致命的なワケ
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「OKするのが西山茉希」西山茉希 『ダウンタウンDX』(1月5日、日本テレビ系) 一昔前、女性芸能人は「愛される」ことに意味があった。なので、 結婚した女性芸能人が“勝ち組”で、離婚経験者や独身女性は“負け組”というように自動的にくくられていたといっていいだろう。勝ち組の中でも、特に社会的地位が高いとか裕福な男性と結婚した女性タレントは、“上”に見られた。 そう考えると、かつて女性芸...
ジャガー横田の夫と息子は、SNSの魔力に取り憑かれている――ファミリーチャンネル閉鎖で彼らが身を持って知るべきこと
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「今日で終わりにしたいと思います」ジャガー横田 「ジャガー横田ファミリーチャンネル」1月1日 有名人になりたい。誰もが、人生で一度くらいは、こんな願望を持つことがあるのではないだろうか。しかし、有名人になるには、世間サマをうならせるような業績を上げなければならないし、大衆に幅広く愛されるキャラクターも必要となる。言うまでもなく、これらを成し遂げることは並大抵のことではなく、有名人にな...
『あちこちオードリー』若林正恭、「人を傷つけない」ための過剰な気遣いが生んだ“嫌なシニカル”
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「テレビ局が教育してくれよ」オードリー・若林正恭 『あちこちオードリー』(12月21日放送、テレビ東京系) 「キャラ」という武器を引っ提げてテレビの世界に挑み、人気を得た芸人は少なくない。しかし、だからといって、安心はできないだろう。なぜなら、自分も時代も変わるからだ。 例えば、ダメ男とばかり付き合い、痛い目に遭ってきた経験をウリにする恋愛ベタキャラのオンナ芸人が結婚したら、もうこ...
アンミカの“ポジティブ思考”に見る暗さ――「人生はブーメラン」発言が危険なワケ
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「因果応報ですね」アンミカ 『EXITV』(12月8日、フジテレビ系) 物事を肯定的、積極的に捉えることを意味する言葉「ポジティブ」。自己啓発業界を中心に、ポジティブであることは、まるで一点の曇りもない 青空のようにさわやかで、 「いいこと」とされ、ポジティブな思考回路を手に入れるためのハウツーが世の中にはあふれている。 確かにやりたいことがあるのに、「自分には無理だ」と決めつけて...
杉田水脈氏は“オジサン”の操り人形である――「ともかく目立つ」「弱い者を叩く」政治家としての処世術が限界のワケ
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「重く受け止めております」総務大臣政務官・杉田水脈氏 参院予算委員会、12月6日 月刊誌「新潮45」2018年8月号(新潮社)に寄稿した「『LGBT』支援の度が過ぎる」という論考で、同性カップルについて「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」と述べた総務大臣政務官・杉田水脈氏。 いくら言論の自由があるとはいえ、人権意識が著しく欠如した発言といえるだろう。このほか...
石橋貴明の「若い子とがんがんセックス」宣言に“老い”を指摘――「新しい大御所」研ナオコの秀逸さ
私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。 <今回の有名人> 「できるんだったら、やってきな」研ナオコ 『石橋貴明プレミアム第18弾 タカさんと話題の人たちあっち向いてホイ!』(Abema TV、11月27日) かつて一世を風靡し、顔と名前は広く浸透しているけれども、今、テレビで見ることは減った――そういう芸能人たちが、「ベテラン」とか「大御所」と呼ばれ、時折バラエティ番組に出ることがある。制作側の狙いは、「あの大御所が登場」という演出により、...
『ワイドナショー』武田鉄矢を「老害」から「いじってもいい人」に味変させた野沢直子のスゴ技
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「重要だって、あたしは」野沢直子 『ワイドナショー』(11月13日、フジテレビ系) テレビを見て、こんなに笑ったのは久しぶりだ。11月13日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)にリモート出演した芸人・野沢直子。彼女が米サンフランシスコ在住ということもあり、アメリカの中間選挙についてコメントしていた。 同番組コメンテータ...
『笑点』を自主降板――二代目・林家三平は、「面白くないまま」大喜利を続ければよかったと思うワケ
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「未熟な自分は、もっと人生経験を積んで勉強する必要があると感じたから」二代目・林家三平 『徹子の部屋』(テレビ朝日系、11月9日) 二代目・林家三平(以下、三平)が、演芸番組『笑点』(日本テレビ系)の大喜利レギュラーになったのは、2016年のこと。当初から「面白くない」「父親である初代・林家三平の七光り」というふうに、彼の実...
西野亮廣がエンタメ界で売れるワケ――後輩芸人に小バカにされる隙と「現実的すぎない」トーク
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。 <今回の有名人> 「周りを勝たす人」キングコング・西野亮廣 『トークィーンズ』(10月27日、フジテレビ系) 2019年に亡くなった作家・田辺聖子さんの短編集『孤独な夜のココア』(新潮文庫)に、『石のアイツ』という作品が所収されている。売れっ子となったテレビドラマの女性シナリオライターが、売れない時代に同棲していたシナリオ学校で知り合った男...