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老いゆく親と、どう向き合う?

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母の年金を使い込んでいた兄! 消費者金融の返済で介護サービスへの支払いがピンチ……

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  庄司美智代さん(仮名・51)はバツイチで一人暮らしだ。実家には認知症の母親(80)と仕事をしない兄(53)が二人で暮らしている。兄は、母親の認知症が進んでも介護サービスを利用することに反対し、庄司さんは頭を悩ませていた。 ▼前回はこちら 母の通帳から引き出されていた大金  兄には内緒で、母...

親の年金で暮らす兄は、認知症になった母を放置していた――「そんな金どこにあるんだ」

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 「このままでは、施設の利用料を払えない……」  庄司美智代さん(仮名・51)は焦っていた。 母と暮らす兄は、すぐにキレて何をするかわからない  庄司さんは、10年ほど前に離婚し、派遣社員をしながらなんとか自分ひとり分の生活費を稼いでいた。実家の父は早くに亡くなり、母親(80)と兄(53)が二人で...

いつも明るく笑っていた義母だったが……家計簿に書かれていた“本心”

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 義母の苦しみに気づいてあげられなかった  林田由佳さん(仮名・43)の義母が、二度目の脳梗塞を起こしたと連絡がきたのは2カ月前のことだった。 「半年前に最初の脳梗塞を起こして、がんばってリハビリをしているところでした。それが2度目の脳梗塞によって、回復が絶望的な状況になってしまいました。もう...

母がエンディングノートに書き残していた「望み」とは? 母親を看取った30代女性の胸中

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  末期がんの母、晃子さん(仮名)と高次脳機能障害の父、博之さん(仮名・69)を同じ有料老人ホームに転居させ、二人の時間をつくった中村さんは、ホーム近くのホテルに泊まり込んで晃子さんを看取った。 ▼前回はこちら エンディングノートに母が書き残していた  晃子さんは直接斎場に行かず、いったん自...

「今日がヤマ」と言われてから2週間……30代シングル女性が冷静に見つめた母の“最期のとき”

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  中村万里江さん(仮名・36)は、末期がんの母、晃子さん(仮名)を最期に高次脳機能障害の父、博之さん(仮名・69)と過ごさせたいと考え、隣県の有料老人ホームに2人を転居させることにした。 ▼前回はこちら 母と兄、3人で最後の自宅生活  晃子さんが退院して、ホームに移るまでの4日間、中村さん...

末期がんの母の思い「お父さんと一緒に過ごしたい」――30代シングル女性が選んだ、両親“最期の住まい”

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  2020年秋、中村万里江さん(仮名・36)から、「母が亡くなりました」と連絡が来た。中村さんの母、晃子さん(仮名)の介護については「要介護4の父と生活保護の兄……30代女性が背負った“家族”と“介護”の現実」で紹介した。  有料老人ホームにいる高次脳機能障害の父、博之さん(仮名・69)と末...

40代で若年性認知症になった夫――「逆に雄弁に社交的になった」変化に戸惑う妻

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 若年性認知症の日常を発信しはじめた  上原苑子さん(仮名・48)の夫は若年性認知症だ。40代なかばで発症し、5年が過ぎた。できないことは増えていると夫も上原さんも感じているのだが、第三者から見るとそうではないらしい。  夫と会って話した人からは、抱いていた認知症のイメージと違うせいか「普通に会...

「まだ死ねん」と鼓舞する100歳の夫、「死にたい」と泣く妻と生きる“超老々介護”の日々

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。今回はその番外編として、3月25日から公開されるドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』における老親と一人娘の介護を見てみたい。 90半ばで家事をはじめた父。働く娘を思いやる  一人娘でシングル。超高齢の両親は2人で広島県呉市に暮らしており、母親は認知症...

母の愚痴、ボケが進んだ父――「いい加減にしてくれよ」と親を叱る一人息子の憂鬱

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 妻は銘柄で選んだ  木村保和さん(仮名・56)はバツイチだ。勤務していた会社を早期退職して、今は投資で生計を立てている。木村さんの話を聞いていると、仕事柄なのか「銘柄」という単語が頻発する。 「前の妻とは30代のはじめに離婚しました。僕が妻という“銘柄”を見分ける目がなかったんだと思いますね。...

富裕層のはずが介護費用もままならない!? ケアマネジャーが見た、エリート家族の闇【後編】

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  自他ともに認める“スゴ腕”ケアマネジャーの野中瑛子さん(仮名・52)は、担当する利用者の家族までケアすることが多い。最近も難しい家族を担当した。松原種子さん(仮名・83)と清さん(仮名・85)夫婦、それに仕事がうまくいかなくなり、北米から帰国した次女の小百合さん(仮名・52)だ。  エリート...