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老いゆく親と、どう向き合う?

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姉との関係はずっと悪かった――姉妹で「連絡を取らないよう」仕向けていた母の意図とは?

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  前回「仲良し姉妹の『3世帯同居』、母の介護も『妹と協力していけば大丈夫』と思っていたが……」では、仲の良かった姉妹が「他人のはじまり」となるまでを紹介した。逆のパターンもまたある。それが竹本多恵子さん(仮名・56)と姉の志津子さん(仮名・58)だ。 姉との関係はずっと悪かった  多恵子さん...

仲良し姉妹の関係は簡単に変わった……認知症の母について「妹とは気持ちが通じ合ってる」と思っていたが

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  親の「ヨロヨロ・ドタリ」期には家族の関係も変わっていく。川原路子さん(仮名・53)と妹の由美さん(仮名・50)の話を続けよう。  路子さんと由美さんは、父親と離婚した母親の土地に家を建て、3世帯で仲良く暮らしていた。母親の物忘れがひどくなったころ、シングルマザーだった由美さんが再婚した。路子...

仲良し姉妹の「3世帯同居」、母の介護も「妹と協力していけば大丈夫」と思っていたが……

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 これまで老親の「ヨロヨロ・ドタリ」期に変わっていった親夫婦、親子の関係を見てきた。今回は姉妹の関係をご紹介したい。 父は敵。母と姉妹の結束が固くなった理由  川原路子さん(仮名・53)と妹の由美さん(仮名・50)の仲の良さは、周囲からもうらやましがられるほどだった。これは、複雑な家庭環境も影響...

「わが母ながら立派」と思っていたが……同居する弟夫婦は「他人以下」、父の介護に一人で取り組む心情は聞くに聞けない

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。前回、「母のおもらしが増え、家中が臭くなり、怒鳴る父……変わってしまった実家に娘の複雑な思い」で、免許返納を父親に言い出せないと悩む娘を紹介したが、この記事を読んだ方から「我が家も同じような悩みを抱えています」という声をいただいた。高齢の親が車を運転している、辞めさせたいがなかなか難しいという子...

母のおもらしが増え、家中が臭くなり、怒鳴る父……変わってしまった実家に娘の複雑な思い

 “「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  今野八重子さん(仮名・56)の両親は2年前まで元気に農作業をしていたが、母の昌子さん(仮名・78)が認知症を発症した。父の次郎さん(仮名・79)が家事や介護をしていたが、農業も続けられなくなったうえに昌子さんのトイレの失敗が増えるなどして、苛立ちが募るようになった。  様子を見に実家に通い...

実家の将来は“安泰”と思っていたが……「おかしいなと思った」母の言動と、あっという間に崩れた生活

 “「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  これまで、晩年になって大きく変わった夫婦の関係をいくつかご紹介してきた。変わるのは夫婦関係だけではない。当然のことながら、子どもと老親の関係も変わっていく。子どもにとっては、いつまでも親は親だ。それでも、親が老いていくと変わらざるを得ないものがあるのもまたつらい現実だ。 実家の将来は安泰だ...

「父ちゃんが浮気してる」「女の人が来てる」幻覚に苦しむ認知症の母に、“写真”に撮って確認させた

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  井波千明さん(仮名・56)の母親は夫の死後、夫が浮気しているという幻覚に苦しめられた。パーキンソン病と肺高血圧症が悪化した母親は、井波さんと同じマンションの上階で暮らし、寂しい思いをする母親のために、父親は実家とこのマンションを行き来していた。そしてマンションに滞在中、父親は急変し、意識が戻...

亡くなった父へ、娘が抱く後悔と自責……「父の言葉をいいように解釈して、苦しみから逃れてる」と語る胸中

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  井波千明さん(仮名・56)の母親は仲の良かった夫の死後、夫が浮気しているという幻覚に苦しめられた。両親は隣県で暮らしていたが、父親にガンが見つかり、両親は井波さん宅に滞在して治療に通った。治療終了後いったん実家に戻ったが、母親は肺の病気が悪化したため、母親だけ井波さんと同じマンションの上階で...

「震えた字で『父ちゃんのバカ』って」――母は晩年、夫が浮気相手と一緒にいるという「幻覚」を見ていた

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  夫婦の関係は、晩年になって大きく変わることがある。「“良妻賢母”の代表のような母が……『冷蔵庫がしゃべる』『テレビが動く』と訴える、明らかな変化」では、妻のことが大好きだった夫が、ホームに入居後妻にひどい暴力をふるうようになった。「『長女の私に、とにかく厳しかった』監視する母とアル中だった...