• Wed. Aug 10th, 2022

老いゆく親と、どう向き合う?

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母の愚痴、ボケが進んだ父――「いい加減にしてくれよ」と親を叱る一人息子の憂鬱

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 妻は銘柄で選んだ  木村保和さん(仮名・56)はバツイチだ。勤務していた会社を早期退職して、今は投資で生計を立てている。木村さんの話を聞いていると、仕事柄なのか「銘柄」という単語が頻発する。 「前の妻とは30代のはじめに離婚しました。僕が妻という“銘柄”を見分ける目がなかったんだと思いますね。...

富裕層のはずが介護費用もままならない!? ケアマネジャーが見た、エリート家族の闇【後編】

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  自他ともに認める“スゴ腕”ケアマネジャーの野中瑛子さん(仮名・52)は、担当する利用者の家族までケアすることが多い。最近も難しい家族を担当した。松原種子さん(仮名・83)と清さん(仮名・85)夫婦、それに仕事がうまくいかなくなり、北米から帰国した次女の小百合さん(仮名・52)だ。  エリート...

ケアマネは見た! 50代の娘が引きこもりに……富裕層の暮らしから一転、エリート家族の闇【前編】

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 家族をまるごとケアする  野中瑛子さん(仮名・52)はスゴ腕ケアマネジャーだ。自称でない証拠に、他のケアマネジャーでは手に負えなくなった“困難ケース”と言われる難しい利用者の担当が回ってくることが多い。  手に負えないのは、高齢者本人だけではない。 「ご本人だけならまだ何とでもなります。利用者...

「義弟から聞いてゾッとした」認知症の母の介護を妹夫婦に任せた兄、背筋が凍ったと話す事情

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  石田和弘さん(仮名・56)の母・澄子さん(仮名・82)は認知症が進み、いったんは東北地方の実家近くに住む妹・真理さん(仮名・54)のもとで暮らしていたが、間もなく真理さんの夫と折り合いが悪くなり、ホームに入ることになった。コロナ禍で実家に帰ることもままならない石田さんは妹夫婦に大きな負担を...

「女ってコワいね」妹に認知症の親を任せた兄、「たった半年でホームなんて」と話すわけ

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 女ってコワい  「いやぁ、女ってコワいね」。石田和弘さん(仮名・56)は、感に堪えないようにもらした。  石田さんのいう「女」、それは妹・真理さん(仮名・54)のことだ。 「妹のダンナから電話が来たんですよ。妹が出て行ったと。寝耳に水でビックリしましたが、義弟にとってもそうだったらしいんです」...

嫁はフィリピン人。「ダイジョーブよ、母ちゃん」認知症の義母の失敗も笑い飛ばす、まるでコメディアン

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 ダイジョーブよ、母ちゃん!  介護施設やデイサービスで、外国人の介護職員を見ることも珍しくなくなった。こんな人がいてくれたら気持ちが安らぐだろうと思うこともよくある。  訪問ヘルパーをしている押野和恵さん(仮名・53)が担当している丸田孝子さん(仮名・85)の息子の嫁、マリアさん(仮名・40)...

弟を溺愛する母から「もう二度と会いたくない」と怒鳴られても……毎週、実家に通う理由

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  運転に過剰な自信を持ち、運転をやめようとしない母親に悩む宮下いづみさん(60)と母涼子さん(仮名・85)の話を続けよう。 母のような人間にはなりたくない  見えてくるのが、涼子さんの異常なまでの自信とプライドの高さだ。宮下さんは「母は自分は世界一運転がうまいと思っている」と言う。『高齢ドラ...

85歳でも運転免許を返納しない母、娘の説得に「恩知らず」と逆上! 父は「ママは運転がうまい」は甘やかすが……

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社) そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。 「母のおもらしが増え、家中が臭くなり、怒鳴る父……変わってしまった実家に娘の複雑な思い」や、「『わが母ながら立派』と思っていたが……同居する弟夫婦は『他人以下』、父の介護に一人で取り組む心情は聞くに聞けない」でも紹介したように、「高齢の親に運転をやめさせたい」と頭を悩ませている子どもは少なくな...

老いてなお「姫」の母、振り回される娘2人は「金輪際、電話もかけてこないで」! 普通の母親なら子どもを心配するが……

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  竹本多恵子さん(仮名・56)と姉の志津子さん(仮名・58)は、常に自分に注目してもらっていないと気が済まない母久江さん(仮名・80)に振り回されている。多恵子さんと姉は久江さんの悪意ある互いへの愚痴によってずっと関係が悪かったが、度重なる救急車騒ぎを経て姉妹の関係は一変した。 母は「姫」...

姉との関係はずっと悪かった――姉妹で「連絡を取らないよう」仕向けていた母の意図とは?

“「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける” ――『百まで生きる覚悟』春日キスヨ(光文社)  そんな「ヨロヨロ・ドタリ」期を迎えた老親と、家族はどう向き合っていくのか考えるシリーズ。  前回「仲良し姉妹の『3世帯同居』、母の介護も『妹と協力していけば大丈夫』と思っていたが……」では、仲の良かった姉妹が「他人のはじまり」となるまでを紹介した。逆のパターンもまたある。それが竹本多恵子さん(仮名・56)と姉の志津子さん(仮名・58)だ。 姉との関係はずっと悪かった  多恵子さん...